Vシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』ビルド世界のその後。ビルドとしての正当続編
Vシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』観てまいりました。
『仮面ライダービルド』の最終回のその後を描く本作品。
Blu-ray・DVDの発売がメインですが、一部の劇場で公開をしてくれるとのこと。
最寄りの劇場で観れるなんて思っても見ず、その名前を見つけたときに「マジで!?!?」なんて思っちゃいました
『仮面ライダーエグゼイド』のトリロジー作品は公開してなかったので、無理なもんだと思ってましたからね笑
『仮面ライダー鎧武』からスタートした本編終了後のスピンオフ続編もすでに5年目。
「バロン」「斬月」「デューク」「ナックル」「チェイサー」「ハート」「マッハ」「スペクター」(ネクロム)「ブレイブ」「スナイプ」「パラドクス」「ポッピー」「ゲンム」「レーザー」「クローズ」(ローグ)
※()は特典等でのアラン英雄伝・プライムローグでの主役
こうして並べるとかなりの数だ。すごく多い
それぞれに主役となりうる背景や本編のその後があるっていうのが世界観の拡張らしくて素晴らしい
・・・グリスがあってもおかしくないと思うんだけど特にそういう発表もなく残念・・
そして今回の主役は仮面ライダークローズですよ!
「ビルド」世界のサブライダーでありながら、放送時から「これ主役じゃねーの」ってくらい設定盛り盛りのキーキャラクター。強化フォームも次々与えられてパワーアップしていく。
予告情報によると、またパワーアップして最強フォームをもらうらしい。
それまた諸悪の根源「エボルフォーム」ときたもんだ。
えぇ・・エボルトのいない世界でエボルトと共闘する・・??
もう最終回後のビルド世界はどうなってるんだよ、と気になりすぎるストーリーなわけですよ。
というわけで、予告以下ネタバレ?です。
Vシネクスト「ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ」60秒予告
エボルトのいない世界で戦兎と慎ましく暮らす万丈。
新世界で旧世界でのあらすじをまとめるために、声のそっくりさんを探したり
発明品を露天販売をして生活していた。
天才物理学者といえども、戸籍等もないし有名アーティスト「ツナ義ーズ」と同じ顔では表立った活動はできない模様。
それだけの設定を聞くとこの二人は一生表舞台に立てない、裏世界の住人になっちゃうような・・・
ある日、新世界を作り上げた白いパンドラパネルから今回の敵「キルバス」が出現。
戦兔はビルドドライバーを奪われてしまう。
キルバスが狙うのは「エボルト」の細胞を持っている万丈龍我。
ブラッド族の能力で復活したパンドラボックス。万丈のピンチに細胞で眠っていたエボルト(スターク)が目を覚ます。
キルバス撃退のため、憎きエボルトと手を組むのであった。
言ってしまえば大まかなストーリーはこんな感じ。
更に言ってしまえば、ビルドのストーリーを動かす要素って大体「エボルト」と「パンドラボックス」なイメージだった。本作も例に漏れず「万能エボルト」「万能パンドラボックス」「万能ジーニアスボトル」だった。
せっかくエボルトのいない世界なのに早速エボルトを引っ張ってきちゃってよかったのかなぁ。
大森Pの方針で決まったみたいで脚本家の武藤さんも流石に首を傾げたとかなんとか 笑
やっぱり世界はエボルトを中心に回っているとは言え、最凶の敵が味方になる展開はドラゴンボールの時代からお約束。
『獣電戦隊キョウリュウジャー』(2013−2014)での終盤のドゴルドやキャンデリラとラッキューロ
『仮面ライダードライブ』(2014‐2015)でのチェイス・ハート・メディック
『仮面ライダーエグゼイド』(2016‐2017)でのゲンムやパラドクス
そしてビルドでもグリスやローグ・マッドローグと共闘したことを考えると、大森Pの好きな展開なのかもしれない。
いま、こうして大森Pのチーフプロデュース作品を調べるまで、第三勢力が現れて共闘する展開は「三条陸」さんの趣味だと思ってた笑
『仮面ライダーW』でも財団Xが出てきてお姉様達に助けてもらってたからね。
実際胸熱な展開だし、特撮モノの1年がかりの因縁があるだけにそこに大きな感動を与えてくれるのも事実。
特にキョウリュウジャーなんかは常に面白かったし、敵の魅力が最大限に活かされたと思う。
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脱線しちゃったけど、そんな最後の最後までエボルトにかき回された仮面ライダービルドシリーズ。
今作の主役の万丈がかわいい。マジヒロイン。でもかっこいい。
そもそもTwitterやインタビューみてると俳優の赤楚くんが万丈と真逆な可愛らしさをもってる。ムスッとした表情の多い万丈ばかりみていると砕けた笑顔の赤楚くんとのギャップにやられる笑
クローズが主役なだけに、そのかっこよさは保証されてる。
クローズにチャージにマグマと段階的に魅せてくる構成。
(でも万丈ってスクラッシュドライバー壊れなかたっけ?忘れちゃったな)
そしてなによりクローズエボルがめちゃくちゃスタイリッシュでクール。
その勇姿をみれただけでも満足。
お人好しで単純で熱い心を持った漢、万丈龍我。
その良さが詰まった仮面ライダークローズでした。
仮面ライダービルドの映像作品はこれが最後かな、と少し寂しい気持ちになる。
今回でジオウとも違う、”ビルド世界”のその後としての新世界での様子が明らかになった。その結果、更なる続編も作りやすい展開に再構築されたような気もする。
おそらくまた小説版も出てくれるであろうから、ビルドの世界はもう少しだけ新世界での続きを楽しめるかな。と、期待して。。。
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