ラブバイチャンス(LBC)と赤い糸(UWMA)という2つのタイBLを経て、台湾BLに手を染め始めた。約20分ドラマ全4回。HIStoryシリーズとしてオムニバス作品が他にも何点かある模様。まぁ、どれから見始めても良かったんだけどなんとなくこれに。
ヒロインのラン・シーは神の手違いで、いじめられっ子スーレンの代わりに死んでしまう。身体も焼かれて戻ることもできない。お詫びにスーレンの体に魂を移してもらうも「7日以内に彼氏のインションからキスしてもらえないとそのまま死んでしまう。」と言われる。ラン・シーはスーレンの身体のままインションからキスしてもらうため奔走する。
なんだこれ。ファンタジー系なんだけど、トランス系も入り混じってなかなかカオスなドラマだ。この神とのやりとりってコントなのか?もしかしてこれはギャグドラマなのか?どういう心構えで見ればいいのか困惑しながらも視聴を続ける。
第1話なんかはこのファンタジーな設定を説明するのに結構な尺を費やすためあまりドラマとしての動きはない。あやうく視聴を諦めるところだった。
だけどもボクは辞めなかった。
視聴に耐えうる理由はひとつ、インション役のアーロン・ライがイケメン過ぎたからである。
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なんだあの顔!あの身体!バキバキのゴリゴリで強そう笑
国立台湾大学出身で高校ラグビー台湾代表の180センチ越えの長身。
あ、やっぱつえー奴だわ。。。ラグビーの身体か・・・なるほど。バキバキなのはわかった。そのうえめちゃくちゃに頭がいいのもわかった。神はなんであんな端正な顔立ちまで与えた・・・。そんなんチートだろ…。
タイBL組がイケメンとかわいらしいキャストのイメージに対して、なんというか「男前」なのが印象的。こう、目力があって惹きつけられる俳優だなと思う。あんなんイケメンすぎて釘付けになるわ。
個人的な感想だけど、スーレン役はそんなにって感じでした笑
素朴で台湾の普通っぽい顔立ちで、好みではないけれども可愛らしいとは思う。ラン・シーが憑依(?)しているときの演技とかそういうのは全体的によかったよ。
当たり前なのだが、インションにとってスーレンはどことなくラン・シーに重なる。
ラン・シーのアプローチによってインションはスーレンに気持ちが動いていく。
引き寄せられ口づけする瞬間に我に返って「飲みすぎた」と狼狽えながら立ち去る姿は漫画のワンシーンのように美しい。
しかし、そうなるとラン・シーにとってひとつ悩みが増える。インションがキスをしようとしたのは、自分に対してなのか、スーレンに対してなのか。
一方のインションも自分の気持ちに戸惑っていた。一緒に過ごす中でスーレンを強く意識してしまう。
ふたりはぎこちなくモヤモヤして生活をする。
ここでランニング後の水のペットボトル間接キスがちょっと萌える。
インションははじめ口をつけないように水を飲んでスーレンに渡した。それを見ていないスーレン(ラン・シー)はちょっと嬉しそうに水を飲んで返す。口をつけたのをみたインションは今度はペットボトルに口をつけて水を飲んでスーレンに渡す。
インションのまるで中学生の恋愛のようなピュアな態度が微笑ましい。スーレンを気にしだしてからは加速度的に気持ちが盛り上がっていくのが見て取れる。
ペットボトルの水を1本飲み終わったあと、そっと次のボトルを取り出すシーンはギャグだよね???
その後もイチャイチャ場面はいくつかあって、スーレンの口からポッキーをもらうシーンはおそらく当時渾身の萌えシーンだったはずだ。しかし僕は知っている。「ポッキーとBL」においてはとあるタイドラマのほうがすさまじい破壊力を持っていることを。こういうのは時代とともに過激になっていくものなのだろうか。(いいぞもっとやれ)
ふたりでジェンガや筋トレ?をしているときのインションはとても楽しそうだ。
ある日、インションはゲイに関するネット記事を読む。その記事に対してスーレン(ラン・シー)は「外で手を繋げないし抱きしめることもできないから息子にはゲイになってほしくない」と口にする。その言葉がインションを傷つけてしまう。
ラン・シーは自分の身体でもとに戻るつもりでいるけど、スーレンとしてキスされないといけないことをちゃんと覚えているのか?男の身体をした自分にキスしてもらわないといけないのに、よくそんなこと言えたな。自由なお嬢様っていう設定が悪い方向にしか作用しない。
ついでにインションもゲイの経験人数みたいな記事で様子伺うのは悪手だよ。絶対もうちょっとソフトな記事あるだろ。まさかスーレンのことを好きになりすぎてやりたい盛りにまでなったのか?だとすれば「ストレートな自分」からの決別が早すぎて笑う。
まぁ、美男美女の理想のカップル像を意識した結果、いままでは本当の自分を知らないふりしていた可能性もあるけれどもね。
なんやかんやすれ違ってしまったふたり。ラン・シーはスーレンの日記を読み返すことで彼の本当の気持ちを知る。スーレンが好きだったのは、なんとインションだったのだ。(そりゃそうだ)
大きな溝を感じてラン・シーは彼の部屋をあとにする。
インションは朝、スーレンがいないことに気づく。そして、ラン・シーが放置したスーレンの日記から改めて彼の思いを知り走り出す。
ちなみに、このインションの目覚めのシーンがたまらなくセクシーである。鍛えられた張りのあるヒップラインが最高すぎる。
というかラン・シー、ぴっちりしたボクサーパンツ派のインションにハート柄のトランクスプレゼントしたのか。そりゃスースーして履き心地悪かっただろうに。。。
それはそうと、居場所がわかっていたかのようにラン・シーの元にたどり着いたインション。問答無用で熱いキスをする。そしてスーレンが現世に蘇り、ラン・シーが「私はこのドラマの脇役だった」と肩を落とすオチで終わる。ジェンガや筋トレの思い出がラン・シー変換で回想されるのはちょっと切なかった。仕方ないといえば仕方ないんだけどもね。
熱いキスで終わってしまう。あー。。。ここで終わるかぁ。エピローグが欲しかった…。インションとスーレンが思う存分に愛を育む幸せな世界線を見て終わりたかった。ここからが始まりだろ!続編必須だろ!!
間接キスにドキドキしちゃうようなピュアなインションをもっとください。
ugatak514.hateblo.jp
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