ゆうがたヒーロー

日曜の朝でなくても誰だってヒーローに憧れてる

『機界戦隊ゼンカイジャー』第2話 戦隊あるあるをねじ込んだ、戦隊シリーズの傾向と対策

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仲間集め回。次回はマジーヌを仲間にするのはわかるけど、5人目まで走り抜けるのか、一瞬タメをつくるのか、どっちだろうか。ブルーン、ずっとキカイトピアの清掃員をやってるからゼンカイジャーサイドと接点ないし、せっかく敵組織からの脱走ヒーローになれるんだから前後編くらいでタメてからの5人揃い踏みにしてもよさそうではある。

とはいえライブ感やスピード重視の現代だと、そういったタメや余韻を犠牲にして最短でインパクトある展開を連打しがちなんだけどもね。

今回は敵怪人の成り立ちや合体ロボも登場することで世界観をより戦隊らしく掘り下げていく。「敵を倒せば大抵の問題は解決できる」というめちゃくちゃメタをぶっこんでくるセッちゃん。戦隊あるあるを公式にすることでうるさい「ご都合主義論」を一蹴する力技。ここ10年くらいの戦隊はこうしたお約束を逆手に取ったり理屈付けたりして本当に丁寧な設定づくりを心がけてるなぁと頭が下がる。

設定が「戦隊ヒーローをもとに作られた戦隊ヒーロー」だから「戦隊の定義」「傾向と対策」がしっかり練り込まれた戦隊ガチ勢の気合を感じるぞ。

 

さて、仲間集めということで、ジュランにつづきガオーンがパーティ入り。猫なで声(?)の甘い言葉がウラタロスを思い出させる。ジュランをガン無視するあたりからして早くもキカイノイドコントが期待できるぞ。

ガオーンが劇場版でなんかカイトに優しいっていうか惚れているような雰囲気があった理由がなんとなくわかった。助けられたとかそういうのではなく、純粋に生き物が好きなのね。そういう意味では「百獣パワー」で変身できるのは本望なんじゃないかな。他の戦隊パワーをどう扱うのかはまだまだ気になるところだけれども「動物パワー」は先週使ったから当面なさそうだ。

 

ゴーグルファイブは新体操

この過去戦隊パワーは毎週何が使われるのか、という楽しみ方はゴーカイチェンジのワクワクと似ている。あの頃のヒーローが一瞬出てくるだけでも脳汁が出てきてしまう体質になってしまった。

ゴーグルファイブは新体操」とゴーカイEDでバッチリ特徴を覚えていたので、昭和戦隊だけどもバッチリ認知できた。勉強成果はいつ発揮されるかわからない。こうして10年越しに活きることだってあるんだよ。

当時は「新体操」ブームかなにかあったのだろうか。ネットで「80年代 新体操」と検索してもそれらしき記述はない。Wikipediaを読むと「アクロバティックな動きの追求による派手な画面づくり」による採用だという。実際、剣や銃に弓、必殺バズーカでの戦闘が多い昨今の特撮の中でも「リボン」で敵と戦うのは妙に印象に残る。予算的にも扱いやすい可能性もある。ゴーカイジャーでもなんだかいっぱい変身していたような気がしたけども、調べてみたら全員で11回しか変身していなかった。EDの効果による錯覚だった笑 おのれゴーカイジャー

 

 

忍びの風吹けハリケンジャー

世代的な問題か、SNSでは「ゴーグルファイブ」よりも「ハリケンジャー」のほうが盛り上がっていた。ガオーンによる「ガオレンジャー」からの「ハリケンジャー」。この2作品ドンピシャ世代にはたまらない配列だろう。ガオレンジャーが2001年でありちょうど20周年となる。ガオレン世代が当時5歳であれば25歳となりSNSとの親和性が高いし、人によっては子供と一緒にゼンカイジャーを楽しんでいるかもしれない。

 

前回のニンニン&ジュウオウの能力を使ったときの戦隊ホログラムに追加戦士がいなかった。ハリケンジャーのときも同様でゴウライジャーの姿は見えなかった。実際ハリケンとゴウライは別戦隊扱いだから厳密には追加戦士ではない、そういう意味では今回ゴウライの姿が見えないのは正しいのだけども、どのように調理するつもりなんだろう。

やっぱり別のセンタイギアを用意して追加戦士が扱うのかな。じゃあ、シュリケンジャーはどうするのか。さらに言えばセンタイギアにはナンバリングまでしちゃってある。彼らの番号はどうなる?ルパパトはどうなっている?

なんとなくキカイトピア側のアイテムとして出てきそうだけど、どうかなぁ…。

 

 

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