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感想『手裏剣戦隊ニンニンジャー』忍びの7.春のニンジャ祭り!カクレンジャーとハリケンジャー参戦!

手裏剣戦隊ニンニンジャー ファイナルライブツアー2016

 

スーパー戦隊45作品記念、『機界戦隊ゼンカイジャー』。あのジオウディケイド電王を生み出した白倉氏がプロデューサーする戦隊作品。ゴーカイジャーから10年か・・。ときの流れってすごいわ。

 

ゴーカイジャーやゼンカイジャーはアニバーサリーヒーローだからワクワクするけども、ここ10年は時々不意打ちコラボがある。古参のオタクはこういうコラボ回は大好物だ。

と、いうわけで今回は『手裏剣戦隊ニンニンジャー』と『忍風戦隊ハリケンジャー』『忍者戦隊カクレンジャー』のコラボについて語ろうと思う。

 

 

ニンニンジャー本編の縦糸

そもそも第7話は単発で見てもおもしろい。強敵に歯が立たなかったことから一層修行に励む場面からはじまる。この修行の特別講師としてニンジャレッドのサスケとハリケンレッドの鷹介が現れる。

このシナリオ運びはシンプルながら理にかなっている。敗戦からの特訓回は新しい必殺技や武器、ロボット登場に使われることが多いけども、こうやって先輩に教えをもらう素直な特訓というのもありだよね。

また、シロニンジャーの風花が前回兄に助けられたお礼をいうか言わないか、という彼女の気持ちの成長エピソードにもなっている。一度は素直に気持ちを言うことができなかった風花だけども、兄が死んだと聞いたことから思いを伝えることの大切さを学ぶ。

 

今回の敵怪人がネコマタだ。時計(ウォッチ)に猫の妖怪で笑い方は「ゲラゲラゲラ」。元々この2015年時点で妖怪を敵に添えようと企画してる時点でわかるけど、それ以上にドストレートなパロディをやるとはね。さすが東映。そのくせ時間操作とか厄介な能力を持った妖怪っていうのがひどい。やはりこういうバケネコは強い。

しかも、この後も手を変え品を変えて何度も登場する。バケネコを何度も使いたかったんだろうか笑

 

 

春のニンジャ祭り

ニンニンジャーが発表されたときから「お、また忍者か」と思っていた。昔であれば「ネタ切れかよ」なんて思ったかもしれないが、恐竜や忍者は子供に受けることから、子供が一巡する6〜10年周期で似た、あるいは同一コンセプトの戦隊が誕生するのも納得だ。ニンニンジャー発表時点でも「カクレンジャーとコラボとかしないかなぁ」なんて淡い期待をしていたものだ。まさか本当にしてもらえるなんて思っても見なかった。

 

ゴーカイジャーでは本人変身で宇宙忍者の生き残りと戦ったハリケンジャー、鶴姫が一瞬出ただけであとはニンジャマンとの総集編となってしまったカクレンジャー。個人的にはカクレンジャーの扱いはちょっと残念だった。(サスケはヒュウガで出てるし、映画もセリフ付き、封印の壺の伏線を含めると話数が多く全般的には優遇されてるともいえるけど)

今回はどちらかといえばカクレンジャー贔屓のコラボで満足度が高い。サスケの忍者装束が古風な忍者って感じでスタイリッシュな鷹介や天晴より貫禄がある。BGMもカクレンジャーの音をふんだんに使ってくれるしアメコミ風の特殊SEも採用、戦闘も分け身の術・火炎の術に満月切りとまさにカクレンジャー!だった。

ゴーカイでもこういうのが欲しかったんだよね笑

 

ハリケンジャーも「影の舞」や宇宙統一忍者流奥義を使ったり、短い時間できっちりとハリケンジャーの色を出していた。「影の舞」はゼンカイジャーでも早速活躍してくれたし、強力必殺技としての地位がすごい。にしても「影の舞」、ほとんど破られない強力な忍術なんだけどこれを破るネコマタってバスコレベルの力を秘めているのではないだろうか。。

ハリケンレッドといえば空駆けだけども、難易度高い技なんだね。ニンジャレッドの分け身の術もそうだけど、既存のヒーローが当たり前にしている技を新米ヒーローが「難しいよぉ」ってしてるのは面白い。先輩ふたりとも落ちこぼれ的な存在だったはずなのに、立派になったものだ。

 

忍者系ヒーローは流派や世代が違ってもつながりが深いことがわかった。

過去に現れたネコマタにカクレンジャーハリケンジャーが共闘していたって設定でもう熱い。ちょっと映画っぽいし

 

竹本監督の影響かな。すごく戦隊愛が伝わるいいコラボ回であった。 

 

ugatak514.hateblo.jp

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