ゆうがたヒーロー

日曜の朝でなくても誰だってヒーローに憧れてる

『魔進戦隊キラメイジャー』キラキラしているとはどういうことだろう。

 

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リュウソウロスもありつつ、あっという間の1週間。

今週から1年間『魔進戦隊キラメイジャー』が活躍してくれるだろう。

 

個人的な気持ちなんですけど、僕2月や3月ってなんか嫌いなんですよねー。

特に思うのは朝の通勤時間。いつも見かけていた高校生が姿を見せなくなる。

全く知らない高校生だ。だけどこの高校生、テストや春休みで姿を見せないだけなのか、それとも進学や就職が決まってもう学校に行く必要がないのか、そんなことはわからない。春にまた同じ時間で見かけるのか、もう二度とその姿を見ることがないのか。

出会いと別れ、変化、移り変わり、期待と不安が入り混じる季節。それがこの2月と3月だ。

なんとなく閑散とした朝も4月には異動や入社、進級・進学のためドッと人があふれる。そうしてまた新たな1年が始まる。

 

戦隊シリーズはちょうどこの時期の番組交代だ。

シリーズを締めくくる最終決戦は冬という季節に相まってシリアスが加速する。

リュウソウジャーのクライマックスは役者の演技も殺陣も見どころで毎週目が話せなかった。

 

 

そんな堂々のフィナーレを迎えたリュウソウジャーからキラメイジャーに戦隊バトンが手渡された。

キラメイジャーは今回いままでの戦隊とは決定的に違うチャレンジをしている。

それは本日に先駆けて、前日章「エピソードゼロ」が劇場公開しているということだ。

リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー』との同時上映作品だ。

 

エピソードゼロが発表されて、うまいこと考えたなと感心した。

 

映画感想の記事でも触れたが、いまでもその気持ちは変わっていない。

 

 

 

ugatak514.hateblo.jp

エピソードゼロでは王国クリスタリアがヨドン軍に侵略される最後の瞬間を冒頭に、地球へ亡命したマブシーナとキラメイストーン。

彼女らがレッド以外の4人に出会うためのストーリーだ。

 

正直、特に特筆すべき情報はなく、あくまでも「リュウソウVS〜」おまけくらいのイメージだ。観ていなくても1話に差し障りはないはずである。

ただ、このエピソードがあるかないかで1話に詰め込まなければならない情報量がまるで違う。

 

 

また、近年の販促ノルマの厳しさからか、「世界観の構築」「敵組織の紹介」「味方人生の紹介」「初変身&敵撃破」「巨大戦」などを1話で片付けなければならない。

感想『リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー』改めて自分のルパパト愛に気付かされた - ゆうがたヒーロー

0話と銘打って単独作品をつくることで、「世界観」「敵組織」「味方」だけを抽出することができる。

感想『リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー』改めて自分のルパパト愛に気付かされた - ゆうがたヒーロー

 

事前に0話があるから実質1話は1時間SP分のイメージだ。

入れなければいけない要素が予想できているから、1話の内容もほぼ想定どおりだった

初回でロボ戦を入れなかった場合、おそらく2話の大きな目玉になるだろうね。

レッドをメンバーとして認めるか否か、リーダーとしての対立が焦点になっている以上、そのバラバラな気持ちをひとつにして戦うことがテーマになるかと思う。 

 

おそらく1話では今回まだ仲間になっていないキラメイレッドに焦点をあてつつ、本格的に攻め込む敵組織を撃破、巨大戦をするのだと思われる。

感想『リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー』改めて自分のルパパト愛に気付かされた - ゆうがたヒーロー

 

1話ではレッドが仲間に入るまでの過程を丁寧に描く。

ほんの少しだけ先輩として活躍するイエローらの戦いを観て気持ちを盛り上げる。

そんな奇怪な行動からイエローらは一度はレッドを拒絶するが、レッドのキラメイパワー(だっけ?)が発揮されて・・。

 

トッキュウジャーの「イマジネーション」と近いかほぼ同義のニュアンスだろうか。

この「キラキラした力」が鍵となるだろう。

例えばそのキラキラを奪うボスなんかが現れれば変身をすることができなくなったり、キラメイストーンの面々が機能を停止してしまうかもしれない。

闇落ちした敵幹部にキラキラを与えて光の戦士になったり、色々なことが想定できる。

 

そもそも、このキラキラはなんなのだろうか。

お決まりなのは「無限大な夢」への未来型アプローチ。

おそらくレッドの持つ絵を描くことによる未知への可能性がそれだ。

オリジナリティや希望を諦めない、前向きな気持ちを力に変える。

 

そんな素晴らしいセンスを持ち合わせているレッド・充瑠は俳優や医者として世間で活躍しているブルーやピンクをみて「僕はそんなにキラキラしていない」と自信のなさを口にする。

デジモン理論(ラスエボひきずっててすみません)で言えば彼らは「夢を掴んで未来を選択した者」である。でも充瑠からすればキラキラと輝いてるという。

このキラキラは今をときめく現在形のアプローチだ。

卓越した才能を持ち客観的に観て憧れの対象となる相対的なキラキラ。

このキラキラは結果を出すことが大前提にある。スランプなんかは想像を絶する大きな敵になる。

 

 

キラキラとはなにか。わかるようで分からない、みんなが持っていてみんなが憧れるもの。

これから1年間、キラメイジャーはどんな戦いをみせてくれるのだろうか。