ゼンカイジャーは例年の戦隊スケジュールを前倒し気味でガンガン進めている、と白倉氏がインタビューに答えていた。
追加戦士ゴールドツイカーやライバル、ステイシーの登場はたしかに早かった。
強化フォームもキラメイジャー「アローな武器にしてくれ」は10月4日、リュウソウジャーのマックスリュウソウレッドは11月、ノブレスモードに至っては12月の登場だ。
そう考えれば、7月末でのパワーアップは異例ともいえる。ただし、夏休み前には追加ロボが発売されがちであり、ジュランやガオーンらが巨大化・合体をするゼンカイジャーにおいては追加でロボを導入しづらい環境ではあった。まぁ戦隊だから巨大戦用のロボがいるのも全然ありえるし、秋商戦には仲間入りする可能性も否定できない。
というわけで、スーパーゼンカイザー&スーパーゴールドツイカーによる強化形態に巨大化・合体という合わせ技を考案するのは思い切りがいい。
これまでの常識を打ち破る白倉氏の手腕だろうか。
それにしてもゼンカイジュウオーかわいいな。タイムレンジャーのVレックスとジュウレンジャーの組み合わせ。ジュランがいるのになぜまたジュウレンジャーモチーフになったのか、アバレンジャーやリュウソウジャーではバランス的に難しかったのだろうか。公式さんは「まだ秘密のとある理由がある」ということだから楽しみにしておこう。しかし、結構目立つ感じでVレックスの顔が配置されているので、個人の感覚的にはタイムレンジャー感が強い。
そして、圧倒的な怪獣!もう遠慮なく街を破壊するためにコピーで作られたニセビルなんかを配置。ボッコボコに市街地を破壊しちゃってます。これをやりたいがためにコピーワルドだったのだろうか、というくらいに楽しく街を壊してくれました。
直接破壊したのはコピーだけだろうとは思うけど、きっと本来の市街地も大打撃を食らったに違いない。まぁそこはいつも巨大戦で破壊され慣れしてるであろうゼンカイジャー住民には日常のこと、、、なんだけど、「いつもより多めに破壊しております」くらいに大破壊してくれましたね。コピーのキカイノイド組と戦ってる画はどっちがヒーローかわからないくらいにゴーカイな破壊っぷりだった。やはり怪獣が街を破壊していくのは気持ちがいい。
僕はウルトラマンは履修していないからイメージの話なんだけども、大怪獣と巨大戦メインのウルトラマン、正義哀愁と等身戦の仮面ライダー。これらをいいとこ取りしようと巨大も等身もやる戦隊ってそりゃ采配が難しいよな。
戦隊の番組内で明確にパート分けしてきたけれども、近年は同時並行で戦闘を展開したりして、その境界線が曖昧になりつつある。シームレスになることによって、巨大で戦う等身ヒーローや、等身で戦う巨大ロボなんてものも当たり前になるかもしれない。そのさらなる1歩として等身ヒーローが合体・巨大化するのだ。
…いや、やっぱそうはならんやろ笑