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感想『機界戦隊ゼンカイジャー』34話 戦隊のハロウィン回はレアなのか?かぼちゃを探すステイシー君

ミニアルバム 機界戦隊ゼンカイジャー 4

 

ハロウィン回。ハロウィンが世間で大きく注目されはじめて数年。その経済効果は最近はピークよりもやや下火な気もしないでもないが、それでも季節の節目としては国民的信用を勝ち取ったと言えよう。しかし、日本における10月31日という季節と様々なコスプレはアンマッチだよなぁ。どいつもこいつもみんな寒そうだと思いながら眺めてしまう。10月末は寒いよ‥。心配になっちゃうからせめてちゃんと着込んだ仮装してほしい笑

 

戦隊とハロウィン回

ところで、戦隊でハロウィン回って過去あったっけ?こんなにもド直球なハロウィン推しのエピソードは個人的には記憶にない。過去3作品の10月末の放送を調べると、キラメイジャーはグレイトフルフェニックス登場回、リュウソウジャーはナダがガイソーグの呪縛から開放された回(怪人はジャック・オ・ランタンがモチーフ)、ルパパトはビクトリーストライカー登場回だった。

こうしてみてみると、戦隊的には10月末は戦力獲得が行われて、年末に向けたひとつの節目として捉えられている節がある。グレイトフルフェニックスやナダを仲間に加えたり、ビクトリーストライカーを獲得したり、その後物語を展開させる重要回だ。

10月末は重要回が割り当てられがちであるため、もしかしたらハロウィンのような季節イベント型のエピソードは作りづらいのかもしれない。

ちなみにゼンカイジャーは10月よりハカイザーが投入され、新戦力「ゼンリョクゼンカイキャノン」も早い段階で入手している。戦隊のスケジュール感より少し早めの展開をすることで、ハロウィンに集中したエピソードに尺が割けたのだ。

いやまぁ、ハカイザーの正体バレも重要回といえば重要回とも言えるが・・・・。

 

かぼちゃを探すステイシー。かぼちゃを運ぶステイシー

ず〜とひとりでシリアス背負っているステイシー君。一緒にテニスをして介人と入れ替わって、学園の先生やって、少しずつ確実にゼンカイ脳に侵されてきている。

笑いというのは「全力全開の本人」のギャップから生まれる。全力でシリアスな空気を漂わせながらひとり健気に1軒1軒地道にかぼちゃを探すステイシーには笑わずにはいられない。その上介人に遭遇したときの「見られちゃったよ」感あふれるあの表情!まるで「母ちゃんと服を買いに来ているところで同級生に遭遇してしまったヤンキー」のようなバツの悪い表情が堪らなくおもしろい。いいぞ、ステイシー。介人のおかげで主役の表情筋をすっかりモノにしている。

一生懸命にかぼちゃを探すステイシー。それだけでも愛おしいのに川でかぼちゃを見つけたときの嬉しそうな表情、かぼちゃを抱えて走る仕草、かぼちゃを差し出すドキドキ感、全国のステイシーファンを昇天させるようなキュンのよくばりセットであった。

 

しかし、最後には「目的を達成するのにひとりである必要はないのかもしれないな」と、ついにお友達をつくる心を決めた。わかりやすくステイシーの成長が見られてとても良い。こうして考えを改めて柔軟になろうとした瞬間にすべてをぶち壊してひっくり返すのが一番の曇り展開を生み出せる。ハカイザーとの協力を検討したとき、ハカイザーの正体バレエピソードが重なっている。さて、今後どうなるだろうか。

 

 

ugatak514.hateblo.jp

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