最終決戦。ラスボスはガルザかと思いきやその座は皇帝に奪われてしまう。
ついに明かされたガルザの過去。個人的には闇落ちしていく過程がみえなかったから、答えがしれただけで満足感ある。
ガルザは幼少期からひらめきの才能をもっていた。
幼きガルザはキラキラと輝いていて、兄オラディンとも仲が良かった。
しかしそんなガルザに近づいてきたヨドン皇帝により、ガルザは悪落ちしてしまった。
前回、充瑠が夢でみた幼ガルザに忍び寄る黒い影。比喩表現ではなく実際にガルザに「憎しみ」を植え付けた黒幕がいるという直接的演出だった。
明かされたガルザの洗脳。ありかなしか
見ているとガルザのこの設定は案外賛否が分かれているね。いわゆる洗脳落ちということに陳腐さを感じるかどうかがポイントになっている。
「洗脳?ふざけんな」派にはガルザには悪としてキラキラしてほしいという願望がある。「洗脳で悪いことをさせられていた」となると「元々いい子でした」となる。皮肉にも悪役として輝いていたガルザを否定することになってしまいかねない。ガルザは根っからの悪であってほしいのだ。
別パターンとしては個人的趣味範囲でガルザには「歪みに歪んで拗らせた末路」であってほしいという願いだ。擦れて腐ってしまった人間臭さに魅力を感じていた人も多い。しかしこうした歪みそのものが意図的に植え付けられたとなってしまうと、「コレジャナイ」と思い失望した人も多いのではなかろうか。
「洗脳でよかった」派はガルザの過去を見て幼ガルザの輝きに好感をもった人たちだろう。根っこが悪ではないことが分かれば味方として共闘もありえるしヨドン皇帝を倒す最後のキーとして見せ場が残っている可能性もある。ラスボス戦でライバルが味方になる展開はそれだけで熱い。最終決戦で味方になれば散っても見せ場、生き残っても見せ場で美味しいところだらけだ。ましてはガルザは王様の弟という権威すらある。クランチュラ&ヨドンナとヨドンヘイムを友好国として再興することだって可能だ。
ついでに「歪み拗らせ大好き」派として、善の心を取り戻したガルザが、生きて自分の罪の意識に苦悩する未来を想像するのも一興ではないでしょうか?笑
ところでオラディン王もマバユイネも肉体を捨てて鉱石に魂を移すことが可能だ。
たぶんクリスタリア人の能力なのだろう。となればガルザだってできるはずだし、最悪ガルザはキラメイストーンとなるのもありだよな。ガルザの能力でオラディンを人型に戻したように、オラディンの能力でガルザを人型にすれば来年の「VSゼンカイ」での活躍も期待できる。
個人的な展開予想(あたった試しがない)だけど、今の時点でガルザは生きていてヨドン皇帝を倒す最後のキーになる。自分の命と引き換えに皇帝を倒すことに成功。洗脳の事実を知り悲しむキラメイ陣とオラディン・マブシーナ。充瑠が「この感覚は!?」or「ひらめきーング」で石ガルザ発見。感動の再会。クリスタリアへ。
うん。悪くない。これで行こう。
しかし、充瑠の「ずっと一緒だよ」を信じ続けるファイアが重たい。そのあたりはどう締めるつもりなのかわからんぞ。充瑠も宝路みたいに養子にいっちゃう?でもそしたら柿原さんが・・・。普通にクリスタリアと地球を行き来できるようになるのではファイア的には納得できないのかな。やっぱ遠距離は寂しいよね…。
ヨドン皇帝の長期計画
それにしても幼ガルザを洗脳したヨドン皇帝、クリスタリア侵攻に結構な時間割いてるな。何年かけてクリスタリア侵攻してるんだよ。しかもコツコツ地道な侵略してるわけでもなく、ガルザ1点投資かよ。エピソード0なんてガルザありきで侵略成功したくせに。クランチュラがいないと怪人生み出せそうもないのに。そもそもろくに幹部も育ててないのに。
まぁ、秘書官のフリしてフラフラしてるくらいだからな。侵略も趣味くらいなもんなんだろ(適当)
倒してスッキリできるように悪役ムーブを全面に引き受けてくれたし、存分にやられちゃってください!