充瑠特訓回。
「のんびり絵を描くのはいいなぁ」と思っているところに瀬奈が現れ特訓を開始する。
そのあとも瀬奈→時雨→小夜→為朝と順に1時間ごとに連続で充瑠に訓練をつける。
特訓してもらえることに好意的だった充瑠もあまりにハードで立て続けな特訓に疲労困憊。
そこに兄弟の邪面師が現れる。
戦隊ものお約束の特訓回
イメージの特訓回って
新しい力・装備を入手→敵なんか余裕余裕→強敵出現
ってな感じの精神的にたるんでいるときに行う印象が強い。
今回は慢心による鍛え直しではなく、純粋に充瑠を育てようという仲間の親心だ。
ただ、こういう善意のハード訓練は少し心苦しい。
なにが苦しいって充瑠は絵を描くことでキラメンタルを維持するタイプで、仲間があまりそこについて考慮してくれないこと。
為朝なんて「お絵かきはあとだ」と絵を描くことを特訓の下に重きをおいている。
充瑠は瀬奈や時雨回のように本人が大切にしたい「思い」の部分をきちんと理解している。思いを汲み取る優しさをもっている。
それなのに仲間たちは充瑠の大切にしたい部分を無視して特訓を押し付けてしまう。
充瑠は優しい(見方によっては気が弱い)からそれを素直に受け取っている。
特訓してくれることそのものには感謝をしているだけにハードな訓練の押しつけをみていると心が痛い。。。
みんな、もっと充瑠を見てあげて!
撮影の時期を考慮してもフラフラしている充瑠見るのは辛いよ・・
でも今にも泣きそうな充瑠の目、どこか動物みたいで愛くるしいなぁ。。笑
コレ絶対倒れるパターンのやつだなと思っていたら巨大戦が始まった。
あれ、どうオチをつけるんだろとか思っていたらまさかの週跨ぎ構成。
「輝け俺のキラメンタル」と自分を追い込んで倒れてしまうのはマジで切ない
今回の脚本家、三条陸さんお得意の「次回はどうなるんだろう」という幕引きの上手さにまんまとはまってしまった。
24時間戦えるエナジードリンクが出てきたり、睡眠時間を極限まで削ってタイヤ引きをしながら特訓したり、妙に昭和感が強い話だ。
敵も味方も頑張るやり方があまり令和っぽくない。訓練は厳しいものだけれども心身を壊すような訓練は描写としても減らして欲しい。来週はその点も考慮して科学的に効率的なスケジューリングをするような訓練に切り替えてほしいな。
その一方でヨドン軍サイドは「兄弟」をテーマに動きがあった。
「兄弟なら仲が良い・協力できる」という概念をバッサリ打ち消したガルザ
自分の境遇から熱い弟推しかと思いきや、弱いものを切り捨てる発想だった。
これはいい意味で期待を裏切る展開でおもしろかった。
キラメイジャーは特に昔の作風ながらも今風の価値観への転換が上手い
「兄弟は仲がいい」「昭和型の特訓」そうした固定概念を打ち消して戦隊の特訓回をリノベーションしてほしい
次週はどうなるのか、こうご期待!