魔進戦隊キラメイジャーの宝路&瀬奈回
今回はみんなに見せ場があり、キラメジャーというチームの良さが際立ついい話だったと思う。
瀬奈の良さのひとつが充瑠とは違った角度でのまっすぐさ。
そのひたむきな姿勢はプロアスリート向きの性格だなぁ。
対する宝路は一見俺様振り回し系でありながら、実は流されやすく繊細だ。
お風呂回でも仲間の大切さを知る際に気が弱そうな一面を見せた。
マブシーナや博多南に言っていないような抱え込み案件もあるだろうと思う。
あるいはガルザ様にもう一度そそのかされて闇落ちするか・・・。
個人的にはキラキラしている光に呼応する形での闇を強調したほうが映えると思うんだけど、やりすぎかなぁ・・・。背負わせすぎか・・?
そんな自分本位で素直にならない宝路に対して、まっすぐグイグイ引っ張る瀬奈。
自分のことを思っての行動だと思った宝路は瀬奈にも同じような経験があるのかを問う。だが瀬奈の答えは「やり残したことやりきらなきゃ全速力出せないじゃん」というものだった。
思い返せば、瀬奈は百人一首回でフェイントで色々考えてしまい、気が散った結果スピードを封殺されていた過去を明らかにしている。彼女はやがて百人一首ではなく陸上に注力していくわけだが、瀬奈が全速力のちからを発揮するには余計なことを考えない、ということが必要なのがわかる。
だからこそ宝路がいま全力で走れない状態であるのならば、宝路が走りやすいようにゴチャゴチャと気になってしまうハードルを取り除くための手伝いをしてやろう、ということだ。この考えは瀬奈らしくていいところだ。
じゃあ、なんで瀬奈が宝路が全力を出すための手伝いをするのだろうか。
瀬奈はこう語る「一緒に戦うと決めた仲間が全速力をだせないこと、それはもうキラメイジャーの問題なんだ」と。
つまりは「宝路が全力出せない」=「キラメジャーが全力を出せない」という構図になる。瀬奈はキラメイジャーという組織のために宝路をフォローしているという。
元々キラメジャーはメンバー仲がいい上に人間的に完成されている。仲間への協力やアシストをすることを全く厭わない戦隊だ。(その上個々の問題解決力も高い)
キラメイジャーは常に、組織が最大のパフォーマンスを出すためにはどうしたらいいのか、という最適解をついてくる。個人の好き嫌いで判断するのではなくてチームを思った行動をするってのは案外難しいのだが、当たり前にできているのがさすがだ。
しかし、瀬奈はさらにもう一歩先に行く答えを出している。「つまり私の問題なの」発言だ。「宝路の問題」=「キラメイジャーの問題」=「瀬奈の問題」としてここまで親身になるのなんて普通であれば不可能だ。
仲間たちはやや疑問系でありながら「宝路に謝らせたのは結局、瀬奈は自分のためにやったことだ」と話をしていた。言葉としては正しいけれどもそのニュアンスがまるで違う。確かに言葉だけ読み取ると瀬奈の自己満足のようにみえる。でも充瑠は瀬奈の満足そうな笑顔を見ながら「それだけじゃないかも」と返す。
仲間の問題を自分の問題として捉えることのできる瀬奈は、仲間の喜びも自分の喜びとして理解してやれる。ONE FOR ALL , ALL FOR,ONEを素でできるってすごいなぁ。
アイスブレイクを思いつき今回も参謀として(?)実リーダーとしても優秀な働きをした為朝。
次回は宝路&為朝回。・・・待ちに待ったエンドレス為朝回からもうローテーション回ったのかと驚く。
マシュマロづくりで充瑠と仲良さそうなところとか、充瑠が為朝をかっこよかったと言ったり、見ていて微笑ましい。充瑠憧れのお兄ちゃん感がすごい。
宝路との関係性はどうなるのだろうか。対等な友達感があるけど年齢差がなぁ。。
小ネタ感想
・ちなみに時雨が最後に「宝路さん」と呼んでたのがちょっとよかった。呼び方定まったんだねw
・マシュマロづくりでナチュラルにみんなマスクをさせた圧倒的なコロナ対策さすが!スタッフの柔軟さがすごい
・マシュマロ邪面のマシュマロボディ、結構すきw 裏番組で悪魔の実でも食べたのかみたいな能力でおもしろかった笑
・宝探しで必殺技かます小夜ねぇ・・・