ゆうがたヒーロー

日曜の朝でなくても誰だってヒーローに憧れてる

感想『TharnType/ターン×タイプ』ケンカップルで刺激的。MewGulf沼へようこそ

 

『TharnType/ターン×タイプ』

タイBLのツッコミどころには手慣れたもの。しかしいくつか見てきた中でも結構好きな作品だった。

 

ゲイ嫌いのタイプ。イケメンで優しいルームメイト・タイプがゲイだとわかると否や、彼を追い出そうと奔走する。ルームメイトを解消するためあの手この手で嫌がらせしてみたり、部屋の交換相手を探したり。ターンは動じないどころかなぜかタイプに惹かれていって・・・・。

 

はい、来ました。好感度マイナススタートからの上昇必須パターン。

あれだけのイヤイヤ期のタイプちゃんがズルズルと絆されていくのを見るのが楽しむポイントですね。SOUTS鬼軍曹アーティット先輩陥落計画みたいな系統だ。

 

 

ガルフ君しか勝たん

まずはタイプがイチイチかわいい!ガルフくんかわええ!

小学生レベルのしょうもない嫌がらせをする幼稚な大学生。はっきり言って視聴者からの好感度もマイナススタートでしょ。。。お前、顔がいいから許されてるけど、人として最低過ぎて1話のお子ちゃまっぷりはホント見るに耐えないよ。いやほんと顔がいいなオイ。マジで同じ人類かよ、チクショウ…。

タイプは「昔から男が寄ってくる」だって?わかるわぁ〜…笑

 

 

 
 
 
 
 
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しかしだ。おこちゃまタイプちゃんにだって、ゲイを嫌う理由はある。まぁ、好き嫌いは自由でも、嫌がらせしてもいい理由にはならんのだけども。

 

 

タピオカミルクはシェイクで噴出

一方、余裕のあるイケメン優男ターンくん。執拗な嫌がらせにも涼しい顔で耐えたりやり返したりで全面戦争待ったなし。あぁ、なんだかんだいいやつなんだなーと思ったその矢先、1話ラストで泥酔寝込みを襲うシーンは衝撃的だった。

「俺のベッドで無防備に泥酔したことを後悔させてやる」そうつぶやきながらゆっくりとタイプのシャツのボタンを外し、ねっとりと愛撫するターンはまさにゲスホモだ。まだタイプの事情は知らないとはいえ、彼のトラウマをもっとも刺激するような最悪な行為すぎる…。後悔のとしてのキスマークをつけるなんて…。

これまで見てきたタイBLの中でも1話からぶっ飛ばした刺激的な内容でちょっとだけ面食らってしまった。いや演出がドエロい…。ミュー君の表情や動作がいちいちエロすぎる笑

こういうのって思わせぶりな演出で実は「何もしてませんでした〜」ってやるんじゃないの?勝手に脳内補完させてネタバラシまでのリアクションを楽しむのが普通かと思ってたのでなんか色々追いつかなかった‥。いやほんと、うん、ありがとうございます。

 

加えて2話のタピオカミルクのシェイクの隠喩(直喩)は笑った。そうか、今見てるのはラブバイチャンスの制作会社だったな、とふと思い出す。

ターンによる反撃のスケベ攻撃。「お願いやめて」と懇願するタイプの太ももに手を滑らせて「気持ちよくしてやるよ」はヤバイ。過激すぎてDOKI☆DOKI☆が止まらない

そして問題は3話へと発展する。二人の戦争は無事に停戦を迎え、タイプはターンの気持ちを悟る。ターンがただ水を飲んでいるだけなのに、釘付けになるタイプ、かわいいかよ。『Bad Buddy Series』でもプランがジュースを飲むことでパットを誘惑していたなぁと思い出す。でもなんでだろ、プランに比べるとターンのほうがはめちゃくちゃセクシーで色気が溢れてたわw

タイプのイヤイヤ期が終わりつつあることをいいことに、ターンは更に強引に関係をすすめることとなる。シャワー室へ侵入し、今度はちゃんとタイプが起きている状態での愛撫だ。テクニックに自信がある色男ターン。タイプは抵抗しきれずに完落ち。もう展開が完全にAVのソレだよ。。。

 

 

どっちが沼落ちしたのかされたのか

「セックスがしたい」ターンのお願いを一度は突っぱねるものの、色々考えて「借りをつくりたくない」という理由で夜の相手を受け入れる。タイプちゃん…マジか。トラウマと自意識をふっとばすターンのテクニックヤバすぎるだろ。

「1回だけだ」タイプが強く主張すればするほどターンも我ら視聴者も「あ、このままズルズルいくやつだ」という確信にかわる。「土曜日空いてる?」と聞かれれば「お、いいぞ、ヤるか?」と積極的に提案してくる。こうして自然な形(?)でターンはタイプからセフレ認定をいただく。

 

でも、ターンはやっぱゲイのメンタリズム。セフレじゃダメなんだよねー。いつかは絶対に落とすと決めているだけならまだしも、彼氏ヅラして嫉妬・束縛をしはじめる。

タイプはタイプでターンを思いつつも女の子とのラインに夢中になる。身体はターンを向いているのに心はラインに向いている状況にターンは心を痛める。

おこちゃまタイプちゃん、女の子口説くときには爆イケタイプ君になるのギャップがすごい。落ち着いて手慣れた感じでグイグイいくのかっこよすぎるよね。あんなイケメンなのに実は中身が3歳児だと発覚すれば女の子に詐欺で訴えられるレベル。

 

酒に溺れ涙で枕を濡らすターン。デートから帰ってきたタイプがそっとターンのベッドに入り込む。

「彼女といてもターンが頭から離れないんだ」「ターンが他の人いること想像すると耐えられない」「もうターンしかいないんだ。許してくれ」さらに彼女とデキなかったことも告白する。

 

 

王様でおこちゃまなタイプ、ここに際まる。

このギャップを持ってタイプという人間が「完成」するわけだ。

自分の気持ちに気づき、涙ながらにターンにすがる姿の破壊力。

ターンじゃないけどもこれまでの非礼をすべて帳消しにせざるを得ない。。。効果抜群すぎる。

 

こうして二人はより親密な関係になったというわけだ。

 

 
 
 
 
 
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事後タイプの甘えっぷりがかわいい。

ターンを彼シャツで出迎えて自分自身を誕生日プレゼントにする甘々っぷりも最高。

自分でコンドームいっぱいプレゼントしておきながらちょっとドキドキしてるのかわいすぎひん??

 

 

嫉妬とすれ違いは折返し地点からが本番

さてタイBLのイメージなんだけれども、おおよそ折返し地点の6か7話くらいで二人の関係が決まることが多いと思う。結ばれました、めでたしめでたしとハッピーエンドにする日本の恋愛ドラマとは違いますね。気持ちが通じた折返し地点からは攻守交代して追う側と追われる側の気持ちのすれ違いに注力していく。つまりはタイプがターンにやきもきする番になるってことですよ。

ターンの初めての男や元カレ、親友が入り乱れてタイプの心をかき乱す。

せっかく付き合えたのに大体嫉妬に狂ってまたギスギスと不仲になっちゃうんだよねぇ…。

まぁ、正直ターンタイプに出てくるゲイのキャラクター、ターンも含めてロクな人いないッスわ(3話までのターンの行動は許されるものではないので)

あまり出番がなかったタイプの地元の友達だけだよ、素直でいい人そうなの。

作中屈指のぐう聖なので特別編でフォローがあってよかった。仲直りがなく最終回迎えちゃったのがほんと気がかりだったし。

 

7話からはまた試練の連続なので、大体のことに一段落ついた最終回後、特別編が至高というわけです。

 

 

ター&ロン&テクノー、そしてラブバイチャンスへ戻る

タイプは覚えてないかもしれないけど、ターンは以前ピロートーク的に「中学生のときにタチを教えてくれた年上がいる」とか「バンドのメンバーの弟に手を出した」みたいなこと語ってたよね。しかし、こんなにガッツリとエピソードに絡むとは思わなかったな。なかなか本筋に絡んでこない闇を抱えたターがタイプの元カレってのは気づけなかった。ターはねぇ…、気持ちが先行しすぎて圧倒的説明不足で問題を大きくしていくタイドラマあるあるをぎゅっと凝縮したキャラすぎてあんまし共感できんかったわ…。お兄ちゃんの気持ちもふわっとしていて描写だけみてると義弟に恋心があるってのもピンとこないし…。

 

そして裏で糸を引く黒幕へと続いていく。

え、そういう系だったん?あー、まぁ、そうか、そうだよね。一応ちゃんと布石をおいてあったし、まぁ。ボーカルしてるロン君、かわいくて好きだったよ。ロン役のカーオナー君が黒幕モードのときのヤバイ目は素晴らしかった。演技力あるなぁ。。。

演技力といえばテクノー役のマイルド君。ああいうおちゃらけコメディキャラって、人によってはドラマで浮きまくるんだけど、めちゃくちゃ自然体でとてもよかった。「部長になりたいんだ☆」って舌ぺろ(してなかったっけ)シーンが良かった。おこちゃまタイプちゃんとターンの間を取り持って物語を動かす役割もあって作中の苦労人。

ターンタイプのテクノーもいいけど、ラブバイチャンスのテクノーのビジュアルがストライクなだけにちょっと複雑。

ビジュアルだけでいえばトーン兄さん好きだよ。いつもかっちりとしたシャツ姿が印象的で大人の色気がある。お姫様の面倒ばかり見てて色恋から距離がある保護者ポジションだったけども、シーズン2でも出番あるのかな。

 

 

最終回&特別編には『ラブ・バイ・チャンス』のピートとティンが登場。

ちょい役くらいかと思ったらちゃんとセリフあるどころか主人公組と会話する仲なのがびっくりした。サッカー部のキャンはめっちゃ名前連呼されてたけど、エーは影薄かったな…。

こうなると時系列的にもう一度ラブバイチャンスみて、ついに見放題になったラブバイチャンス2見てからターンタイプ2をみたほうがいいのかね。。

初めてのタイBLと2年越しに再会するなんて、夢にも思わなかったわ笑

こんなにどハマリするなんてなぁ…。底なし沼だ

 

 

ugatak514.hateblo.jp

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