ゆうがたヒーロー

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感想『魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャー』ネタバレあり。リュウソウ族のアクションは1年の集大成

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今のゼンカイジャーもそうだけど、令和における戦隊ヒーローのあり方を模索している両戦隊。コロナウイルスによってGロッソもファイナライブツアーもなくなってしまったリュウソウジャーに、2ヶ月近く本編収録ができなかったキラメイジャー。そしてキラメイジャーもファイナルライブツアーを完走できるかどうか雲行きは怪しい。来週の宮城広島、ギリ福岡はなんとかできるかな。問題は千秋楽でライブ配信もある大阪公演。いまの緊急事態宣言での感染者の推移をキャスト陣は心配しているだろうな。キラメイジャーがんばってほしいな。

 

 

そんなコロナ禍で実現した「VSシリーズ」

夏映画が冬に、リュウソウジャーも特別編が同時公開と発表されて正直絶望的だと思いましたよ。リュウソウ組にはこのナダ絡みの劇場短編を用意するから我慢してね、ってことかとおもってしまった。多分いろいろな偉い人が関係各所に頭を下げながら調整交渉してくれたんだとおもう、キラメイ最終回で唐突の「VS告知」で感動した。

ファイナルライブもそうだけど、当たり前だと思っちゃいけないんだよね。世界は誰かの仕事でできているんだから。そういうところも感謝したい。

 

 

坂本監督アクション映画

流石キャスト陣にアクション盛り盛りさせる!走る斬る殴る!

特に本編でも坂本監督が多かったリュウソウ組のアクションはキラメイ組に貫禄の差を見せつけるような出来だった。さすが戦闘民族であるリュウソウ族はキレのある生身戦闘に説得力がある。変身出来ない極限状態での戦いの場数が違うぜ。

お気に入りはカジノでの為朝&メルトのアクションだ。特にメルトによる最小限の動きで敵をいなす戦いはスタイリッシュでSo coolである。もともと生身アクションの少ないキラメイ組でも為朝の動きがかっこよかった。参謀組が体を張るシーンに弱いのかもしれない。為朝役の木原くんも「アクションをしたい」と言っていたようだから、これを機に今後別の現場でのアクションが増えることを望む。

 

次点でコウとカナロのアクションが好きかな。二人とも足が長いから映える映える。チェンジしないでもこれだけ戦えるリュウソウ族やばいわ。カナロはヨドンナとの戦いでダンスのようなアクションをしていたのがかっこいい。

トワのパルクールってどれくらいやったんだろうか。背を向けて走ってた部分が吹き替えなのかな。それでも結構頑張って走ったんじゃない?トワって最終回や特別編でも結構な目立つアクションがあって、しれっと優遇枠なイメージがある。

アスナはレディース総長案外似合うじゃん。豪腕っぷりが規格外でドン引きする小夜ねぇに笑う。でも二人で女子女子エモエモしい場面も見たかったかもなぁ。最終戦闘で仲良くしてたからいいけども。

バンバはまぁ、バンバだった。一言、濃い。

 

 

キラメイXリュウソウ

VSシリーズといえば2大戦隊の絡みが目玉である。今回は似ているもの同士でのグループ分けということで瀬奈トワ、しぐバン、為ルト、宝ナロが成立!

唯一の男女ペア瀬奈トワ組がなんだか尊い。どちらも年下のスピード担当ということで爽やかフレッシュな組み合わせでバランスがいい。根はいい子のツンデレ気味なトワと猪突猛進イケイケな瀬奈。ふたりが演じる映画こそ学園ラブコメじゃないですか?婦警と怪盗ってのもいいけども笑

いっそそのまま仲良くなってほしいと切に願う。

 

時雨とバンバはとにかく濃い。確かに剣技アクションはかっこいいけど、なんだろ、若干間延びしていたと感じたからかあまり良さを感じなかったな。この二人は頭も回るから静観して対策を練る為ルト達と違う打開策を講じてほしいと思った。最悪力技でゴリ押しでもいい!身体の自由が奪われている設定が足を引っ張ってたのかな。アクションカントクマイナソーが言うように「じれったい!」という感想。

 

充瑠とコウは似てない性格のカラーリングマッチでの組み合わせ。こういう場合はそれぞれ自分にない価値観を共有・交換できるのがいい。充瑠は素直だから難しく考えすぎずに思いのまま自由な発想をしたほうがいい。視聴者からしたら分かりきっているテーマだが、ウイを引き合いに出してコウから語られる演出がいいね。

しかし、コウが充瑠を推薦したのって主役オーディションじゃなくて、ヒロインオーディションだよな?そんなん、充瑠ならびに小宮璃央くん怒っちゃなわない?大丈夫?ムービー邪面の気を引くためとはいえ、「え」ってなったわw

とはいえ本編でまさかの全員でのエンディングダンスがはじまった瞬間になんでもよくなった。あの突然の楽しそうなダンスは雰囲気が最高すぎた。ダンスをこの場面とエンディングの2回見れるのは単純にお得だ。

VSシリーズは毎回エンディングダンスと戦闘終えた最後の雑談パートを楽しみにしている!特に瀬奈トワでのバンバいじりがめちゃ好き。そして最後のカナロは期待通りで本当に安定感あって好きだわ。なんであんな残念イケメンなんだ。アミューズだからかダンスうまいのにね。

 

ところで、充瑠の才能をみんなに認めてほしい為朝、充瑠のこと大好きすぎない??将来を心配する過保護なお兄ちゃんじゃん。常日頃から「為くん為くん!」って慕ってくれるからかわいいんだろうな。周りも為朝の「充瑠大好き」っぷりを理解しているのがなんともいいね。さすが人間が出来ている有能戦隊。前後の戦隊とは性質がまるで違うわ笑

 

 

コロナ禍での撮影

アクションは頑張っていたし、思わず「おぉ」なんて声が出そうな場面も多々あった。物語の大筋も個人的には悪くない。ただ70分映画で構成にちょっとマンネリを感じてしまうのは残念だった。

瀬奈トワ→しぐバン→小夜アス→為ルト→宝ナロ→充コウの順番でそれぞれの世界と状態を説明しながら「VS」をする。

そして同じ順番で演出変更をしてヒーローVSヨドン軍を開始する。このあたりは展開がワンパターン過ぎてちょっと退屈だった。本来ならば「映画編集」によってふたつの映画の世界が混ざって4人パートになるくらいの演出もできそうなところであるが、やはり撮影が難しかったのかもしれないな。代わり映えしないとは言わないけどただ勿体なかった。

 

あとは、リュパパト(リュウソウVSルパンVSパトレン)はストーリーの出来が良すぎた手前、ちょっとだけ見劣りしたかな。リュウソウのその後の語りがもう少しほしいところ。アスナの学校、メルトのオト呼びくらい?あとのみんな何してたんだ。特に未だに婚活してるお前だよ!笑

 

 

最終決戦

いつもの現場での最終決戦。マブシーナを泣かすムービー邪面、許せん!

変身できないリュウソウ組はともかく、キラメイ組もなぜか空気を読んで変身しないで必死に食らいつく。しかし、両戦隊が揃って負けイベントばりに苦戦を強いられる。ここでもみんな生身のアクション頑張ってたな〜。両レッドはソロ、ほかはまとまって爆撃の餌食になってた。

そして、オトちゃんがリュウソウケンを渡すことで逆襲開始!充瑠のひらめきーングでリュウソウ組はパワーアップする。リュウソウ組は全員がマントをつけて騎士感UP

正直、かなりかっこいい!マントって騎士っていう設定と合うよね。

瀬奈トワの戦いなんかでは瀬奈お嬢様を守るナイトかと思ったよ。加えて戦闘が始まったときにリュウソウOPが流れててちょっとウルっとした。やっぱOPはテンション上がる!為ルトではキラメイOPでそれまたテンションあがる。最終決戦はアドレナリン出っぱなしで本当楽しかった。

そしてまさか巨大戦あると思わなかった。どうにかして仮でもいいから騎士竜と再会させたかったのかな。でも、リュウソウ側のコックピット(?)のセットが残ってたから出来たんだろうな。なんとなく魔進のコックピットセットは来年まで残ってない気がするな…。VSゼンカイはどうなることか。来年に期待。

 

 

あとヨドンナ様が強かったのは笑っちゃった。

 

ugatak514.hateblo.jp

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