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感想『機界戦隊ゼンカイジャー』ステイシーの涙と決着イジルデ戦

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すっかり忘れてるけど、ゼンカイジャーってちゃんとシリアスもできるんだよね。

敵基地潜入なんて熱い展開を全力全開でやっちゃうもんだから普通に見入っちゃったよ。

「来るのが早すぎる」みたいなコントを永遠と繰り返すもんだとばかりおもってたわ・・・・。

 

ステイシーの告白と涙

なんといっても見どころはステイシーの告白だ。

介人に言われた「やさしい」と、母に言われた「やさしい」を思い起こし、ひとりカラフルに向かうステイシー。

優しく向かい入れてくれたヤツデに「自分はサトシではなく、ステイシーだ」と告白をする。ヤツデはついに、介人たちが話していたステイシーがサトシであることを認識した。

ステイシーはヤツデに胸のうちを吐露しはじめた。最初は出世欲だったこと、何でも持っている介人が妬ましかったこと。あえてヤツデには語っていなかったがハカイザーが初めての仲間のだったことやそれが介人の父であったことを知って困惑したこともあった。告白を終えたステイシーにヤツデは「やさしい子」とを抱きしめる。その言葉とヤツデの温かさに触れて彼の涙腺は決壊した。

 

ゼンカイジャーは1年をかけたステイシー苦悩の物語である。

そもそも企画段階では存在しなかった登場人物をオーディションからの採用。世古口くんのためにステイシーが誕生した。そして脚本家の香村さんが毎週コツコツとじっくりと曇らせていくにつれて、ゼンカイスタッフも話の縦糸やシリアス要素はすべてステイシーに一極集中させればいいや、との具合になっていく。結果としてゼンカイジャーとワルド達はギャグしながらワイワイガヤガヤと明るい戦隊を演出を続けることが出来た。まさにステイシーのおかげである。視聴者もステイシーに感情移入しちゃって、毎度曇らせられるたびに親心が発動する仕様になってしまったよ。。。

だから今日の世古口の涙は本当に良かった。ステイシーのピュアさが具現化したかのようなきれいな涙だった。

 

そしてそんなステイシーもヤツデへの告白を経てトジテンドへの決別をする。ラスト3話の後半となったところでようやく念願の仲間入りができたのだ。

介人の「そんなステイシーが好き」という屈託のない言葉に「そういうとこが嫌いだ」と不吉で不穏なまるでフラグのような返しをするところまでファンサービスをしてくれる。「そういうところが俺は嫌いや」といいながら仲間になった瞬間に消えていった紫のヒーローが頭に浮かぶ。大丈夫だろうな・・大丈夫だよね???

 

さらに、よくわからんけどゾックスも戻ってきていざ最終決戦。離脱してたのはほんの1週間なハズなのになんかすごく「帰ってきた」感あっていいよね。あのヨホホイのテーマを聞くと「この歌は…もしや!?」ってなる。この感じ、トッキュウジャーのザラムのテーマでも同じこと思っててたわ。登場テーマ曲を劇中曲とちがって物語上で実際に歌ってるのがいいスパイスになっている。

こうしてゴールドツイカー&ステイシーザーの同時変身で因縁のバラシタラ戦に突入。同時変身はそれだけで熱くていいね。ゼンカイザー含めた三人での同時変身はあるのだろうか。あってほしい。

決着は来週までお預けではあるけれども、止めはどっちだろう。個人的にはステイシーに決めてほしいところである。

 

 

VSイジルデ

イジルデもなんだか雑に巨大戦に突入。先行巨大化は負けフラグ、という戦隊のジンクスがあってだな、そこらへんを理解ってないのがイジルデの敗因である。ゼンカイジャーという番組は「戦隊のお約束」へのリスペクトと挑戦なのだから。

久しぶりにジュランやガオーンの単純巨大戦。元は等身戦も巨大戦もできるってのが彼らのキャラクターを売り出すポイントだったような気がするけど、気づくと巨大戦は合体フォームばかりだったな。ステイシー、ゾックス周りのシナリオ消化したところでゼンカイザーとブルーンも参戦。巨大戦名乗りをしたところでイジルデ撃破。

ハカイザー後から影が薄くてあっけない幕切れであった。彼もまたステイシーと因縁があったのでこれまたステイシーとの再会・絡みがみたかったなぁ。

 

 

次回予告ですでにいつもの採掘場で介人の素面名乗りをしていた。あれ、来週で決着しちゃう感じ?最終回はドンモモへのつなぎ回・エピローグにしちゃう系?

この後に及んで自称神様周りの謎が一向に解けないままゼンカイジャーも残り2話。

ほんと、このあたりをどう決着をつけるのだろう。。。

 

 

ugatak514.hateblo.jp

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