ゆうがたヒーロー

日曜の朝でなくても誰だってヒーローに憧れてる

『機界戦隊ゼンカイジャー』19話 ステイシー君、ゼンカイ堕ち寸前。ゼンカイ脳の恐怖

スーパー戦隊シリーズ 機界戦隊ゼンカイジャー VOL.1 [DVD]

 

カブトムシ回。なんだカブトムシ回って。なんだ虫採り回って。

いや、深く考えてはいけない…。頭をゼンカイにして受け入れるんだ。。。

もっとこう、全てを開放してカブトムシのことだけを考えろ。

 

 

毎度おなじみアタマゼンカイ、ゼンカイ脳。

前回のレンアイワルドに引き続き洗脳系の能力。「ビートルトルズ」とかいうギリギリのラインを攻めた技により、永遠にカブトムシ捕獲する幻影を見続ける怪人だ。

流石に回りくどい侵略方法だと上司のチェックが入ったが、愛鳥のフォローによりなんとか作戦の継続が承認された。上司のチェックがあったとなれば指揮官自ら現場に赴くことも厭わない。さすが軍隊長だ。

 

 

シロップに釣られて登場し、「樹液だ〜」と歓喜したカブトムシワルドをみて、別の追加戦士がアタマに浮かべてしまった。一切拾ってくれなかったけど。

ところでアバレキラーって描いた絵を具現化する能力なんかあったの?まったく記憶にないや。レンアイワルド→ジェットマンは予想通りなのに対し、カブトムシワルド→ゴウライジャーorビート&スタッグバスターじゃない、と期待を満たしたり裏切ったりしてくるゼンカイスタッフ。時々予想通りに心を満たしてくれるのに、大抵は予想を裏切る規則性ないトリッキーな采配はひとの心をバグらせる常套手段だ。ここまで約5ヶ月、じっくりでも確実に、僕らのアタマはゆっくりとゼンカイ脳になっている。

 

 

調べたらステイシーは第6カイが初登場。すぐに順応した(元々アタマがゼンカイだった)ゾックスと比較するとかなり踏ん張っている。

そんなステイシー君にも全力ゼンカイの魔の手が忍び寄る。

一人シリアスにカイトの両親について調べるも狙った情報がヒットしない。

ふと思いつきカイトの変身ポーズつきで「秘密のパワー!ゼンカイザー」を披露。

ひとりで機械に向かって名乗りをしている絵面はシュールだ。そのうえ「やらなきゃよかった」と後悔・自己嫌悪しているところまでセットでおもしろい。

ステイシーくん、確実にゼンカイ脳に片足突っ込んでますね。ゼンカイ堕ちするのももうすぐかもしれない。そうなってしまうと番組が無限に続いてしまうのでもう少し踏ん張ってほしいところだけれども。

 

ところで、来週は仮面ライダーセイバーとコラボ回だ。セイバーが最終回直前でシリアス全開な引きで特別編に突入する。仮面ライダーセイバー本編は「特別編」と銘打っているのに機界戦隊ゼンカイジャーは「20カイ」だし、ゴールドツイカーの強化イベント回だし、さすがゼンカイジャーと感心した。このブレない感じはもはや感動の域。

ゼンカイジャー視点からすればいろいろな世界があることは当たり前だし、脅威の適応力とギャグ補正で平常運転。セイバー側も「物語のひとつ」とかなんとかすれば受け入れなくもな・・い?受け入れていいのか?「普通の」どころか「ホモサピエンス」ですらない奴らをどう受け入れるんだろ。

 

しかしよくもまぁ、セイバーの作風で「ゼンカイコラボしましょう!」なんて提案したな。

高橋Pはセイバーをどう捉えているのか。あるいはゼンカイをどう見ているのか。

ゼンカイ世界に取り込まれた神代兄妹がさっそくギャグ時空の餌食になっているのが不憫で不憫で…。セイバー&ゼンカイ、どう捌くのか次回は楽しみだ。