ゆうがたヒーロー

日曜の朝でなくても誰だってヒーローに憧れてる

感想『2gether』サラタイBLテラサに上陸。サラワットとタイン尊い2人のかわいさがキマる

2gether Blu-ray BOX

 

ついにやりましたよ。軽い気持ちで手を出したら一瞬で完結する伝説のタイBL『2gether』

2020年4〜5月、コロナ禍による外出制限がもっとも厳しく先行き不安だった時期、多くの人に生きる希望を、糧を提供してくれたと言われている『2gether』

サラワットとタインがひたすらかわいい『2gether』

というかタイトルの言葉遊びのセンスがいい『2gether』

あぁ、これはハマるわ。

そりゃ沼るわ。

 

 

 

 

 

「落ちるまでキスするぞ」(1話)

2getherのポイントはひたすらにサラワットとタインが可愛いこと。

クールな俺様イケメン×アホかわワンコくん

個人的には序盤のニセコイパートが堪らなく好きなんです!!!

「ニセの彼氏になってほしい」初対面でそんな突拍子もないお願いをするタインに対して、じっと目を見ながら「落ちるまでキスをするぞ」と言い放つサラワットが強すぎる。いや、そう言わしめたタインが可愛すぎるともいえる。

 

 

 
 
 
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はい、かわいい〜!優勝!!!

こんなにキラキラしてたらそりゃ落ちるまでキスしたくもなりますよ。

のっけからこんなに飛ばして大丈夫?

このあと公衆の面前で、強制ツイスターゲームさせられたり、 ポッキーゲームさせられたりするんですけどライフ持ちますか?

 

タイン役ことメータウィン・オーパッイアムカジョーン君、通称ウィンくん。

1999年生まれで、本作でデビューを飾る。ワンコのようなつぶらな瞳とコロコロと変わる表情豊かなウィンくん。いろんな表情を見せてくれるけど、どこを切りとっても顔がいい。本作のメインヒロインである。

 

このペースだと全然記事を書き進められないぞ。大丈夫か

ニセコイパートではサラワットがタインを口説く状況でありながら、口説くことをお願いしているタインは立場が弱いというバランスがいいですよね。(いいですよね)

タインは「え、そこまでする必要ないだろ!」と言いながら深くにもドキドキしてしまう表情がいちいち可愛い。(可愛い)

サラワットも何かと理由を付けて部屋に呼びつけ、チューニングをするだとか模様替えするだとか、タインを引き止めるのが可愛い。(可愛い)

タインへの好きが溢れすぎて、模様替えした純白のシーツの布団に押し倒したり、酔ってタインの部屋で不意キスをしたり、段々と好きが暴走していくのがとてもいい。翌朝にはすっかりクールに戻ってタインを困惑させる罪な男サラワット。

振り回されるタインが可愛いのに、好きが漏れ出ているサラワットの可愛さが上回る瞬間がある。そしてこれが作中ずっと交互に訪れる。タインかわいい→サラワットもかわいい→やっぱタインかわいい→サラワットお前…(絶句)→タイn・・・

まるでサウナと水風呂を繰り返して「整い」の境地に達するがごとし。つまりは脳がバグるのも無理はない。この繰り返しに酔って脳内麻薬ドーパミンがドバドバ溢れ出す。だから2getherは人気があるのだ。

 

 

ニセコイ編が好きな理由としては、友達の延長みたいな自然な会話と、演技か本音かキュン死ぬセリフと仕草が見ていて楽しいことにある。グイグイくるサラワットに対してツッコミを入れ続けるタイン。かと思えば無邪気無防備にサラワットに接近しちゃうタイン。この関係性がたまらない。「トップもボトムもいけるぜ」とおどけたり、「シックな男タインです」と自己紹介したり、女の子にモテたい一心で一生懸命なのも実にかわいい。

 

 

「俺をすごく好きにならなくてもいい。でも俺に心を開いてみてほしい」(7話)

しかし、ニセコイプレイをする原因であるグリーンへのアプローチが終了したことで、物語は次のステップへ移行する。契約満了だ。

「もう俺を口説くために頑張らなくてもいい。会いに来なくてもいい。自由を取り戻せるよ」

サラワットのバンド仲間のアーンと仲睦まじい様子を見て胸を痛めていたタインは別れを告げる。失意の中サラワットも了承し、二人の関係は終わりを迎えた。

 

晴れて自由になったはずのタイン。仲間たちと女の子を追っかけてバカをしていてもなぜかサラワットの姿が浮かんでくる。そんな中、サラワットが突然インスタを更新する。サラワットのインスタグラム投稿の真意を知るべく、タインは夜の校舎を探し回る。そこでタインに好意を寄せるミルに出会うも、「何してるんだ」とさっそうと現れて掴みかかるサラワット。

 嫉妬全開のサラワットはミルがタインに触れたことに激高する。(ミルに触られているタインの嫌そうな表情が答えなのに・・・)

そして「俺は本気でお前を口説きたい」と、そのままの激高テンションの勢いでタインの唇を奪う。

 

 

 
 
 
 
 
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 はい、かわいい〜!!優勝!2連覇金メダル

(さっきの優勝はタインじゃないかって?細かいことはいいんだよ。とにかく優勝なんだよ)

 

タインがサラワットの幻影に取り憑かれているってだけで、タイン優勢のかわいさだったのに、嫉妬×本心×キス×ダメ押しの本心、という怒涛のコンボ攻撃で逆転優勝!

「もう偽の恋愛はできない」からの一度はタインを失望させたPVのセリフを本心から口にしちゃうサラワットよ。セリフじゃなく、本心から「今から本当の恋愛をする」「お前が俺をすごく好きにならなくてもいい。でも、俺に心を開いてみてほしい」と。

 

あぁ語彙が足りない…。溢れ出る・漏れ出す・だだ漏れ・・・。このサラワットの感情を表現できる語彙を持ち合わせていない・・・・。ちからが…力がほしい…、僕にもっと力があれば…。もう僕が言えるのは、ただただ「尊い」。尊いんです。

 

サラワット、ことウチラウィット・チワアリー、通称ブライトくん。

1997年生まれで、ウィン君より2歳年上。2人とも180cm超えの高身長でありながら、若干だけブライトくんのほうが小さい。つまりはサラワットがタインに、立った状態でキスをするときはワットは少しだけ上向きにキスをすることになる。はい、想像するだけでとっても萌えますね。

表情豊かなタインと比較するとクールなポーカーフェイス。キリッとした眼力が印象的。クールに装いながらもタインにベタぼれなサラワット、これがクール×デレのクーデレってやつですか??ニセコイ契約を終えて改めて口説く宣言をしたサラワットはこれから可愛さマシマシでタインに迫る。すでに両想いなんだから改めてタインを口説く必要なんてない気もするけれども、これまで抑えていた「好き」を心ゆくまでタインにぶつけたいと思うと、とってもかわいらしいですね。(かわいい。)

 

 

 寝る前にお前を見たい、目覚めたときにお前を見たい。一緒に暮らそう(10話)

 紆余曲折があり(書きたいけどあまりに膨大すぎるので割愛…。「落ちるまでキスするぞってどうやるの」とピュアに尋ねるタインとか見どころ満載)、軽音楽部の発表会の最中、サラワットはタインに公開告白をする。「タイン、俺の彼氏になってくれないか」

「お前のために代わりにギターを引けると思ったのに大失敗しちゃった」「俺はお前の映画の主人公じゃないんだ」タインは突然泣きじゃくってしまう。

サラワットは優しく答える「まだハッピーエンドにすることができる。」「俺たち二人の映画だとしたら、このまま悲劇で終わらせるか、ハッピーエンドにするか」

そう言われたタインはペットボトルを取り出しメモになにかを書き込む「悲劇は嫌いなんだ」。ペットボトルには「サラワットにはもう彼氏がいます。その名前はタイン」と書かれていた。

 

随分と粋な展開を見せつけてくれますね…。ペットボトルになにか書き始めた瞬間にビビっときちゃったよ。これ、タインが偽の彼氏になることをお願いしたサラワットの返事じゃんか!まったく同じことをタインがサラワットに返すなんてあまりにもできすぎてる。こういうことをサラッとできちゃうタイン、なんでモテない残念男子扱いなんだ???一周回ってキザすぎるってことなのか???バグ?

 

大学のテストが終わり、怪我が治ったサラワット。「まだ痛い。タイン、おんぶして」と甘える。タインが「大変だね」と呆れながら「一生痛がってろ」といえば「お前が面倒見てくれるんなら一生痛くていい」と甘える。

そして「寝る前にお前を見たい、目覚めたときにお前を見たい。一緒に暮らそう」とプロポーズ。

 

おっと…今度はサラワットのターンか。これは強い。

甘え×甘え×プロポーズとかどんなコンボですか?そりゃタインも即答でOKしますよ。

 

そして熱い熱いイチャイチャ同棲パートへと突入する。

 

 

あぁ……。尊い(遠い目)

 

 

煮卵を食べさせ合いながらイチャイチャして

歯磨きしながらイチャイチャして

お祝いのコンドームブーケまでもらっちゃう。

 

目の前でスマホに夢中のタインに不機嫌になるサラワット。

拗ねてるサラワットに「俺はサラワットが好き」といういま投稿したインスタを見せるタイン。「お前を怒れない俺に怒ってる」こういう楽しそうなやりとり永遠に見ていたい。

サラワットはタインにおそろいのブレスレットをプレゼントする。タインが勝手に真っ二つにしたギターピックがついている。「お前のものは全部とってある」と相変わらず強めの愛を見せてくれる。そしてそのままキスをするぞ、という瞬間に電話…。

この土壇場のキャンセルは恋愛ドラマあるある。このもどかしさがいいんだ。きっと

そして「おあずけ」食らったサラワットは、強めのスキンシップをしながらタインを誘い、そのままタインをベッドに投げ飛ばすのであった。

 

 

いやでも、もうこれで最終回でもいいんじゃない??

ふたりは幸せに末永く幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。

 

いや、まだつづく。ここからもうひと波乱 

 

 

 
 
 
 
 
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立ちはだかる刺客たち

タインの兄貴タイプ

同棲ハウスにタインの兄貴が乱入する。

二人の関係を怪しんだ兄貴は部屋にテープで境界線をつくる。しかし、このくらいのテープじゃサラワットとタインを引き離すことはできない。機を見てはイチャイチャし、苦しい言い訳を重ねる。ソファで寝かせられるサラワットを心配するタイン。「お前が隣にいないと眠れない」と甘えるサラワット。兄貴が寝ていることをいいことに狭いソファでくっついて眠る。

お二人さん、引き離された分だけ愛が濃くなってませんか…???

宅飲みしてみんなが寝ている隙にこっそりラブラブしちゃう大学生みたいなノリでしょうか。あのスリルがドキドキを高めてより一層燃え上がるアレですよね。

実兄が寝ている状態で流されてそれを実践しちゃうタイン君よぉ…。さてはワットのことめちゃくちゃに大好きだな?(今更)

友達のふりをしたまま飲み会に突入。どこまでも愛おしいタイン。サラワットが「ただの友達」を強調するたびにズキズキと心を痛める。この場限りの登場なんだけど、オーク君イケメンじゃない?笑

オークに対する嫉妬心をサラワットにぶつけてしまうも、その瞬間に兄貴がいた。心を決めたタインは兄貴に本当のことを打ち明け、兄貴もふたりの関係を承諾した。

 

タインを狙う男ミル

軽音楽部の植樹レクリエーション合宿に行くサラワットとタイン。ふたりで愛の木を植えるも事故で苗をへし折られてしまう。サラワットがタインのためにものを取りに行くたびにさっそうとミルがアイテムを取り出す。

さらに不幸は続く。タインはふたりお揃いのブレスレットを落としてしまう。

サラワットと部長の仕込みでサラワット&タインをくじ引きでペアにするもミルが間に割って入ってしまう。よくわからない松の木の精霊神話を信じてしまっているタインが、誤って祭壇を燃やしてしまう。ショックでガチ凹みしてしまうタイン。精霊に許してもらおうと、夜中にこっそりと森の祭壇へ向かう。

タイン君ピュアすぎるよ…危なっかしいくらいに信心深すぎるでしょ。ツボとか買っちゃうタイプじゃない?大丈夫?

夜・森・ひとり、こういう状況は決まって「雨」と「怪我」が加わるのが相場ってもんよ。例にもれずタイン君、完璧なヒロインムーブかましてきましたよ。

タインを先に見つけるのはサラワットかミルか。ハラハラする展開。

 

結果はサラワットがタインを救い出し、バスの中で雨宿りをする。

ここでサラワットが積年のタインへの思いを告白する。Scrubのライブで見かけて以来、タインを探していたこと、再開に浮足立っていたこと、友達の後押しがあったこと、インスタのIDをLoveTineにしようとしていたこと(笑)、タインがみつけた「誰かへ」向けた愛のビデオレターはタイン宛だったこと、サラワットはこれまでのすべてを打ち明ける。

「いま一緒にいるのは偶然でもなんでもない。俺たちがそうしてきた。」と運命を乗り越える言葉を伝える。いつの間にか雨はやんだ。タインの肩を抱きふたりで満点の星空を眺めるのであった。

 

今度こそ最終回ですよね???今度こそ二人は幸せに暮らしましたエンドでしょ!これ。

 

クッソ、ずっとタインがアホかわいいと思わせといて、実はサラワットもアホかわ属性でしたはずるいよ!なんだあのタインガチ勢。出会ってクールに「落ちるまでキスする」とか言いながら内心ハスハスしてたんですか???あんなクールな表情のままどんな感情でツイスターゲームポッキーゲームしてたんですか!?そんな感情だとぜったいポッキーぶつかるでしょ…。それにIDをLoveTineにしたいとか激愛甚だしい。愛の火力があまりに強いよ。もう。。。。言葉が…言葉が出ない。

 

サラワットの初恋、パム

すっかりヒロインムーブが板についてきたタイン君。次はサラワットの高校時代の同級生、パムの登場でまた思い悩んでしまう。サラワットは自分よりもパムのことを思っているのかもしれない。そういう不安があると自ら身を引こうとして大体こじれるんですよね。不安の芽ってのはとても厄介。しかも、パムは実際にサラワットの事が好きだからまたややこしい。

そんな疑心暗鬼になっているとき、タイミングよくパムがサラワットにハグしている場面を目撃する。ピュア純度100%のタイン君はショックを受ける。そしてミルの囁きに同意し、タインはサラワットと距離を取ることを決断する。

 

なんでそういう展開になるかなー。すれ違いってだいたいコミュニケーションの不足が原因だし、相手の行動と思考を極端に連動させちゃうから変なことになっちゃう。

視聴者はこんな二人見たくないんだよ。僕らは二人が永遠にラブラブとした笑顔を見ていたいだけなのに……。

 

モヤモヤしたタインはパムに出会う。パムはサラワットはあなたに出会って変わった、と敗北宣言をする。そしてサラワットがつくった音楽が入ったデータを手渡す。

パムのための曲かと思っていたが、それはタインのための曲だったのだ。タイトルは『Tine』この恥ずかしくなるくらいにドストレートなネーミングセンスが実にサラワットらしい(笑)

コンテストでサラワットはタインへのラブソングを披露する。

そして、駆けつけたタイン。

「もう一度、信じてくれるか」「信じてなかったらここには来ていない」

ふたりは改めて愛を強固にしたのだった。

 

1年後、新入生への部活紹介でもいちゃつくふたり。

「厄介者」と「ハンサムな王子様」の愛はいつまでも続きましたとさ。(今度こそおしまい!)

 

 

世界トレンドにもなった2gether

2020年最初期の自粛期間にタイBLに、2getherに、出会えていなかったことをただただ後悔。あの頃に出会っていればもっとWelcome自粛しながら熱狂する世界のムーブメントに乗っかることができただろうに。いやまぁ、そのブームがあったからタイBLの露出が増えて僕みたいな末端な人間の目に触れるところまで出てきたのもある。2getherのおかげでタイドラマが一部のコアファンだけのコンテンツじゃなくなったのは事実だ。アジアドラマといえば中韓、という概念をぶちこわしたのは世界を広げるいい傾向だと思う。ウィンくんもブライトくんも日本での雑誌の表紙をやったりインタビューがあったり、日本におけるタイドラマの顔として認知されている。映画も公開されたり、ほんと2getherさまさまである。ローカルテレビ局でも深夜放送をしたり、TELASAで配信したり、2021年現在でもまだファン拡大に余念がない。よくわからないが、TELASAのタイドラへの思いが熱い。あとは楽天TVか。

 

2getherはタインがかわいい。「タインかわいいなー」って見てたはずなのに、いつの間にか「サラワットかわいいな、おい」に切り替わってしまう罠。そして「やっぱりタインしか勝たん」に戻り、「サラワット、そりゃあねぇよ、かわいさの反則カードだ」を繰り返し、やがて「サラタイ尊い…」しか言えなくなる。「君はどっちを応援する?」スタンスではあくて、否応なく「どっちもです」と答えしか選べなくするような中毒性をはらんでいる。

 

付き合ったあとに苦しい展開が続くのは恋愛系ドラマや映画のお約束だから仕方ない。だけどもすれ違ったり恋愛にもがく場面はやっぱちょっと見ていて辛い。視聴者はふたりの幸せを望んでいるだけに、ふたりを引き裂くような展開なくイチャイチャしながら協力していけるようなエピソードが見たいなぁ。

昨今の明るい話題がない中、2getherを見ているときは本当に楽しかった。

『Stil 2gether』では楽しそうな二人をもっと見ることができるだろうか。

 

 

ugatak514.hateblo.jp

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