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感想『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』本家リスペクト!ワールドワイドなスケールで描くゴジラモスラキングギドラ

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(オリジナル・サウンドトラック)

 

ゴジラ!観てきました!

 

僕は小さい頃、いまは亡き祖父に『ゴジラVSメカギラス』に連れて行ってもらえて、それ以来ミレニアムシリーズの大ファンなんです。

ゴジラ×モスラ×キングギドラ』『ゴジラVSメカゴジラ』『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ』『ゴジラ ファイナルウォーズ』『Godzilla』(2014)『シン・ゴジラ

 

ファイナルウォーズは子供心ながら人間ドラマ多いなぁ。もっと戦ってほしいなぁ。とおもってましたし、10年の時を経て蘇ったハリウッドゴジラに興奮し、他の怪獣が出てこないシン・ゴジラを楽しめる年齢になった。

時々DVDを借りて第1作のゴジラやミレニアムシリーズを見返したりしてました。

オタクだから世界観のつながりや解釈なんかもネットで調べるようになり、本当の基礎知識くらいは身につけることができました。

本当は昭和ゴジラももっと積極的に観て知識を深めないといけないよなぁ、とか思ってるんですけどね・・笑

 

 

でも、案外ゴジラって観たことないひとも多いんだなぁ、と今作の公開のときに実感。

何気ない話題フリのつもりが「ウルトラマンの怪獣かと思った」「ガメラっていたよね、どっち強いの」「え、原爆実験とかの話なの!?最近のこじつけじゃないの」と返ってきて困惑してしまう場面も何度か遭遇。

怪獣モノは子供が観るものって感じなのかなぁ。。。でもまぁ、ゴジラって公開され続けた時期と止まってた時期もあるから世代とかによっても多少認識の差もあるのかな、とも思ってみたり。

 

今回の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は待望の2014年GODZILLAの続編。

当初から次は「モスラキングギドララドン」が出ることが発表されていて楽しみで仕方なかった。

ビジュアルポスターもいい感じでテンションを爆上げしてくれるかっこいい怪獣たち

 

そして、ネタバレない範囲で言うならば、ただただ素晴らしかった。

和製ゴジラ及びそれらの怪獣たちへのリスペクトが随所に感じられる演出や設定。

 

モスラ様の美しさやギドラ様のライバル感、そして絶対王者ゴジラ

今作は日本版に比べてどいつもこいつもでかすぎる。いつも日本を攻めていて、日本を部隊にしていた怪獣たちが世界各地で大暴れ。そのスケール感の大きさもたまらなく、結局のところ人間たちは何もすることができないというのがヒシヒシと感じられた。

万一、人間が歯向かうとしたらメカゴジラを海外仕様で出演させることだけど、ハリウッドのロボットモノ(トランスフォーマー等)と比較しても相当でかくしないと戦えるイメージが沸かないぞ・・。

下手に人間が介入するよりは「モンスターバース」シリーズではひたすらに怪獣に翻弄されている人間って立ち位置のほうが好きかもしれない。

 

ゴジラが戦ってる足元で逃げ惑う人間たちがここまでピックアップされるとおもってなかった。

スケール感がでかいってのもあるけど、本当に地獄絵図みたいだった。

あんなん逃げるも何もないよ・・っていう絶望感が半端なかった。

絶望感が大きければ大きいほどすべてが終わったあとのカタルシスも大きいんだけどね笑

 

 

あと、音響がいい!これはやっぱ映画館で観たい作品!

音楽もいいし、エンドクレジットまでちゃんと聴きたくなる作品!

あー、これこれ!と、ファンならお馴染みの音楽もしっかり使われてます!

 

 

あー。とりあえず、以下ネタバレ気にせず思ったことをとにかく書き連ねます!


映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』TVスポット 怪獣篇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 怪獣大決戦

キングオブモンスター・ゴジラ 

終戦でのゴジラ強すぎる!!!

 

いや、なにあの熱暴走ゴジラ!かっこいいしキングギドラの攻撃まったく食らってないじゃん!笑

演出上、いちど敗れてリベンジを果たすっていうお約束も熱いし、リベンジ戦なのに結構互角でいい勝負してたもの熱い。リベンジ戦でパワーアップして瞬殺って場合もあるからね。

こう、放射性物質がエネルギーって設定があるから人間が回復の手助けできるのはよかった。

ゴジラの住処は別のSFモノかなって思う超古代都市と灼熱の階段の演出がかっこいい。

渡辺謙、芹沢博士がすごくよかった。でも、そこで退場しなきゃならないのは非常に惜しい‥。博士だけはシリーズのレギュラーとしてゴジラの理解者として出続けてほしかった・・・。

 

 

氷結の偽りの王キングギドラ

次に、今作のライバルキングギドラ。ふさわしい強キャラ感。

ゴジラとの氷上の決戦は見応え十分。絶望感抜群。

途中で明かされる「宇宙からの侵略者」設定。いいよ。すごくいい。

やっぱりキングギドラはそうでなくっちゃ笑

ゴジラとの2戦目で首ちぎれたのに再生したときは「マジか・・。あいつ再生能力持ちだっけ・・」とドン引きしちゃいましたね

そこらへんは地球の法則無視ってのがしっくりくるんでとてもいい設定。

 

・・どーでもいいけど首が1本なくなっても再生したときに「倒すなら3本同時破壊」系か「核(コア)破壊」系のどっちかしか倒せなくねって思ったのはゲーム・漫画脳だなぁw

 

 

自然界の女王モスラ

そしてモスラ

モスラは3段進化かつ繭での待機状態があるからどうしても話の後半にしか活躍しづらいイメージ。

卵から生まれるって設定があるからやられても別個体を出しやすいのもポイント。

ゴジラ×モスラ×メカゴジラ」みたいに先にモスラ成虫が戦って、後半は卵から孵った幼虫が参戦するというちょっとトリッキーな順番での演出も可能 

インファント島や小美人といった設定がなくなった分、少し印象が薄かったかな。

美しいとはおもったけど戦いもフォローも少なくちょっともったいない感じはした。

ゴジラと仲がいいってことになってたけど、今後出番はあるんだろうか。。。

 

 

ゴマスリクソバード・ラドン 

最後に、問題のラドン

おい、お前!メイン怪獣に入れてもらえてちょっと調子のってんじゃないのかい笑

単独主役まであるもののミレニアムシリーズではほとんど出番もなく、なんか久しぶりにメインに躍り出たラドンさんよ。

火山に眠る炎属性の怪鳥ってたしかにかっこいいけど、ギドラさんにボコられたあと完全に舎弟に成り下がってるじゃないですかww

支配するギドラの周りを飛ぶ忠実な下僕。その上寝起きのモスラにやられる始末

なのにゴジラがギドラを倒したら積極的にゴジラにひれ伏す様子は滑稽すぎるでしょ。

メインさせてもらったのにこのざまじゃ、当分また仕事ないんじゃないかな、、大丈夫?

とはいえ、ラドンってなかなか使い勝手悪そうなんだよな

 

「ゴマスリクソバード」って言われててみんな思ってること一緒だと思いましたw

 

 

 古参も喜ぶファンサービース

オキシジェンデストロイヤー

ギドラを仕留められなかったものの、ゴジラを活動停止まで追い込んだ兵器

まさか、この名前が使われるとは思ってもみなかった。。。。

こういうところで和製ゴジラのリスペクトを感じられるよね。

(そもそも渡辺謙の役どころ芹沢博士ってネーミングとかもそうなんだけど)

 

 

 ゴジラキングコング

GODZILLA』(2014)のムートーの映像もいっぱい使われ、『キングコング』の映像や「髑髏島」って名前をこれでもかってくらい連呼し「モンスターバースシリーズ」のつながりを強調

 

次の作品が『ゴジラVSコング』なんだけど戦いにならなくないでしょうか・・?大丈夫?

ゴジラのほうが相当でかくない?熱暴走ゴジラとかほんと、笑っちゃうくらい強かったよ??

「VS」って言ってるけどなんだかんだ共闘していく系かな(戦隊脳)

最後に敵がギドラの首を買ってたし共通の敵にメカキングギドラとかどうかな?

いろいろ妄想は膨らむ一方だ笑

 

 

モンスターバースシリーズを観てて思ったのが、アメリカは「クリーチャー」デザインはかっこいいけど「怪獣」ってのは少ないのかな。

ムートーでも髑髏島でのトカゲ・スカルクローラーなんかは日本映画じゃ出てこない。

でもモスラやギドラがハリウッドで生み出せたとも思えない。

日本の場合、キグルミにはいって特撮する必要があるからある程度しっかりした造形にせざるを得ない。

ハリウッドは特撮怪獣の文化も薄く、CGでの演出するから足が不安定な造形も描ける。そうした背景の違いで作る「怪獣」「モンスター」ってものが異なっているのかもしれない。

今回、注目されなかったその他怪獣もどちらかといえばクリーチャー寄りだった。

今後、ゴジラの新ライバルになりうるようなデザインの「怪獣」は現れるのだろうか。

そこがちょっと楽しみです。