感想『SCOOP』手に汗握る痛快エンターテイメント作品
正月休みにAmazon primeで公開されていた『SCOOP』を視聴
福山雅治演じる都城 静(みやこのじょうしずか)と、二階堂ふみが演じる行川 野火(なめかわ のび)のバディものだ。
安定の福山雅治。いい具合の色気とエロさとおっさんさ。
劇場でCMやってて興味を持ってたけど、結局時間がなくて見に行かなかったなーとか思いながら再生ボタンをポチ
映画はまさに王道!
破天荒な都城とイマドキな行川。バディもの必須な凸凹コンビ
はじめは反発する行川だったけれども、次第に仕事に対する思いを理解し仕事そのもののおもしろさに気づいていく。
最近、お仕事系のドラマや映画好きなんだよねー。
自分が働きだしてからかな。世の中には他にどんな仕事があるんだろうって気になっちゃう。
『SCOOP』はカメラマンとライターがペアでやっているけど、正直作中でライター要素はあまりピックアップされない。
ストーリーはふたりで(劇中架空の)若手アイドルや大物政治家のスキャンダルを写真を撮っていく。
一番はじめのアイドルのスキャンダル写真を撮るシーンは見ていてドキドキした。
行川にとってはじめての現場の上に、自分もファンのひとりである憧れのアイドルの秘密を暴く側になる罪悪感。そして「車回しておくから撮ったら走って逃げろ」とだけ伝え立ち去る都城。
このときの都城がベテランでクールにフォローする様子が最高!
撮られて焦るアイドルたちとのギャップがたまらない。
大物政治家のスキャンダルの撮影に成功した後、政治家の側近から逃げるシーンもすごかった。
結構長めなカーチェイス。ど派手にいくぜ!って感じの激しいアクションが映える。
このシーンは劇場でみたかったかも・・笑
危ない橋を渡りながらも支えてくれる仲間たちもいる。
吉田羊演じる横川定子(よこかわさだこ)はただひたすらにカッコイイ。
吉田さんってどうしてこんなにできる女性が似合うんだろ。それでもってちょっと母性がある感じがたまらなくいいよね。
グラビア班の馬場ちゃんは滝藤賢一、情報屋(?)のチャラ源役はリリー・フランキーと脇を固める人たちも実力派揃い
熱いシーンやホロリとするシーン、手に汗握る緊迫するシーン、どのシーンも誰かしらがそばにいて画を支えてくれる。(そして都城らを支えてくれる)
横川も馬場ちゃんも都城とのバディだっただけあって息ピッタリ。
考えていることまでまるわかりで、見ていて「あぁ、いい仕事仲間だったんだな」としみじみ。
チャラ源も怪しい風貌ながらできっちり情報を掴んでくる。
都城の親友としての描写が憎い。一晩中遊んで日も完全に昇った朝に帰って眠る。
そんな学生みたいな遊び方ができる友人ってなかなかいないんだよね。
ピンチのときには互いに助け合う。遊ぶときは遊ぶし、仕事もやる。
できそうでできない関係を築けるチャラ源って実はすごいんじゃ・・?
そんな個性豊かな仲間たちとあの手この手でスキャンダルを報じていく様は痛快そのもの
そして王道映画。やっぱり単なる痛快だけじゃ終われない。
手に汗握るラストシーン。最後まで興奮が収まらない。
緩急も程よくテンポもよく、全般的に飽きないつくりのエンターテイメント作品。
映像・演出もきれいだし、なかなかよい楽しい映画でした!
興味があればぜひ見てください!