『魔進戦隊キラメイジャー』追加戦士導入によるキャラ関係像の再構築。キラメイシルバーと小夜の今後
前回よりキラメイシルバーが本格的に登場。
追加戦士の苦悩としては、「すでに完成しつつある既存キャラとの絡み」がよく挙げられる。
視聴者側もキャラクターの性格を把握しているため、ぼんやりとキャラ同士の関係性をイメージしている。
例えば「小夜」「小夜さん」「小夜姐」など呼ばれるキラメイピンクはキラメイジャーの頼れるお姉さんの立場であることが見て取れる。
マイペースというか、やや天然な部分をキャラとして表現しつつも「怒ったら怖い」ような印象を与えている(しかも明確に怒ったシーンを挿入したことは記憶にない)。
ここまでキャラクター設定が固まってしまうと小夜に新たな側面を見出すのが難しくなる。
そこで考えられるのが2つ。1つは事故や特殊能力により「キャラクター性をリセットする」ことだ。
わかりやすいのが頭をぶつけた衝撃で幼児退行してしまった回だ。普通なら敵怪人の攻撃による影響になりがちな設定だけれどもそれはおいといて、普段の小夜とは全く違う側面を披露することになる。そういう中で表に出てこない「内面」に触れ、今の性格になった経緯や深い考えを掘り下げていくことが可能になる。
その他戦隊あるあるでいえば「敵や味方との身体入れ替わり」「味方と身体がくっついて離れない」などもそうした掘り下げに役立つ。相手のことを知らないがゆえに喧嘩をして、入れ替わってあるいはくっついて相手の立場や考えを深く知る機会を持つ、戦隊ものの王道だ。
新たな顔を見せるもう1つは「新しい関係性の構築」だ。いわゆる新キャラの投入だ。
キラメイシルバーが入ったことでキャラクターに変化が起きた。
マブシーナに兄がいた、という事実が加わり、いわゆる妹属性が追加された。
そしてクリスタリアに戻るであろう最終回後にこの先も家族がいない「天涯孤独」ルート回避の可能性が生まれた
また博多南の兄貴だということでカラットのバックボーンが少しだけ明らかになった。
オラディン王がなぜ地球と絡みがあったのかがその契機が分かった。
そして大きいのは「小夜を自由に振り回す存在」が現れたことだ。
前述の通り、彼女は協調性はあるもののマイペースな性格だ。キラメイジャーメンバーは優等生揃いのメンタル美人(イケメン)ばかりで周りを無理やり巻き込んでなにかをさせることはない。それぞれを尊重し「付き合いで」という様子が全くない。彼らは純粋に好意的にキラメイジャーメンバー同士で交流を楽しんでいる。
ひとつの目標を達成するために出会った異業種トップレベル同士の交流、普通に刺激的で楽しいんだと思う。僕もそういうのやりたい…笑
そんな小夜を山で放置しようとしたり山で連れ回したりキスを迫ったり、ある意味それまで積み上げてきた方向とは違う角度から小夜を眺める役割を担った存在、それがキラメイシルバーだ。
そんな役目、充瑠はもちろん時雨や為朝にさえもできない。
大人の余裕を見せつつも「やれやれ」というスタンスを貫くのか、まんざらでもないルートで進むのか、このふたりの関係性は見ものだと確信している。
小夜が思いの丈を話し、感情的にぶつかる場面も出てくるかもしれない。
なんとなく宝路は抱え込み系でマブシーナや小夜に真意を話さずに自分だけが背負い物事を解決しようとするんじゃないかなーと思う。
そして気づいた小夜が宝路に詰めより激昂する。(場面はたぶん雨だな)
宝路は多く語らず行ってしまう。その背中に向かって最後まで小夜は気持ちをぶつけ続ける。
メロドラマ(?)の見すぎかな。笑
勝手に期待してまーすw
でもなぁ。プロデューサーの塚田さんの過去の追加戦士
「デカブレイク」「マジシャイン」「ゲキバイオレット&ゲキチョッパー」ルートだと本筋の鍵を握っているけど遠くで援護する系になる気がする。
「仮面ライダーアクセル」「仮面ライダーメテオ」ルートだとヒロインとくっつく(小夜脈あり)
ライダー路線だと自分にまつわるイベント終了後は影が薄くなる感じ、序盤が濃すぎる印象がある。
あと大体スかした、いけ好かない奴らばっかだなw
まぁ、追加戦士にありがちだけどね。
さて、来週は充瑠、これから週替りで既存メンバーとの交流回かな。衝突役はやっぱ為朝だろうか。
にしても充瑠、そんな男のどこがいいんだ。なんでそんなに憧れちゃうんだ〜。そんな大人に憧れちゃダメだよ!!ダンディで仕事熱心な無骨親父とかならわかる。いまのこ自由勝手な嘘つき親父だぞ!笑
ピュアな君が憧れる大人像に選んでいいわけがない。考え直してもらいたい!