ゆうがたヒーロー

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感想『コードギアス 復活のルルーシュ』完璧にして最高の完全新作。みたかったコードギアス

コードギアス 復活のルルーシュ [DVD]

 

 

『劇場場 コードギアス 復活のルルーシュ』見終わった。

 

とにかく何から書けばいいだろうか。

 

こないだまで総編集映画をやっていて、オリジナルの映画は「亡国のアキト」シリーズ以来となるコードギアス

今回はまさに、みたかった”あの”コードギアスそのものだった。

 

いや、本当にこんなにもみたいものを惜しみなく見せてくれてよかったのだろうか。

終始ニヤニヤが止まらない。最高の展開の連続。ブレない相変わらずの面々達。

精一杯の言葉を尽くすが、もう「最高」「完璧」その単語しか出てこない

ことごとく語彙力を奪われてる。

コードギアスって「ノリと勢い」と「知略バトル」このふたつが奇跡的に融合したものだと思うんですよ。

元のテレビシリーズが目まぐるしく常に展開しないといけなかったようで、時々現れる「えぇ・・」っていう超展開をゴリ押してくるのもひとつの楽しみ方。

新作の2時間映画だと、こんなにも落ち着いたものになるのか・・。

 

 

まずは公式で明かされているあらすじを紹介しよう。

ゼロレクイエム後、人々は争いがなく平和な世界を謳歌していた。

しかし、突然現れた謎のナイトメアフレームよってゼロことスザクとナナリーがさらわれてしまう。シュナイゼルの密命を受けたカレン・ロイド・咲世子はジルクスタン王国に潜入する。謎のギアス使いに出くわしたその先で一行はC.Cと再開を果たす。

 

 

このあらすじだけで何がいいって、

カレン・ロイド・咲世子のチームの結成。

 

え、あったけ。この組み合わせ!?ないよね??

だって、ルルーシュが黒の騎士団の頃はカレンと咲世子を手駒にしてるけど、ロイドは王政のスザク側だったし

ルルーシュがスザクと組んだ終盤は咲世子とロイドはいるけど、カレンと敵対してるし。

この三人のチームがチート過ぎた。肉弾戦・隠密・ハッキング攻守万能で作戦実行中変な笑いが止まらない。

 

 

あー、あらすじ情報だけじゃ語りきれないので、以下ネタバレとか気にせず書きたいこと書いちゃいます!!

 


2019年2月9日公開『コードギアス 復活のルルーシュ』劇場予告編 第1弾

 

 

ルルーシュの復活とお約束

はじめルルーシュは記憶がない状態で登場する。

偶然にもC.Cと再会したカレンたちは、共にルルーシュの記憶を取り戻すため、監獄となっている元教団の跡地に向かう。

万全の仲間を揃えたドリームメンバーにも関わらず、全員捕らえられ絶体絶命に陥る。

だがその瞬間、ルルーシュの記憶が覚醒する。

高飛車で偉そうに講釈垂れながすルルーシュ、その声を聞いて「あぁこれこそがルルーシュだ」と、僕は彼を崇拝する信者だったことを再確認させられる。

 

 

覚醒したときに使うギアスはいつものあれだ。

 

 

 

「お前ら全員死ね!!!」

 

 

 

出ました!最強の即死技!笑

これこれ。死ねぇっていいながら特攻していくルルーシュにいつも笑わされてた。

シンプルながら子供っぽいギアスで笑っちゃう。

でも、1期2期とルルーシュ覚醒は「死ね」って相場が決まっている。

そしてギアス覚醒後はお決まりのルルーシュ無双タイム。

「条件はクリアした」。そう語りながら敵のすべてを読み切り誘い込み叩き潰す。

もはや様式美としか言いようがない完璧すぎる導入。まさにコードギアスの1話である。

 

さらにここで地下に幽閉されていたスザクを取り戻す。

スザクを助け出したルルーシュは次の作戦を決める。

「ナナリーを取り戻す」

 

ここまで見て確信した。「あ、これ絶対おもしろいやつだ」

コレコレ。ルルーシュの原動力はいつの時代もナナリーだった。

なるほど。これでルルーシュに敵を潰す理由ができたわけだ。

 

 

 

仲間と合流・つかの間の日常

ジルクスタン王国に攻め込むのには戦力が足りない。

ここでなんと扇・玉木、コーネリア皇女・ギルフォードのチームと合流する。

 

か ん ぜ ん に ノ ー マ ー ク だ っ た

 

コーネリアが出てくるのか。全く想定していなかった。

さらにジェレミアゴットバルトとアーニャを加えてナナリー奪還作戦を決行する。

 

 

おいおいおいおい。何このオールスター総力戦!?

その時気づいてしまった。

それまで政府軍(ブリタニア皇族)と反政府軍(黒の騎士団)は敵対していた。

ギアスや裏切りなどで勢力図が塗り替えられることはあっても、この2大勢力が手を取り合うことはなかった。

最終回で2つの勢力は解体・融合した。

そして今回はじめて共通の敵が現れたのだ。

なんと素晴らしい展開か。

 

こうして中盤ダレるどころかグングンと盛り上げてくる。

 

 

長年視聴者によるあらゆるヘイトの対象だった扇も、ルルーシュに懺悔し、許しをもらう。

落ち着いて話をするルルーシュと扇、CCとカレン、ルルーシュとスザク。

こうした細かい会話が嬉しい。

同時期に流行った「DEATH NOTE」と比較されることが多いコードギアス

大きな違いは日常エピソードの積み重ねにあると思う。DEATH NOTEではあまり描かれない、絶対的王者の日常。周囲の愉快な面々との会話っていうのは世界観を掘り下げる重要なファクターだ。

 

 
 
ギアスVSギアス

ついにジルクスタン王国に攻め込むドリームチーム。

 

初めはルルーシュの計画通りにことが運ぶ。スザクとカレンが並び立って無双する。

見ていて気持ちがいい。そりゃ、この面々が手を組んでいるんだ。負ける気がしねぇ。

コードギアスにおいては、僕らは無双を見ているだけでスカッとたのしめるんじゃないだろうか。

 

 

だがしかし、当然このままあっさりとは終わらない。

ジルクスタン側の真の能力が判明する。予言の真相は自らの死をもって時を戻すギアスだった。

巻き戻った時間でルルーシュの計画がすべて対策されてしまう。

あらゆる計画は先回りされ、ルルーシュ達はピンチに陥る。

 

これがまたいい。ルルーシュが苦戦を強いられる合理的な理由付けとなっている。

こちら側の切り札あらゆるギアスを無効化するC.Cの存在。

デスノートジェバンニさながらの起死回生の逆転劇が美しい。

ルルーシュのあらゆる作戦をC.Cに記憶させ、実行させる。いくら時が戻ろうが彼女だけはその事実を認識できる。普通にチートなんだよな。まぁ、過去に戻るもチートだからお互い様なんですけどね。

 

逆転勝利のタイミングでランスロットと紅蓮に見せ場が与えられる。

途中からひたすらに苦戦を強いられていた幹部戦。映画の終盤になってモードチェンジしておなじみのランスロット&紅蓮の姿が見たときに「そうこれだよ〜」となった。

やっぱふたりの機体はこれじゃないとね。終盤での幹部撃破は少年漫画やヒーロー物の熱さを感じて普通にテンションがあがるわ。コーネリア姫様もめちゃくちゃかっこいいし、最高だ。

とにかく僕見たかったツボを的確についてくれる。

 

こうしてルルーシュサイドの完全勝利で幕を閉じる。

これぞ、求めていたコードギアス

 

 

 

はっきりと、ギアスとか教団関連の謎はもうよくわからない。

テレビシリーズおよび再編集映画を見てても理解が追いつかなかったし、完全に復習不足だった。

でも、そんなの全く気にならないストーリー運びだった。

しっかりと最終回を迎えた作品の続編。こんなにもキレイに続きを描けるものなのか。

ルルーシュ無双にスザク&カレンの共闘、C.Cの活躍、まさかのコーネリア。

敵も申し分ない。完璧すぎる。最高だった。コードギアスが好きならば絶対見るべき映画。

もっかい見ようかな。。。。 

 

ジルクスタン側の姉弟って、やっぱりルルーシュ&ナナリーの兄妹の対比なのかな。

あの姉弟も互いを思い合ってとてもよかった。