ゆうがたヒーロー

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感想『リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー』改めて自分のルパパト愛に気付かされた

映画チラシ『劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー』5枚セット+おまけ最新映画チラシ3枚

 

<あらすじ>

ギャングラーの残党「ガニマ」により、ティラミーゴたち騎士竜が金庫に閉じ込められてしまい、リュウソウジャーたちは騎士竜を助け出すために戦う。ガニマを追うバンバとトワの前には国際警察の圭一郎が現れ、戦いで傷ついたコウには魁利が快盗として協力する。捕らわれた騎士竜たちに危機が迫る中、リュウソウジャー、ルパンレンジャー、パトレンジャーという3つの戦隊が期せずして出会う。

 

 

時系列的にはルパンレンジャーVSパトレンジャー本編の後日談

リュウソウジャーはいつなんだろ。

 

VSシリーズの映画作品は「ジュウオウジャーVSニンニンジャー」以来3年ぶりだとか。

次世代戦隊のお披露目する関係で「ジュウオウVSキュウレン(+ルパパト)」ができなかったものの「キュウレンVSルパパト(リュウソウ不在)」はVシネであったから、3年ぶりって言われてもちょっとピンとこない。

戦隊もライダーも映画で次世代ヒーローのお披露目するけど、どうしてもストーリーの腰を折って挿入されがちなのが不満だった。いろいろな都合もあるけど幹部クラスを新ヒーローがこっそり討伐してたり初回登場ボーナスとはいえパワーバランスもどうしても不自然。。

その点今回はキラメイジャーを単独作品にすることでルパパトリュウのストーリーを安定化させる。

また、近年の販促ノルマの厳しさからか、「世界観の構築」「敵組織の紹介」「味方人生の紹介」「初変身&敵撃破」「巨大戦」などを1話で片付けなければならない。

観ている側も気づくレベルで駆け足なのだ。

0話と銘打って単独作品をつくることで、「世界観」「敵組織」「味方」だけを抽出することができる。

おそらく1話では今回まだ仲間になっていないキラメイレッドに焦点をあてつつ、本格的に攻め込む敵組織を撃破、巨大戦をするのだと思われる。

なかなか思い切った戦略だな。0話同時上映と知ってつい唸ってしまった

毎年できるか、といえば疑問だけども個人的には何年か実験的に続けてほしいと思っている。

 

キラメイジャーのイエローかっこいいなー。ブルーはアナザーライダー。

グリーンもかわいいし、ピンクはカノンちゃんだし。

本編も楽しみだ。

 

 

さてさて、やっとこっから本編

ネタバレ込みで気持ちをそのまま書いていこうとおもいます。

 

 

 

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なんていうか、やっぱ自分ルパパト大好きなんだなーと実感。

ルパパトの醍醐味は登場人物同士の繊細な人間関係だと思っています。

特にWレッドの魁利と圭一郎のいびつな信頼感。これですよ。

本編後のルパン組は連絡を取りつつもばらばらに生活をしていることが明らかになった。

魁利も人里離れた建物で探偵?としてルパンコレクション集めをしていることがわかる。

その理由は未だに警察に追われているというのだ。

だけど圭一郎らパトレン組は彼らに再会しても逮捕をほのめかすどころか生活や安否を気にかけており、ルパン組への信頼感が伝わってくる。

パトレン組&リュウソウジャーがギャングラー残党との交戦中に魁利を見つけ、「揃うのを待っているのだろう。彼らが来るまで我々が持ちこたえる」というセリフに思わずウルッときた。

そう、こういう信頼関係なんだよ。

 

圭一郎と魁利の夜の歩道橋のシーン、透真とつかさのレストランの場面、エピローグでの初美花と咲也、細かい部分を丁寧拾いあげた繊細に織りなした会話劇のひとつひとつが心地よい

もう、さっさとVシネで続編だそうよ。。最後のルパンコレクションを巡るとかなんとかでさ。

もっと彼らの関係性を見せてください。お願いします!笑

 

 

ルパパトの肝は「関係性」だと思っている。

そういう意味では今回のリュウソウジャー組との掛け合いもルパパト風味がして非常に良かった。

まず目玉?だった圭一郎&バンバ。お硬いふたりの譲らない掛け合い。

お硬いといっても圭一郎はまだ物分りがいい。特にラストシーンの「まだ騎士の存在が合法かどうかは検討中」ってのは個人的に圭一郎らしい好きなセリフ。

自分の感情と切り分けて、あくまでも法律に基づいて物事を処理していく国際警察としてのスタンスがいい。

それに比べてバンバは言葉足らず・・。トワが頭を抱えるシーンがよかった。

あとルパパトキュウでもそうだけど、国際警察って組織は客演展開に便利だよね。デカレンもそうだけど、警察ってのが扱いやすいのか。

 

 

もうひとつは予想通りのつかさ&カナロ。キーホルダーをもらったお礼として食事に誘う男前なつかさ先輩と、勘違いするカナロ。予想していたけど、ここまでびびっとハマるとは思わなかったw

カナロが案内した店が透真の店で、思いがけずにつかさと透真が再会するのもよくできている。

ルパパトで構築された関係性がここで活きる。つかさと透真は冷静で一歩ひいた目で見ているため、真実が明らかになっちゃいそうで本編ではなかなか絡ませづらかったという。再会して穏やかな会話の中に警戒心が充満する様子は抜群だ。

そして当たり前だけど再会の会話にまったく入れないカナロ。だからこそ、この3ショットトークはうまくハマってるなー、と思った。

よく言われてるけどカナロもキャラとして扱いやすいよね。物語の起点でもいいしオチでもいい、キャラ同士を自然に結びつける装置機能を内蔵しているのは非常においしい。

 

 

トワと咲也の絡み、女子組の絡みもよかったけど、僕はこの二組(赤×赤&青×桃×金)の掛け合いが特に良かった。

エンドクレジットに名前があったか、香村さんが脚本関わってるみたいだけど、どれくらい関わってるんだろうか。。監修ではなく荒川さんとの連名っぽかった。

 

 

あとの見どころはルパパト名物ぐるぐる撮影とリュウソウ名物素面アクション

素面アクションはルパン組が担当。本編ではあまりアクションはなかったけど、素面で戦うと快盗らしさに説得力が加わる。

 

3代戦隊が揃い踏みで最終決戦。ルパパト名物のぐるぐる撮影かつルパパトのテーマソングが流れたところで脳汁ドバドバでましたね。

ルパパトの名乗りも相変わらずかっこいい。リュウソウもバンク付き名乗りだった。

バンク付き名乗りってここぞってときにしか使われないし、なんか久しぶりに見た気もする。映像気合はいってていいよね。

 

ルパン側の戦いの美しさが際立つし、パトレン側の泥臭さも健在。

こんな良質で贅沢なドラマを毎週観てたんだよなぁとしみじみ。

そういや本編でも思ってたけどメルト素面あるいはリュウソウブルーの殺陣ってスマートでかっこいい。ルパンブルーとの共闘もなんかきれいで魅入る。

 

 

話はうまくまとまってたと思うし、また見たいと思う内容だった。

その後にキラメイジャーが始まるから余韻に浸りづらいのが難点。。

ルパパト熱がなかなか冷めないからアマプラでアンフィルム見返そうかな。笑

 

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