ゆうがたヒーロー

日曜の朝でなくても誰だってヒーローに憧れてる

感想『機界戦隊ゼンカイジャー』最終回。Vシネ発表でゼンカイ脳もこれが最後‥じゃなさそうだ。

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『機界戦隊ゼンカイジャー』まとめたなぁ。

 

介人の人格形成における両親

両親が失踪していなかった世界線から始まる。

絶対に記憶認識に矛盾が発生するはずだけれども、両親はいつものように大学で研究を続けていたことになっている。ゼンカイジャーはいなかった世界だけれどもセッチャンは起動している世界。どこか違和感を覚える介人の少ししんみりした冒頭が改めて最終回であることを物語っている。

幼い頃に両親がいなくなった経験が、介人の人格形成に大きな影響を与えている。

ジュランやガオーンらに出会う前のなにかと「世界初」を追い求めるのはいなくなった両親の影を必死に追い求めていた結果である。

ゼンカイジャーとして活動していくなかで、ワイワイとできる居場所ができて両親も取り戻した。それがこの1年の五色田介人という人間だ。

そんな彼から「両親が失踪しなかった」記憶での生活を強いれば、人格形成に大きな影響が生じて違和感が出てくる。キカイノイドの仲間たちと作り上げてきた思い出も、空いていた心を埋めるようなものばかりであり、簡単に記憶を置き換えることは出来ない。

ゼンカイ世界で大きく記憶改変をされた介人が、自力で記憶を取り戻すのはある意味では必然だったのかもしれない。

 

 

世界はつながる

トジテンド倒して終わり、平和になりました。ということもできた。そこに神様という飛び道具を投入してどうなるかわからない展開を続けてきた。

ぽっと出最強カードの神様を使ったことでまとめ方が難しくなったところを、きちんとゼンカイザーとして決着をつけたのはさすがとしか言いようがない。

新規怪人も出さず、ジュランやガオーンたちもいない状況でイマジネーションゼンカイジャー&ゴールドツイカー&ステイシーザー総出で戦う演出はおもわずうるっとしてしまった。その場にはいないけれども、介人の心には常に彼らがいたことがよく分かる。

本当は戦う必要がない世界になったけれども、最期の戦いをこういう形で見せてくれるのは誠意を感じる。

そして、最期にはジャンケンで決着をつけるあたりがさすがはゼンカイジャーである。

おかげで世界は再び開放された。

 

脚本家、香村さんの癖なのか好きな結末なのか、世界がつながって拡張されるエンドはジュウオウジャーを思い出す。冒険に余白を残すあたりはルパンレンジャー…は流石に僕だけかな、こじつけだね。

ゼンカイ世界の住人はどの世界にも適応できる柔軟性をもっていたから平行世界交流はお手の物。

でも他の世界同士は衝突しないだろうか…。ご時世的にちょっとだけ世界交流が広がることに不安を感じてしまった。通貨の概念とかどうなったんだろうか。バカンスやマンガは産業としてやっていけるけどもムカイカゼやらサカサマなんかはどう交流していくのか疑問しかない…。いや考えちゃだめだ。きっとうまくやってる。きっと。

 

 

ステイシーとゾックス、キカイノイドたち

ステイシーは王となってトジテンド再興するかと思いきや、庶民(?)として復興に力をいれるらしい。学校も始まって教育に力を入れる、という描写があったから(そういや学校の怪人もいたなぁ、あいつらに教師させればいいのに)とか思ったけど、ガクエンワルドがあくまでガクエントピアの能力だからトジテンド自体には学校はなかったんだね。

もうどの世界線もガクエントピアに通学させればいいんじゃない?あるいは教師派遣してもらうとか。

 

ゾックスも義賊、っていうんだっけ?強い者から金品を奪って弱者にばらまく系のアレ。になったっぽい。いや、奪う相手は強いという条件付けただけで、使い方は私欲的なのかな。

リッキーとカッタナーも無事人間に戻る。人間態の2人、お仕事あってよかったね。ひたすら写真出演ばっかりだったし。しかし、仮にこれが仮面ライダーだったら「Vシネクスト・ゴールドツイカー」でSDトピアの呪いを解く冒険が見れただろうに。あっさりと結末だけ出してくるのはゼンカイジャーにおけるツーカイザーのポジションならでは、なのかな。SD化自由自在はまぁ、なんとなく予想してたわ。チートカードのフリントがいるし。

 

そして冒険はまだまだ続く。未来に向かう系エンド。

平行世界ゲート、デンライナーとかオーロラカーテンとかみたいに時空間を自由に移動できるのは設定上めちゃくちゃに便利。

いつかディケイドみたいに「通りすがる」先輩になっていくのだろうか…笑

それともイマジンズみたいに気軽にクロスオーバーしてくるのか。

 

 

 

ほんと色々とハチャメチャな1年だった。「計算し尽くした公式の悪ふざけ」とみるか「意味不明な破綻作品」とみるかは捉え方の違いだと思う。

個人的にはセンタイギアの使い方が癖つよ過ぎた印象だ。とはいえ、なんだかんだ楽しんでみていた・・・・のかな。キラメイジャーがドストライクすぎてそこらへんが若干マヒしている。「ゼンカイジャーVSキラメイジャー」は予想の範疇だったけれども「センパイジャー」とかいう謎のVSが入っているのが頭ゼンカイすぎる。ゼンカイでやらなかったレジェンド先輩から5人ゲスト出演とかしてくれるのかな。キラメイ組との絡みを見たいから人物が増えるのはちょっと複雑。でもゼンカイは30分で密度濃いエピソード組めるから冒頭3分で世界観の説明しきって尺割ける可能性もある。

キラメイジャーとは全く違うアプローチをしてくるゼンカイジャー。時雨なんかはゼンカイ脳に適応しておもしろくなってくれそうだし、為朝が小難しく解説してんのを介人かゾックスが「細かいことはいいんだよ!」ムーブで「うぉい!」ってしてくれそう。

僕はとにかくいろいろなキャラが絡んでワイワイして最後に踊ってくれれば満足です‥。(ハードル高い??)

 

 

とまぁ、ゼンカイジャーは最終回を迎えたわけだけれども、ファイナルライブツアーにVSシリーズとGWまではなにかと活躍してくれるだろう。なんならドンブラ出演が公式発表されてるし。

最後まで全力全開!!!

 

 

 

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『機界戦隊ゼンカイジャー』48話。素面名乗りがかっこいい。バラシタラとゲゲの最期。

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型を知らないと型を破ることはできない。

『機界戦隊ゼンカイジャー』はそのことを教えてくれるいい教材だった。

 

「戦隊」ってなんなんだろう

記念作品であり、令和の王道キラメイジャーからのど変化球で毎週困惑楽しませてもらった。

戦隊ギアのちからも能力を使うというより、ピンポイントで変な部分を当てこする作風が安定してくると戦隊大喜利状態になっていた。

対してボッコワウスはゼンカイジャー達よりも正当にトジルギア(戦隊ギア)を使いこなしてたのがおもしろかった。ちゃんとエフェクト付きで武器まで使っちゃうんだ‥。ゼンカイジャーがそんな普通の感じで使ったのっていつが最後だっけ…。そしてゴレンジャーの能力で家族でぶん殴るという暴挙。シリアスなギャグを全力でこなすボッコワウスはやはりゼンカイジャー世界の住人だ。

 

 

肝は名乗り

戦隊の肝である名乗りにも毎度変化を与えて飽きさせない工夫をしていたのが印象深い。昔、パワーレンジャーとして戦隊ヒーローを輸出しようとした際、海外から「名乗りは不要だ」と言われたものの、「名乗りは歌舞伎の見得のようなものだ」という説明をしたという。戦隊の要素を分解して変化を加えていったり排除してみたりしてきたゼンカイジャーでも、名乗りはなくさなかった。つまりは「戦隊」に名乗りは必要だという判断のもとで制作をしていたといえよう。

ただし毎週同じ名乗りをするのはやめて、状況に応じてときに面白くときにヘンテコに名乗ることで変化を加えてきた。

それを戦隊最終決戦でおなじみの「素面名乗り」はドストレートに決めるのが最高過ぎた。

いや確かにジュランやガオーン達の素面って、、、というのも分かる。彼らが素面名乗りをしていること自体が今回の変化ポイントだったのかもしれない。でも、そうだとしたら素面名乗りを王道ド直球でやることの良さが一層際立ったのではないかな。

キラメイジャーでは邪面をつけることで強くなったことに対するカウンターとして素面を晒す、という変化で素面名乗りをしていた。これはこれでエモいんだけども、やはり敵の攻撃で変身解除された状態から気持ちを鼓舞して立ち向かう様がかっこいい。

駒木根くんのポーズも切れがあってとてもよかった。

 

 

バラシタラとゲゲ、そして神

ステイシーが父親との決着をつけたバラシタラ戦。ツーカイザーとのコンビネーションでついに撃破する。どっちがとどめを刺す、というわけでなくふたりで倒すという展開に落ち着いた。全体的な展開がよかったからこれも納得する結末のひとつだ。

 

ゲゲはちょっとかわいそうだった。ゲゲ自体はボッコワウスのためを思ってたのに、神様に憑依されて弱点を暴露させられ、一瞬で粛清された。ゲゲ、、色々あって一年間大変だっただろうけどお疲れ様でした。

 

そして、神。君は何してくれているんだ。神だからって自由に憑依して回るんじゃない!電王のイマジンかってくらいに色んなひとに神様人格の演技させてる。

そして、もっかいすべての世界を閉じたみたいだけど、どう決着つけるんだ。キカイトピアとニンゲントピア、カイゾクトピア、混ざってはいけないそれぞれの世界を分断させたのが狙いっぽいけど…。

ここに来てまたデッカイ風呂敷広げないでよ。どうせ来週には畳まないといけないのに笑

 

 

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感想『機界戦隊ゼンカイジャー』ステイシーの涙と決着イジルデ戦

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すっかり忘れてるけど、ゼンカイジャーってちゃんとシリアスもできるんだよね。

敵基地潜入なんて熱い展開を全力全開でやっちゃうもんだから普通に見入っちゃったよ。

「来るのが早すぎる」みたいなコントを永遠と繰り返すもんだとばかりおもってたわ・・・・。

 

ステイシーの告白と涙

なんといっても見どころはステイシーの告白だ。

介人に言われた「やさしい」と、母に言われた「やさしい」を思い起こし、ひとりカラフルに向かうステイシー。

優しく向かい入れてくれたヤツデに「自分はサトシではなく、ステイシーだ」と告白をする。ヤツデはついに、介人たちが話していたステイシーがサトシであることを認識した。

ステイシーはヤツデに胸のうちを吐露しはじめた。最初は出世欲だったこと、何でも持っている介人が妬ましかったこと。あえてヤツデには語っていなかったがハカイザーが初めての仲間のだったことやそれが介人の父であったことを知って困惑したこともあった。告白を終えたステイシーにヤツデは「やさしい子」とを抱きしめる。その言葉とヤツデの温かさに触れて彼の涙腺は決壊した。

 

ゼンカイジャーは1年をかけたステイシー苦悩の物語である。

そもそも企画段階では存在しなかった登場人物をオーディションからの採用。世古口くんのためにステイシーが誕生した。そして脚本家の香村さんが毎週コツコツとじっくりと曇らせていくにつれて、ゼンカイスタッフも話の縦糸やシリアス要素はすべてステイシーに一極集中させればいいや、との具合になっていく。結果としてゼンカイジャーとワルド達はギャグしながらワイワイガヤガヤと明るい戦隊を演出を続けることが出来た。まさにステイシーのおかげである。視聴者もステイシーに感情移入しちゃって、毎度曇らせられるたびに親心が発動する仕様になってしまったよ。。。

だから今日の世古口の涙は本当に良かった。ステイシーのピュアさが具現化したかのようなきれいな涙だった。

 

そしてそんなステイシーもヤツデへの告白を経てトジテンドへの決別をする。ラスト3話の後半となったところでようやく念願の仲間入りができたのだ。

介人の「そんなステイシーが好き」という屈託のない言葉に「そういうとこが嫌いだ」と不吉で不穏なまるでフラグのような返しをするところまでファンサービスをしてくれる。「そういうところが俺は嫌いや」といいながら仲間になった瞬間に消えていった紫のヒーローが頭に浮かぶ。大丈夫だろうな・・大丈夫だよね???

 

さらに、よくわからんけどゾックスも戻ってきていざ最終決戦。離脱してたのはほんの1週間なハズなのになんかすごく「帰ってきた」感あっていいよね。あのヨホホイのテーマを聞くと「この歌は…もしや!?」ってなる。この感じ、トッキュウジャーのザラムのテーマでも同じこと思っててたわ。登場テーマ曲を劇中曲とちがって物語上で実際に歌ってるのがいいスパイスになっている。

こうしてゴールドツイカー&ステイシーザーの同時変身で因縁のバラシタラ戦に突入。同時変身はそれだけで熱くていいね。ゼンカイザー含めた三人での同時変身はあるのだろうか。あってほしい。

決着は来週までお預けではあるけれども、止めはどっちだろう。個人的にはステイシーに決めてほしいところである。

 

 

VSイジルデ

イジルデもなんだか雑に巨大戦に突入。先行巨大化は負けフラグ、という戦隊のジンクスがあってだな、そこらへんを理解ってないのがイジルデの敗因である。ゼンカイジャーという番組は「戦隊のお約束」へのリスペクトと挑戦なのだから。

久しぶりにジュランやガオーンの単純巨大戦。元は等身戦も巨大戦もできるってのが彼らのキャラクターを売り出すポイントだったような気がするけど、気づくと巨大戦は合体フォームばかりだったな。ステイシー、ゾックス周りのシナリオ消化したところでゼンカイザーとブルーンも参戦。巨大戦名乗りをしたところでイジルデ撃破。

ハカイザー後から影が薄くてあっけない幕切れであった。彼もまたステイシーと因縁があったのでこれまたステイシーとの再会・絡みがみたかったなぁ。

 

 

次回予告ですでにいつもの採掘場で介人の素面名乗りをしていた。あれ、来週で決着しちゃう感じ?最終回はドンモモへのつなぎ回・エピローグにしちゃう系?

この後に及んで自称神様周りの謎が一向に解けないままゼンカイジャーも残り2話。

ほんと、このあたりをどう決着をつけるのだろう。。。

 

 

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感想『機界戦隊ゼンカイジャー』ワルド3本立て。サザエさんやドラえもんのような短編集!?

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ついにクライマックス突入。最終回まで残すこと3回となった。

今回がラスト通常回かな。ゼンカイジャーのことだ、トジテンドパレス突入でもギャグしてそうな気がするので油断が出来ない。。。

サザエさんドラえもんのような短編みたいな構成。3体のワルドが現れては撃破していく。これまでのワルドを考えると一瞬しか特殊能力発揮しないのに1話まるまる使えた場合どんな話になるのかイメージが湧くような作りになってるのがすごい。完全に僕らはゼンカイジャーというものを理解していることが前提だからね。

また新規ワルド3連戦でありながらも、撃破の仕方を調整しつつ飽きさせない工夫が見て取れる。巨大戦も交代交代で行い、販促にも余念がない。

たしかゼンカイジャー初めたときのインタビューで白倉氏が「戦隊はもっと強くあるべき」という理念があったと思う。苦労して撃破するよりもヒーロー自体は強いほうが魅力的だという考え方だ。その点でいけば、1話のうちに3体もワルドを撃破できる話は理想的だったといえよう。(元記事あったとおもうけど…。勘違いだったらすみません。)

 

 

VSニンジンワルド

ダイコンワルドやキノコワルドみたいな食べ物系ワルド。能力はキノコに近い、単調系。赤く染めたり頭に房を生やしたりしたけど、他に能力なかったのかな。本当に一瞬でやられたイメージ。せっかくゼンカイレッドのスーツ使ったのに一発ギャグみたいな扱いで笑う

 

VSサファイアワルド

ダイヤワルドがいればサファイアもいる、という寸法。能力は洗脳系なので暴れ回られると非常にやっかい。宝石に目がなくなって、奪い合っていると世界の治安は最悪になる。キラメイストーンが散らばっていたり、断末魔がキラメイジャーだったりした。

せっかくなら「VSキラメイジャー」の伏線ってことにしてよ。告知があるなら最終回直後のCMか…。

 

VSコウモリワルド

「血を吸うたるで〜」ということから攻撃されると吸血するのであろう。洗脳系・・かな?暴れる前に駆除された。名乗り後、逆さまに吊るされている状態から引きずり下ろすシーン、危なくない?安全な撮影をしたんだろうけどもちょっとだけ心配になっちゃった。

 

 

ステイシーの代わりにストーリーを進めてくれるバラシタラは働き者だなぁ。

対してイジルデはハカイザー以降大した働きをしていないし、次回退場か。

 

 

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最終回感想『Bad Buddy Series』"Secret"な関係のタイBL。パーンとパット"Just Friend"なふたりの結末。

タイ新作ドラマ『Bad Buddy series』テラサにて日本語字幕版の世界初配信が決定、11月から順次配信 | SPICE -  エンタメ特化型情報メディア スパイス

 

『Bad Buddy Series』本放送から2週間遅れで完走しました。

思えば中盤5話からは毎週楽しみでしょうがなかった本作品。全部まとめて感想書こうと思っていたのに途中7話でいてもたってもいられなくなって中間感想書いてしまった。そして8話以降も抜き取るところなくずっと面白かった。Bad Buddy最高かよ!ってのがず〜と続いていて、最終回は楽しみな反面、もう終わっちゃう悲しさが強烈だった。

ぜひともシーズン2をしてほしい…。やるとすれば大喧嘩して本気で敵同士に戻ってしまう系だと喧嘩パート辛いから、最強のふたりが共闘して大きな敵を打ち破る系だとBuddy感強めで良さそう。解決策を思案するパーンと、計画無視して首突っ込んじゃうパット。そしてなんかうまくいってドヤるパットに、困惑しつつ「いいから早く!」と急かすパーン。紆余曲折ありながらも協力して大きな困難を解決してほしい。フル尺12話でなくても『Still 2gether』みたいな話数でもいいからぜひお願いします!

 

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  • 両親との対峙そして愛の逃避行EP10&EP11
  • Secretな関係EP12
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感想『機界戦隊ゼンカイジャー』45話 最強は開運フォームでよっしゃラッキー!に違いない

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ゼンカイジャーも45話。相変わらずの平常運転しながらステイシー周りだけシリアスを打ち込むスタイル。

ステイシーの尊厳をぶち壊す鬼畜スタッフたち・・・。

まずは開幕カラフルでニコニコ和やかステイシーから始める。ナチュラルにその場に溶け込むステイシー。番組中盤でのステイシー加入だったらあり得たかもしれないシーンなんだけど、「こういうシーン見たかったんでしょ」と視聴者を煽る場面となっている。真ステイシーで和やかカラフル、最終回のカットであるかなぁ…。

 

そして、真ステイシーがふと気づくとカラオケボックス。なぜかステイシーのキャラソンとPVがバックに流れながらシリアス全開で状況整理に務める。全然シリアスが頭に入ってこない。このシリアスな笑い、狙ってるでしょ。こんなん、そりゃあまんまと載せられますよ笑

 

そして、真ステイシーはトボトボとカラフルにたどり着く。「ヤツデには会えない」そんな信念なんてついさっき踏みじられたばかりなのに、生真面目に踵を返すその瞬間、ゲゲステイシーに入れ替わる。ゲゲステイシーはカラフルから出てきたキカイノイド親子をどこかへ飛ばしてしまう。真ステイシーの出番はここで途切れる。

 

 

一方その頃、ゼンカイジャー御一行はおみくじ結果で右往左往していた。

凶・中凶・大凶とランクアップするおみくじ。キュウレンジャーでもラッキーマンでも「強運最強」ということは散々言われている。同様にこの摂理をそれを逆手に取った怪人は最強なのである。かつてボウケンレッドもこの手の敵には苦戦を強いられていた。対応策は「運気を上げる」しかなく、それこそ運頼みだ。(そしてそんな開運フォームは安易に召喚しないという制作陣の強い意思。代わりに呼び出されたのは公式が触れていいのかという中の人都合ネタ)

ゼンカイジャー達の対応策は「不幸のおすそ分け」という対策ですらない力技。彼らの不幸にワルドを巻き添えにしていく。まぁ、ゼンカイジャー達ってだいたい強引に突破することが多いから当然といえば当然なんですけど…。

 

巨大戦まで持ち込むも苦戦しているところにゲゲステイシーが現れる。「しかたないな。」とボソっとつぶやくと、クダイテストからオミクジ成分を抜き取る。

「え、今なにしたの?」と詰め寄られ、「まぁ実は神なんだ。」と世界の創造主アピールすることで次回へ続く。

 

ゼンカイジャーもクライマックスに向かって走り出している感じはあるけれども、まだ今後どうなるかイメージがわかない。

イジルデ&ボッコワウス&バラシタラはボスラッシュばりに撃破するんだろうけど、本当にゲゲとステイシーをどういう扱いに持っていくのだろうか。

 

 

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ネタバレ感想『仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏』期待以上のおもしろさ。大人でビターなVシネマ

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Vシネクスト『仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏』が期間限定上映がはじまりました。

セイバー本編に乗り切れなかったので正直、観に行くかどうか躊躇ったんだけども、続編Vシネ商法はまだ頑張ってほしいので応援の意味を込めて行ってみた。

とはいえ、Vシネクストシリーズって期待のハードルをくぐるようなことが多いイメージなので、あまり期待はしないようにしてみた。

 

いやはや、深罪の三重奏、かなりよかった。

ゴーストもそうなんだけど脚本家の福田さん、本当はもっと色々突っ込んだダークなお話を書きたいんだろうな。東映バンダイか、放映時間帯か、思うようなモノが作れずに相性が悪そう・・・。Vシネであればニチアサに比べて自由度が高まるからかかなり濃厚なドラマを見せてもらえた。

それにVシネの中でも傑作と名高い「スペクター」と同じく上堀内監督とのタッグなのが幸いしたか。ライダーシリーズのVシネのなかでも上位に入る出来だと思う。

特撮以外の撮影も増えた上に、今回の内容がニチアサじゃないことで、特オタじゃない大人でも楽しめそうな演出の映画に仕上がっていた。個人的にはもう少しだけ説明がほしいとこだけど笑

 

 

セイバー本編での8年後。トウマはかつての戦いで父親を失った少年、陸を養子に迎え父親代わりとして育てていた。そんな中、剣士が次々と消失するという事件が起きていた。

 


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以下ネタバレしつつの感想となります

 

 

 

 

 

 

 

 

話はトウマ、倫太郎、賢人の3人がそれぞれ進行していく。

これまでの映画とちょっと違うのが、「別々の物語が、最後ひとつの大きな事件にたどり着いて、協力して解決する」と言う構成になっておらず、3人が独立して物語を進めて解決へ導く。撮影スケジュールか何かなのか、それぞれの絡みも全然ない。記憶を失った倫太郎と賢人が偶然に出会うくらい。全然知らない他人同士なのに妙に親近感というか縁を感じる演出はとてもよかった。

 

 

今回の話の主題は「救われた命と救われなかった命」である。

よく語られるテーマな気がしたけれども、ニチアサ系では初だっけ。ちょっと思い出せない。。。

セイバー本編における最終決戦。剣士たちは死にものぐるいで戦った。街にあふれる怪人を必死に倒し、多くの命を救ってきた。しかしその一方で「救えなかった」命もある。自分は助かったのにどうして恋人は救われなかったのか、なぜ親は助けてもらえなかったのか、間に合わなかったのか。助けられた反面、強烈な喪失を経験してしまったひとたちがいる。喪失を埋めるため、剣士たちに怒りの矛先が向けられる。「八つ当たり」でしかないのは明白なんだけれども、これに関しては理屈じゃないからなぁ。

 

倫太郎は父と名乗る男からそのことを突きつけられる。そして、父は「救えなかった命を弔うためには剣士の存在を消していく必要がある」という。倫太郎は苦悩する。自分はこれまで間違っていのだろうか。そして、悩んだ結論として父と対峙する。

倫太郎って曇りが似合うよね。世間知らずなで家族思いで人一倍ピュアな好青年だから曇らせたくなるのは分かる。倫太郎編は父親との再会と決別だったり、異世界に住む青の衣装の戦士ってところがスペクターとダブった。

戦闘シーンでは救われなかった人たちの幻影に襲われ、血みどろのバイオハザード演出がVシネってことを際立たせてくれる。悩みに悩み抜いた倫太郎が「僕は剣士です」と言いながらライダーキックを決めるシーンは必見。やってることと言ってることが違っちゃってるけど、めちゃくちゃいいシーンなんですよ!

 

 

賢人はこの8年の間に翻訳の仕事もうまく行っており、恋人とも結婚間近だった。彼女とアラジンとジーニーのコスプレして、イベントに一緒に行ける仲ってのがいいよね。そういう楽しみ方を一緒にできるのって、これまでトウマが担っていた部分なんだよね。

しかしこの恋人、実は賢人に復讐する機会を狙っていたのだ。彼女は剣士達の戦いで当時の恋人を失っていた。他の人から「賢人」の記憶を抜き去り、最後は賢人本人を始末するだけだった。なのに、8年もの歳月を費やしてしまった彼女。もう感情がわからなくなり、涙なみだの戦いとなる。エスパーダの強化フォームもVシネマ特有のチープ感なくて普通にかっこよかった。もう少しだけ活躍してほしいくらい。そもそものエスパーダがかっこいいんだけどね。

 

倫太郎も賢人も二人を知るものはそれぞれ父親と彼女だけになっていた。

そして、二人を倒したことにより、倫太郎・賢人を知る人がいなくなり二人は消滅する。電王方式というか、もしかして一般的なSF手法なのかな。愛する人を倒し、一緒に消えていく儚さよ。。。

 

 

残る剣士はトウマひとりになった。

芽依からも記憶を抜き去り、彼を知っているのは息子の陸と愛犬ラッキーだけだ。

親友の間宮がラッキーを狙う。記憶から抜くだけじゃなく、記憶を捏造できることでトウマの幼馴染として懐に入り込んでいた。まぁ、BLEACHの挟み込む能力ですよね。トウマに幼馴染がいるってこと自体が違和感でしかない(失礼)

にしても、トウマは8年経っても見た目変わらなさすぎて・・・。8年後って設定に無理があったか。性格はかなり落ち着いた作家さんになってた。回想シーンで昔のトウマ出てくると暑苦しくてうざったいw

 

一応、父親と彼女に力を渡したのは間宮ってことになっているけど、その他真相の種明かしパートはよくわからんかった。陸と同一人物で、陸が聖剣を拾ったことで生まれたのが間宮で、間宮としてトウマに復讐を企てる。まぁ、たぶん成り立ってるんでしょう。笑

 

 

そして!どうなってんだろ〜って頭を整理していたのところを、エンディングに全部持っていかれた!

トウマ・倫太郎・賢人・芽依のエンディングが素晴らしい。PV含めてめちゃくちゃオシャレ。ドラマ『カルテット』みたいな感じでキャラソンとかそういうのじゃなかった。いつかYoutubeに公式でPV載せてくれないかな・・・。まぁ無理か。強めの顔面・おしゃれな音楽、これはぜひ劇場で!

 

夏映画がセイバー&ゼンカイジャーになっちゃったからセイバー初の単独長編劇場版。

セイバーってむしろこういう路線でやったほうが楽しかったんだろうな。そういう意味ではVシネマでやれたことは良かったと思う。想像以上に満足感ある1作となった。

 

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映画『彼女が好きなものは』とドラマ『腐女子、うっかりゲイに告る』の比較感想

彼女が好きなものは

『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』浅原ナオト 2018 KADOKAWA

 

すっかり記事公開タイミングを逃してしまった…。なんか今更感あるけど、、、

 

 

小説原作。残念ながら原作未読ではあるが2019年のドラマで同作を知る。

ちょうど『おっさんずラブ』の劇場版が発表された時期だったかな。『おっさんずラブ』では数少ないストレート男性役だった金子大地が主演で発表されていて、「おっさんず」キャストはなにかとLGBTに縁があるのかなとか思った記憶がある。観てみると「腐女子、うっかりゲイに告る」とかいう軽いノリのLGBTコメディのようなタイトルの癖に、なかなかに濃い性描写と重厚感ある内容と演出にグイグイと引き込まれていった。

 

中でも金子くんの演技は本当に素晴らしかった。端正な顔立ちとミステリアスな雰囲気は神秘性を感じるし、かといってコミュニケーションを取らないわけでもなく周りとの関係構築もそつなくこなす。周囲に溶け込み、擬態し、息が詰まりそうな社会を必死にこらえている。世間一般の「普通」でありたい少年を完璧に演じきっていた金子くん。「安藤純」というガラスのように美しい少年は、完全に金子大地でインプットされていた。

 

 

実写映画が発表されたのはいつだっただろうか。「あれ、このタイトルって」比較的最近みたドラマが続編ではなく別物として映画化が発表されたのが不思議に思った記憶がある。

劇場版の主演は神尾楓珠。「そうきたか‥。なるほどなぁ。。」この配役に関しては甲乙つけがたい。端正な顔立ちのミステリアスな少年、そういう役を何度もこなしている実力派俳優だ。菅田将暉主演の『3年A組-今から皆さんは人質です。』の生徒役で登場して目が釘付けになった。それまでも『アンナチュラル』『シグナル』等でメディア露出はあったようだけど、僕の初対面は人質の彼だった。

吸い込まれるような目、20歳前後とは思えない謎の色気をまとった俳優はめずらしい。

ミステリアス・腹黒・無邪気までのフリ幅ある演技ができるし、年齢の割にベッドシーンが多いイメージもある。安藤純という男を任せることができる信頼できる俳優だ。

 

どちらも観た感想、主演に関しては金子くんも神尾くんも本当に素晴らしい。そこにいたのはどちらも確かに安藤純であった。

 

 

人物別・映画ドラマ比較

安藤純と三浦紗枝

さて、ドラマ・映画の両作品を見た感想。

個人的にはドラマのほうが好きだし、完成度が高かったように思う。

最終的には細かい心理描写するだけの尺分ドラマが有利だった。映画2時間とドラマ30分×8話=4時間、この差は大きい。映画はどうしてもダイジェスト的にイベント消化せざるを得ない。肝である安藤くんの内面や、クラスメイトの揺れが映画だと物足りなさを感じる。

特に僕が好きなのはドラマでの観覧車告白シーン。安藤くんが喉から手が出るほど欲している「普通」を手にするチャンス。家族を愛して家族を求めて家族を諦めていた安藤からすれば、みんなが当たり前のように告白して付き合って結婚できる世界がどれだけ羨ましいか。あの観覧車での「欲しい」の狂気のような内面演出が堪らなく好きだ。

それが映画だとかなりマイルドになっていたのが、見ていて残念だった。いや、あれは金子くんの演技と演出勝ちなんだとは思うけれども、あのシーンが好きなだけあってアレを神尾くんが演じるとどうなるのかとても楽しみにしていたので・・・・。

 

 

一方で、映画版の好きなシーンはヒロイン三浦さんによる演説のシーンだ。

ドラマだとクラスメイト総出で教員たちを抑え込みながら演説をサポートしていたけれども、さすがに茶番感が拭えなかった。

その点映画では「人の話を遮るな」と指導された小野の意趣返しを食らい、スンと黙っちゃう先生方。まぁ、まだこっちの展開のほうが好みかな。どっちの展開にしろ終業式乗っ取りで腑に落ちる状況にするのは難しいだろうし。

三浦さんによる腐女子カミングアウト演説も、ドラマは冒頭から漫談を始めるかのようにスラスラとコメディタッチで話し始めたのに対し、映画はオタクがまとまりない脳内から必死に言葉を紡ぎ出しているような感じで演説は明確に印象が違ったな。妙に明るく腐女子を語るドラマ版三浦さん、狂気を感じて怖かった…。その後のクラスメイトによる擁護も相まってドラマ観ながら「これまですごく良かったのにどうしてこうなった・・と頭を抱えたなぁ」そういう意味ではドラマのインパクトは大きいんだけどね。

 

というか三浦さんのキャラ好きじゃないんだよね。結構ゴリゴリに主張してくるし

 

 

助演のクラスメイト

親友の亮平役、ドラマ版の小越勇輝は得オタ的には「仮面ライダーキバ」の中性的な顔立ちが頭から離れない。ドラマだと特徴的な髪型だったけど、原作もそんな感じなんだろうか。映画版の前田旺志郎はいい役者さんになったね。でもドラマと比べるとやはりマイルドな感じ。髪のインパクトだろうか。

そういやドラマでは「亮平とセックスする夢を見たことがある」と語っていたのに対して映画では「亮平のことそういう目で見たことないよ」って言ってた。原作はたぶん前者なんだろうけど、大人な男性と交際している安藤の好みから想像すると、後者が正しく、亮平を性的に見たことがないんじゃないかな。

 

小野役、ドラマ版の内藤秀一郎は仮面ライダーセイバーですね。このヒール役のおかげでマジで小野大嫌いですw

同様に映画版の三浦りょう太も嫌な役なのでやっぱり小野っちは嫌いですね。号泣して後悔している描写が入ろうが、演説のアシストをしてくれようが、マジで大嫌いだ。

映画の三浦くん、同年同季の土ドラ「顔だけ先生」で神尾くんの教え子なんだよね。同じ時期に見る学園モノで方や先生、方や同級生なんて不思議なものだ。(「顔だけ先生」の園芸部所属の色黒の子も「彼女が〜」のクラスメイトにいたよね)

 

 

取り巻く人々

谷原章介VS今井翼

安藤の交際相手のイケオジ枠。これは甲乙つけがたいな。どちらも大人男性の魅力・フェロモンを醸し出していた。元の芝居の上手さもあってどちらも「悪いイケオジ」でしかなかった。

誠さん、コウモリ男としての嫌悪感以上に、男子高校生をセフレとして抱えているってことに吐気がする。高校生側がパパ活みたいに割り切って互いに都合がいい関係を築いているならまだしも、安藤は純粋に誠さんに好意があるのが胸糞悪い。この先も安藤みたいな、繊細で純粋で美しい少年を貪って生きていくんだろうな。そんな都合いい若者なんかそうそう出会えないだろうが。

そういえば二人の出会いってドラマでさえも描写がなかったけれども、原作には全くないのかな。

 

安藤の母親

難しいけれども、尺の上で描写が多かったドラマ版のほうが好きかなぁ。

母子家庭で忙しく、なかなか一緒に食事もできないけれども一人息子の純を愛しているのがひしひしと伝わってくる素晴らしい母親だった。ドラマ・映画どちらも自然で迫真でとてもいい。それだけに母親と純のシーンのたびに胸が苦しくなる。「母さんも昔憧れの先輩がいてね」という振り絞った精一杯のフォローで地雷踏んでしまうのが痛々しくて…。これはドラマ・映画どちらもよかったけど、ドラマのほうが尺が多い分より生々しくてグロかった。

 

ファーレンハイト

全く顔も明かさずにチャットだけでやり取りしていた相手。映画版では磯村勇斗が突然室内に現れて純と語り始める演出だった。純の心を吐き出せる重要な対話相手であり、物語の核であるファーレンハイト。そのクセ扱いが難しそうなキャラクターだなと感じた。ドラマを知っているから映画は不思議な演出で登場させたな、とか思ったけれども中盤で演出でしたよ、と種明かししてたから映画だけ見た人も理解はできそうだと安心した。映画版ではTwitterと質問箱でつながってそのままメル友(?)というかメッセージを送り合う仲になったという説明が細かくてよかった。

ファーレンハイトも安藤と同じく繊細で感受性が豊かなんだよね。難しい事柄を省いて「ただし摩擦はゼロとする」と安藤は例えた。ファーレンハイトもその意図を理解した上で「そうしないと理解ができないから世界を簡単にして省略する」と返した。抽象と具体を切り分けて例示に乗っかって返すことができる彼、めちゃくちゃ理解力あるよ。それだけの世界を見る目があるならば、もう少しだけ生きていてほしかったな。

映画では彼が死を選んだ背景が違ったと思う。親戚の兄貴に告白して親バレしたとかそんな感じ。ドラマだと年上の恋人がエイズで亡くなって親バレで線香もあげさせてもらえず絶望だったっけ。ドラマの設定が複雑だからか、彼はドラマでまた「世界を簡単」にするために作り変えられてしまったわけだ。。。

 

 

 

世界をわかりやすくするために摩擦をゼロにしている。

何気ない、耳に馴染みのある表現を、こんなに殺傷力の高い言葉にしてしまった筆者のナオトさん。Wikipediaによると自身の同性愛をカミングアウトしているとのことで、彼自身も安藤のような繊細なひとなのだろうかと想像してしまう。好きはLoveとLikeではない、勃つ好きと勃たない好きだ、というのも名言だ。

火10ドラマで「LikeじゃなくてLoveです」なんていう甘ったるい言葉で視聴者をキュンキュンさせている制作陣よ、そろそろ「不能イケメンの勃たない好き」を題材にしたドラマでキュンを作れるか試してくれないか笑

あ、水10の「恋です」がそれか。。。

 

 

原作がある作品の映像化。良い部分もあれば悪い部分もある。短いスパンでドラマも映画も作られ勢いのある作品。時期も近いから比較もしやすい。正直、ドラマが良すぎたところがある。ただひとつ分かるのは、原作が丁寧で美しくてグロテスクな素晴らしかったということだ。

 

 

 

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感想『機界戦隊ゼンカイジャー』44話 SDワルド登場。ツーカイザー増子くんの好演

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気づけばゼンカイジャーも終盤戦。

タツやら向かい風やらと戦って来週はおみくじと戦うとかいう、永遠にギャグをやり続けているイメージの中でのシリアス回。ツーカイザー・ゾックス一家因縁の相手であるSDワルドがついに登場。ゾックスらとSDワルドの因縁はゼンカイジャーの物語の外での出来事であり、ゼンカイジャー達と共闘している間に進展することはなかった。

縦糸が強い戦隊だったら、チマチマ登場して因縁を深めていくような幹部待遇もあり得た。しかしそこはゼンカイジャー。そういう縦糸はすべてステイシーに全振りしてあるので、ある種ポッと出の敵怪人と同じような扱いだ。

 

 

シリアス回。

OP前の冒頭でゲゲのおねだりからのSDワルド登場。この本編に入る前の舞台設定の調整テクニック、本当にすごいな。とか思いながらゾックス役増子くんの熱演が際立つ。

踊らない変身からスタートしていることから、訓練されたゼンカイ視聴者が「あ、今日シリアスだ」と背筋を正して視聴に臨むことになる。

重い空気に思いつめた表情や態度、ゼンカイジャー組がSDになってワチャワチャしているのとギャップがすごい。

考えてみればゼンカイジャーとツーカイザーは共闘はしているものの、仲間入りしているわけではない。世界観も違うわけだし、「機界戦隊ゼンカイジャー」はギャグ戦隊として物語が進行するのに対し「界賊戦隊ツーカイザー」はシリアスな物語になっていたのかもしれない。ツーカイザーメインになるとこんなにも重厚感あるエピソードになるのか。

 

 

増子くん、お疲れ様でした。(最終回も近いしたぶんすぐ戻ってくる。)

 

 

物語の重たさやゾックス達の縦糸、それだけで見応えある。

その一方で全体的に演出が少し独特な気がした。設定上、ジュランやガオーンといったキャラクターはほぼSDスタイルでの出演。それ自体はリッキーとカッタナーで慣れた演出なのだが、いつもよりCG多めじゃなかった?兄弟もCG出演してたし。マンガワルドみたいな特殊形態での戦闘はそれだけで目新しさがある。

巨大戦でも街全体がデフォルメされちゃって、CG感増しましで良くも悪くも特撮らしさがない不思議な絵面に思えた。

次回作、ドンブラザーズのイヌとキジに対する実験的要素が含まれてるんじゃないかなぁ。どれだけやれるのか、的な。

ゼンカイ→ドンブラで戦隊シリーズそのものを生まれ変わらせる意気込みはすごい。

キラメイジャーからのゼンカイジャーお披露目のときも度肝を抜かれたからなぁ。

ほんと、どうなっちゃうんだろ。全く予想ができない…笑

 

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感想『機界戦隊ゼンカイジャー』トジテンドの洗脳怪人の層の厚さだけはすごいな。そばVSうどん回

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時期や状況によってはステイシーが審査員ポジションについてみたり、第三勢力にさせられたりしたんだろうな。

いままで「そばVSうどん」をこんなにバイオレンスに描いたことがあっただろうか。いやない。

しかし、それをやってのけるのが我らがゼンカイジャー。

「チキンVSシャケ クリスマスの乱」くらいには熱いバトルが繰り広げられていたわけだ。

こないだ正月回やったばかりだからか「年越しそば」には触れず、季節的なアドバンテージを排除したフェアプレイの精神で展開されていたのはすごかった。

発想は年越しそばスタートらしいけど、よくそんなエピソード作ろうと思うよ。

 

香村さんがやりたかったヒーローってこれでいいの?ってツッコまざるを得ない1年間でした。ジュウオウやルパパトの手堅いあなたは何処へ…(ルパパトあたりから予兆はあった。あったのだが…。)

ドンブラは白倉P武部P続投に加えて、劇薬である井上さんでしょ。香村さんのキャラ描写と細かい伏線でかろうじて物語の体をなしていたゼンカイジャー。ドンブラは物語に期待するのは野暮なんですかね。。。。。

 

 

ワルドの分類

さて、そばVSうどんの戦い。やっていることはしょーもないんですけど、相変わらず「洗脳」型ワルドが多いトジテンド。絶対的な力をもつ独裁国家だけあって層の厚さだけは侮れない。

どうして洗脳が多いのかなと考えてみたんだけど、トジルギアで閉じ込めた他の世界を概念として利用したワルドが多いからなのかなと思った。

わかりやすいのは「レンアイワルド」や「バカンスワルド」。これらはもともと対象物体のない「概念」だ。概念ならばその世界のメインテーマとして機能させやすい。その世界ではみんなが恋愛していたり、まったりとバカンスを楽しんでいるに違いない。恋愛漫画におなじみ恋のライバルや痴情のもつれなんかも世界観に内包されているだろう。バカンストピアは…だれが働いてバカンスを支援提供しているのかわからんけど、まぁうまくいく仕組みがあるんでしょう。

 

 

ワルドたちで興味深いのは食べ物を「概念」として解釈していくパターン「ギュウニュウワルド」や「ダイコンワルド」、「ホシガキワルド」だ。白く消していくとか捨てるところはないから再生するとか、そんなのあり?ってくらいのアクロバティック特殊能力を発動させてくる。そういう能力ならばギュウニュウとかダイコンをモチーフにしなくてもいいんじゃないかと思うけど、このチグハグ感と、かろうじてつながっているギリギリ感がいいのだろう。多分制作陣はゼンカイ脳なので完全にバグっている自分たちを客観視できていない。

おそらくこの食べ物を「概念」としても、トピアではただ牛乳や大根が日常食だったり逆に希少食だったりしている世界なんだろう。

 

 

そして扱いに困るのが食べ物を強調するパターン。今回の「メンワルド」や「カシワモチワルド」。こいつらの能力は、人々をその食べ物に執着させる厄介さと狂気がある。ピンポイントの「カシワモチ」だけを求めて奪い合い・争いを起こしたり、「麺」というジャンルを切り分けて「そばVSうどん」という対立煽りをしてきたりする。洗脳系としては狂気と暴力が強調されてめちゃくちゃ厄介。特に、新しい世界観を素直に受け入れるゼンカイジャー世界では周りが見えなくなるほど特定の食べ物に固執・洗脳してしまう能力は効果抜群のようだ。

 

 

能力は強いのに大体のワルドがアホなので、なんとなくどうにかなってきた。

おそらくこれからもなんとかなるであろう。

トジテンドは教育がない、みたいなことをブルーンもいっていたし、幹部もあれだし、潜在能力の高い優秀な者を集めても誰も使いこなせないと組織は崩壊していくんだな、とひとつ教訓になりそうだ。

 

ステイシーももっとアホやってれば幸せなのにね。

 

 

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