ゆうがたヒーロー

日曜の朝でなくても誰だってヒーローに憧れてる

『魔進戦隊キラメイジャー』充瑠と柿原さんのアオハル。作品そのもののクオリティが高すぎませんか

スーパー戦隊シリーズ 魔進戦隊キラメイジャー VOL.1 [DVD]

 

全キラメイファン待望(?)の柿原さんの再登場

エピソードゼロ以来の登場ですね。テレビ放送があったから再登場した、って意見も見受けられたけどクラスメイトなんだし、ゼロ話の下敷きがなくてもなんとでもなると思うんだよなぁ。本筋じゃないからゼロ話しらなくても回想で補完してやればいいし・・。

充瑠の高校生活ってのは気になっていたから柿原さん再登場よりもこっちの描写のほうがありがたい。夏季補習って設定にすることで生徒数も最低限でキャスト集めが負担にならない安心設計。くっついて密になる場面も、充瑠の変装っていう口実でマスクでフォロー。キラメイジャーは充瑠役の小宮くんがまっさきに新型コロナに感染したって事実があるから分かりやすいくらいに感染防止策を練っているのがすごい好感持てる。約45年つづく企業力とノウハウには本当に頭が下がる。世の中の「対策のやってる感」じゃなくて映像に残る部分でも最大限の対策をとった本気で取り組む姿勢はもっと評価されてもいいよ。

 

変装マスクと少人数補習に感心しすぎてちょっと脱線しちゃった。

というわけで、先週に引き続き制服充瑠回。クラスで4人だけの補習に呼ばれた充瑠。課題のプリントを押し付けられるのは回避するものの話を聞かないで絵を描くのに夢中。最近代役んの影が薄いけどもヒーローと高校生やお仕事の両立はどうしてるんだろう。自分が輝くためにはヒーロー活動よりも本業への比重が高いほうがよさそう。

とはいえ、高校生は自分で勉強していくことも大事なわけで、絵ばかり描いてる充瑠くんは学校の成績はよくなさそう・・笑

 

そんな補習中に接着剤邪面が現れて教室を飛び出していく充瑠。「なにか裏の顔があるかも」と後をついていく柿原さん。明らかにヤバそうな雰囲気の中の現場でもホイホイついてきちゃうのがさすが女子高生。見事に邪面師にロックオンされてしまい、充瑠が助ける形で無事くっつく。

 

戦隊ものにおいて民間人が怪人とヒーローをどのように捉えているかって、いろいろなアプローチがあって興味深い。

キラメイジャー第1話では邪面獣をテレビリポートする様子があり、邪面獣の存在は大きな驚異であることが描写されている。邪面師も度々現れてど派手に暴れまわってることも多いし、その危険度は認知されているのかな。となると当然キラメイジャーの存在もみんな把握している。充瑠が「カラットにこんな組織が」って言ってたことからキラメイジャーがカラット所属の民間警備部隊って認知はないと思われる。それに、メンバーの大半が世間的に有名人であることからも、キラメイジャーの正体も隠されている。

そんなとこかな。柿原さんはマブシーナやキラメイストーンまで見ている数少ない一般人になったわけだ。准レギュラー的に秘密を知っているけど語らず応援する市民代表として時々出てくれないかな。

 

 

柿原さんへのフォローと「キラキラ輝くということ」への一貫性

今回充瑠と柿原さんがくっついたことで、充瑠のキラキラしたものの考え方が深堀りされた。

話題はエピソードゼロでの柿原さんのイラストへ遡る。ゼロ話で描いたイラストは

①充瑠の「無自覚に本質を見抜く」というところを強調しながら、

②一生懸命描いている充瑠を見て心を開きかけた柿原さんとのいい話に見せかけたオチとして扱いつつも、

③忘れられた夢で見たガルザのイラストへの前ふり

という、振り返れば何重にも意味をもたせたイラストになっている。

 

①の充瑠の本質を見抜くエピソードはその後も重点的に描かれており、キラメイジャーの肝となっている。肝だし分かりやすくゼロ話としての提示するのに最高の扱いだ。

③もガルザとの初対面で前ふりの役目は終えている。

 

問題の②はエピソード単体のオチとして役目を終えている反面、クラスメイトとしてその後も顔を合わせている柿原さんとの間にどのようなフォローがなされたのかが不明であった。本質部分とはいえあのような禍々しいイラストを「これが君だ」と渡されれば少なからずショックを受けるのが人間というものだ。今回は単に柿原さんを再登場させるだけでなく、あえてゼロ話を補うフォローした作りになっている。

 

 

今回の冒頭で柿原さんは先生の前ではいい子で優等生を演じているということが分かった。ゼロ話ではクラスメイトだけであったから、スクールカースト上位の悪女のひとりみたいな立ち振る舞いだったけども、どうやら「優等生」という別の側面をもっているようだ。視聴者メタ視点とキラメイ世間での認知に差異をもたせたわけだ。

このギャップを示した上であえて「ずる賢くてパワフル」という悪いイメージを「僕にはない側面だ」とまるっと受け入れて肯定してしまう。教育番組であれば「ずる賢さは自分を傷つける」という方向性でまとめて、「心を入れ替えます」と締めることが可能だったはずだ。

その上で柿原さんは「裏の顔がある」という表現を改めて「別の側面がある」と考え直した。今までの表だ裏だという単純な二元論から、多様性のあるものの考えへ変化したのだ。柿原さんが出した結論として優等生を演じるのをやめるというまとめになった。そのほうが自分らしく自然体でいることができてキラキラと輝けるからだ。

ついでに自分の知らない側面を見ることができて充瑠へのキラキラも感じることができた。(そのキラキラは盲目的なアオハル的な側面もある)

 

今回書いてみておもったけど、かなり高等レベルのエピソード展開してるよ。

優等生であることを押し付けずに「自分らしくある」ということを重視したのはキラキラ輝くために一貫したテーマなんだけど、柿原さんの悪女さえも肯定するストーリー構成は相当冒険してるんじゃないか。ずる賢いってネガティブイメージを敵攻略の作戦という使い方でプラスに転じたり、なぜか繋がったまま離れない手という手法でアオハル演出したり設定に抜かりがない。

しかも今回の充瑠ってひたすらに柿原さんのいいところを認めて「褒める」に徹している。前回の入れ替わり回での経験・設定がきちんと活かされている。

いやはやこんなにハイクオリティを維持してる打率の高い戦隊は本当に稀だぞ・・。

流石に普通夏にはダレるようなエピソードくらいあるだろ・・。すげえ

あと、時雨の「内緒な」は為朝のだし、マンホール飛ばす戦闘は女王様のだし、小ネタも忘れない姿勢。小夜はどうしたら冷蔵庫にくっつけられるんだよ。真っ直ぐで鈍感な瀬奈お嬢様かわいい。空気を読めない宝路は話をすすめるのに役に立つし、充瑠との合体がめちゃくちゃかわいい。昭和のおっさんなのに笑

 

次回は縦糸回。割と忘れていたカナエマストーンが簡単に見つかるの巻

 

〜以下エンディング妄想〜

キラメイジンを下りた後も二人の手は繋がったままだ。

夕焼けバックで周りが遠巻きでニタニタと微笑ましくみてる。

「え〜どうしよ!」って焦る充瑠。柿原は充瑠を愛おしそうに見てからそっと手を離す。

「あ、離れた!よかったぁ〜このままずっとだったらどうしようかと」

「ふふ。熱田って本当に変わってるよね」

「ほえ?」と首を傾げる充瑠。柿原は再び充瑠の手を取る。

「ほら、補習戻らないと。提出時間に間に合わないよ」

「あ〜!そうだったぁ。急がなきゃ!」補習を思い出した充瑠は柿原と走り出す。

 

お、なかなかいい妄想だと思うんだ(自画自賛

キラメイジャーのアオハル回、いいぞ。

 

ugatak514.hateblo.jp