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感想『正負之間』幼馴染の片思い。傳理躬こと石承泫くんの台湾BL

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2023年12月。ふと思いつきで心をタイから離してみる。

台湾ドラマ『正負之間』(2022)約25分X12話なのでアニメを1クール分見るのと同じ感覚でぺろりと平らげちゃいます。えぇ、ペロリです。

 

知らない人のために、このドラマをキーワードで紹介しよう

幼馴染 スーツ 片思い 弁護士 家族ぐるみ

 

 

さぁ、刺さった属性はあっただろうか。

当然、この属性を整理すると下のようになる

片思い(家族ぐるみ+幼馴染)+(弁護士+スーツ)

 

 

そして、僕はこのドラマを見て初めて気づいてしまう。

 

幼馴染に長い間片思いをしている設定が大好物だということを。

 

 

片思い(家族ぐるみ+幼馴染)

片思いは、その期間が長ければ長いほど、雪だるま式に思いが募りに募っていく。

募った思いが溢れて漏れ出て、何気ない日常でいちいち切ない表情するのがいいんですよ!

見ている僕らには心の痛みがストレートに伝わってくるのに、当の思われている本人はこっちの気も知らずにケロッとした態度でいるのがたまらない

それでも笑顔で幼馴染の相棒として振る舞うのが幼馴染片思いの務め

 

 

見てください。こちらが傳理躬(フー・リーゴン)役の石承泫(シュエン・シー)(旧芸名ハオ・シー)くん(1995年3月24日生まれ)

本作で思いをこじらせているお方です。

 

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またビジュアルに殴られてしまった・・・・

 

 

キャスト等のなんの前情報も調べずに見始めて、冒頭5分くらいでは相方のほうが好みかなぁとか思ってたんですけど、割とすぐに鞍替えしちゃいました笑

 

リーゴン君は高校時代からずっと片思いしながら親友であり疑似兄弟でありバディでありつづけてました。

なんの気もない幼馴染です、みたいな顔をしながら一生相方の隣から離れない、というより隣は誰にも譲りたくないという意思が見え隠れ。リーゴン君、健気で臆病なくせに執着が強くてとてもとても良いですね〜。ラブコメの当て馬だったら絶対にひどい悪役にしかみえないおじゃま虫ポジションとして配置されてますよ笑

 

王様ゲームをしたとなればノリよく絡む勇気もない。かといってノリで他の人といちゃつかれるのも嫌だ。一緒にいたいくせに同じ空間にいたくない、目に入れたくない。

リーゴン君がひとりで苦しんでしまう拗らせっぷりがたまらない。

 

拒絶されるのは怖いのに兄弟以上のポジションをも欲してしまう。

分かって欲しいのに伝えたくはない。放っておいてほしいけどそばにいてほしい。

あぁ、乙女心とはなんと複雑なのか・・・・

 

 

幼馴染ということで家族ぐるみで仲がいい。

想い人である鄭則守(チェン・ゾーショウ)の妹や父親とも仲良くしている。

全然関係ないけど、片思いをしている幼馴染には妹がいるっていう設定になにかが刺さっています

台湾も中華圏…というよりアジア的な血縁や家族を大切にする文化なので、こういうときに家族との付き合いが足かせになってしまう。

関係性が深いほど、関係が崩れるようなことはしたくない。こうしてリーゴンくんはひとりでグルグルとがんじがらめになってしまうのだ。

まぁ、両家の仲が最悪で嫌いあっているというのも考えものだけども。

 

 

 

弁護士+スーツ

オフィスラブモノ、いいですね。久しぶりですよ、この感じ。

タイは圧倒的に学園モノが多いし、日本も有名ドコロだと「おっさんずラブ」と「チェリまほ」くらいしかパッと思いつかない。タイだとボスベブくらいだろうか

このドラマ、スーツがバシッと決まってかっこいいんです。

しかもふたりともおしゃれさんなのでスーツの種類も多い。やはり人前に出る仕事であり、高給職だから身だしなみにも気を遣っている、ということだろうか。

 

 

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ふたりとも弁護士で、リーゴンの父の経営する事務所に勤めている。

幼馴染で両方弁護士とかいう超有能なうえに同じ職場の同僚????

ちょっと情報が渋滞してきた笑

 

設定として弁護士にしているわけではなく、ちゃんとお仕事モノドラマの側面もきちんと見せてくれる。華のある法廷のシーンはなく、あくまで書類作成や調停・すり合わせをメインに据えているのがなんともリアル

いや、弁護士業を知らないので勝手にリアルとか言ってるだけですけど

 

離婚調停に強い弁護士ということで、ちょくちょくとクライアントのお悩み相談パートがあります。そんな見知らぬゲストに尺を割きすぎることもなく、ゲストのお悩みをふたりの考え方の違いを浮き上がらせてみたり、問題解決の足がかりにしてみたりと、いい感じのアクセントとなっていました。

人気の有名弁護士っぽいのにアポなし訪問に二人がかりで応対しちゃうのは気になったけど笑

 

スーツを設定だけのコスプレにしてくれてもいいんですけど、ちゃんとお仕事してくれていたので、私服だとオンオフが明確になるのはいいですよね。

 

 

 

長年の思いが届くなり、さっそくベッドに誘おうとする浮かれ野郎になるリーゴンくん

 

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自分でもキャラじゃないと思いつつも、どうにか爽やかにお誘いできないか、試行錯誤するのが可愛すぎた。ちょっとアルコールに頼っちゃうところも最高。

そのくせ、誘われちゃうと「心の準備が」とか言っちゃうリーゴンくん。

何から何までごちそうさまでした。大変おいしくいただきました。

 

石承泫の出演作まだあるっぽいので、時間を見つけてそっちもみてみたいなぁ

 

ugatak514.hateblo.jp

 

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