宝路回ってことでいいのかな。あと時雨がちゃんとクールイケメンを全うしていた回。
感覚的には戦隊は通常怪人がでるのは年明け1〜2回くらいなイメージがある。
突然の幹部ラッシュになったり黒幕が登場したりでなかなかスケジュール的に通常回をはさみづらいんだよね。
次回はヨドン皇帝第3の姿ということで虫歯邪面が最後の通常怪人なのかもしれない。
年末にがんばったからか巨大戦もなく、結果として浮いた時間を通常怪人と全く別動部隊の宝路ガルザの掘り下げを並行して描写することができた。
久しぶりに登場したカナエマストーン編。今回もあっさり場所を特定してしまう。その分に幻覚を見せつつの過去エピソード。
クリスタリアの(多分由緒正しき)決闘で宝路とガルザが戦った過去が明かされる。
その際に不正を働こうとしたガルザに気づき、オラディン王が決闘を止めた。
決闘に水を刺されたと感じた宝路は心にモヤモヤを感じていたようで、それが幻覚となってしまう。
いやさ、オラディン王も悪いよこれ…。少なくとも宝路は本気で決闘に取り組んでいたし、理由も告げずに決闘禁止の宣言だけじゃモヤモヤするよ。。。
百歩譲ってガルザの顔を立てて宝路の目の前で叱責することはしないとしても、別の場面でガルザに向き合って諭すような描写が必要だよ。そうやって自分ばかり知ったつもりでいて、十分な対話を避けることが相手を傷つけてより非行の道へ進ませてしまうんじゃないでしょうか。
ガルザの過去ってどれくらい掘り下げられていたっけ。だいたいすでに歪んでしまったあとのエピソードであって、クリスタリア&オラディンとの決別になるような事件が見て取れないんだよね。ただ、小さいときから悪のヒーローに憧れていたみたいなことは言っていたな。純粋悪としての敵キャラにしたいのかな。
マブシーナ視点での楽しい思い出もあまり回想されないし、なにを思いながらそれまで過ごしてきたんだろう。そして、闇に染まった今、彼は楽しいのだろうか。満たされているのだろうか。
虫歯邪面は特別トリッキーな特殊能力があるわけではないけど、普通に厄介だし強い。
虫歯って悪化すると口も聞けなくなるんだっけ・・・こわ。
虫歯の弱点がわかっても、宝路のシャイニーブレイカーが必要な状況っていうギミックになっているのは構成としていいなと思った。宝路サイドが動くまで邪面側に苦戦しなきゃいけない分、「歯」にちなんだ言葉遊びでコミカルにしている工夫が面白かった。
「ハッ ハッ ハ」って笑っていたのもなんとしてもねじ込んでやるって気概を感じた。
「虫歯になってから歯を磨いても意味がない」「歯磨きをしよう」と、まるで教育番組みたいな教訓で締めたのはさすがだった。(戦隊はある意味では教育番組)
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