『魔進戦隊キラメイジャー』クランチュラ生存おめでとう!ヨドン軍はホワイト悪の組織にはなれそうもないですね…
全国の瀬奈お嬢様&小夜姉ファンの皆様待望の猫耳回
ヒロインズに加えて充瑠まで猫化させるなんて、スタッフわかってるなとか思ってたら、想像の斜め上いく充瑠が猫にならなければならない正当な理由がそこにはあった。
そうだよね。精神状態が正常な充瑠とはなかなか対話する機会ないもんね。猫だったらついつい話しちゃうよね。仕方ない。
というか小宮理央くん、猫状態での演技時間長すぎて大変だったでしょ。ヒロインズはとりあえず猫化しといてって感じの司令室パートとの対比がすごいw
このエピソードが数ヶ月前の放送回であれば、単なるおもしろ回なのに終盤で行われた意味。それはクランチュラの待遇を決める重要回だからだ。公式でさえも「猫耳いえど重要回」と告知していたからなにかあるだろうなとは思っていたけど、ヨドン皇帝から公式に解雇宣告されてしまいました。水落ちだから生存確定で安心したところのEDパートでさっそく回収されるクランチュラ。ガルザが彼に「頼みたいこと」とは…。
ヨドン軍はホワイトorブラック?
さて、キラメイジャー放送初期で「闇の保険」完備しているヨドン軍はホワイト悪の組織になれるか?みたいに思ってた。まだ最終回を迎えてはいないとはいえ、結論は見えた。ヨドン軍はホワイトな職場ではない。
ヨドンナの立ち位置
皇帝直属秘書官(というか皇帝そのもの)であるヨドンナ。基本方針は成果主義であり、部下に対して厳しくあたる。強化と引き換えの過労死も厭わない典型的なブラック上司だ。皇帝直属という権威を振りかざすが、不都合があるとその責任は現場へ押し付けて自分は退散する。
しかも、知っての通りヨドンナ=ヨドン皇帝である。社長が清掃員のフリをして現場視察するくらいのノリなくせに、めちゃくちゃ現場を荒らしていく最悪のトップだ。
ガルザの立ち位置
いわば競合から引き抜いたはいいけど思ったより成果がだせず持て余している感じだ。性格は社風にあったブラック気質なので特に外様感なく馴染んでいる。ただ、成果は全然出せない。せっかく幹部待遇で引き抜いたのにこれでいいのかヨドン軍。
クランチュラの立ち位置
ガルザ加入前からの幹部、いわば古株だ。というかガルザ入れても二人しか幹部がいないヨドン軍はよく軍として成立させてたな。クランチュラは作戦参謀・軍師のポジションでありながらクリエイターだ。敵国の技術や文化を利用した柔軟な発想で侵略をしていく。(クリスタリアは強硬突破っぽかったけど)
彼のいいところは常に仕事に楽しさを見出そうとするところ。アイディアが思い浮かばなければ自ら現場に赴き自分の感覚を次の作戦の糧とする。負けるかもしれない自分に保険をかけるように用意周到な側面もある。
ヨドン軍の体質
軍隊という性質もあり、基本的には体育会系組織だ。上司の命令は絶対で成果を出すことを求められる。24時間戦えるようになるエナジードリンク「ウスギタゴールド」が邪面師のあこがれの嗜好品であることから、みな仕事に追われている。ウスギタゴールドは高級品らしいが、幹部のクランチュラですら年に2〜3本しか飲めない代物だ。(クランチュラも年に何度か24時間働く日があるんだね)
クランチュラのような思考力が求められる立場の者にとっては、常に成果だけを求められるのはきついものがある。かといってクリエイター本位になりすぎると採算度外視で効果も薄いような作戦が乱立されても困る。ヨドンナのような成果主義者とうまくバランスをとりながら作戦を練ればキラメイジャーも真っ青な強力な敵組織になるだろう。
クランチュラはワイズルー(リュウソウジャー)、ヨドンナはエンター(ゴーバスターズ)といい同僚になれそうだ。
幹部勢は現場に作戦を任せて定期的に報告を受けたり、たまに応援にいくが、基本的には現場任せだ。場合によってはムチを打って見捨てるような場面さえもある。組織改変前のデーボス軍(キョウリュウジャー)は幹部がよく加勢してくれていた。それとは大違いだ。
尚、ヨドン軍は等身戦と巨大戦は別個体が行うものであるから、死して尚働かされることはない。多くの怪人組織は「巨大化=2度目のチャンス」くらいに思っていることを考えると、復活のチャンスを与えられないとも見ることができる。ある意味徹底した成果主義だ。まぁ、負けても「闇の生命保険」かけてあるあたりはヨドン軍抜かりないな。
いろいろな悪の組織はあるけど、僕はヨドン軍には就職できないな〜。
次回は、いよいよクライマックス最終章か?
柿原さん再登場。宝路の初恋の人も紙面で登場してたっぽいし今までの関係者も巻き込むような最大級の作戦が動き出す。
あぁ・・キラメイロス待ったなし。