魔進戦隊キラメイジャーの追加戦士交流回。
例年、追加戦士導入後は既存メンバーがひとりずつ交代しながら交流するのがお決まりだ。
そうすることで追加戦士と似たキャラもそうでないキャラの価値観考え方の違いを打ち出すことができる。
ということで充瑠との交流。
充瑠の良さは「純真」「素直」がしっくりくるけど、加えて仲間のことを一番に考える姿勢が印象的だ。
為朝の「明日が来ない」回で勇気づけたり、時雨や瀬奈の大切にしたい部分を尊重する姿勢からも見て取れる。
「周りをよく見て気持ちを尊重しつつ、組織やグループが良い方向に進むようなアドバイスができる」めちゃくちゃ有能なリーダーセンスを持っている。
と、そんな充瑠だからこそキラメイシルバーの宝路との「一人で活躍するから輝ける」という考え方との違いをはっきりさせることができた。
前提条件として、特撮シリーズの追加戦士は子どもたちに「強い!かっこいい!」と思ってもらう必要がある。そのため参戦してしばらくは無双する場面が多く苦戦を強いられることが少なくなる。直近でもリュウソウゴールドもルパンエックスもホウオウソルジャーも基本的に強くて独善的だ。(そして軟化していく)
イメージ的には洗脳効果で強かったジュウオウシルバーやハイテンションなゴーカイシルバーが初動態度を誤ったキョウリュウゴールドが例外的なパターンかな
俺様主義で、ひとりですべてをできると考える宝路。
彼に寄り添い押し付けるでもなく仲間として助けるキラメイジャーメンバーに心が動かされる。
切り捨てた新しいキラメイストーンやショベロー軍団のちからを借りて、それぞれの良さ・役割を活かして協力する。それにより仲間の良さに気づいて「例のアレを一緒にやりたい」と懇願して名乗りを一緒にするのはちょっと面白かった
子どもたちへの教育的側面でもきれいな流れだったと思う。
ゴレンジャーハリケーンやカクレンジャーボールのようなひとつのボールを仲間でパスしながら力を注入して攻撃する技、時代柄まったく見なくなったな。
でもこれ、見方によっては仲間との絆を強調できるいい必殺技だなと思えるようになった。ただし今回、協力しているとはいえ「宝路はパス回しに参加していない」ことと「パスをしても別に力がひとつになるわけじゃない。それはただの瓦礫だ」ということには気づいたほうがいい。笑
宝路の「ひとりが輝く」スタイル、場合によっては仲間の良さに気づきつつも「勘違いするなよ」でしばらく個人行動を引っ張ることもできたけど、明るい作風のキラメイジャーは「みんなが仲良く」のイメージが強くいからサラッと仲間入りを果たした感がある。でも仲間の大切さを知って、ガルザにそそのかされてみんなを守るためにヨドン堕ちってフラグが立ってるんだよな〜。闇落ち未遂スターニンジャー以来になるか。
前回のブログで最後の対立役は為朝かなとか思ってたけど、今回の戦いでそれはないかな。SL邪面との初戦闘の言い争いでおしまいだと思う。軋轢が残っていたら戦後、あんなフランクに「ワンダーだったぜ」なんて声かけないよ笑
コミュニュケーション能力というか調整力が高いから、自分が宝路に合わせる形で落ち着くと思う。為朝ってメンバー随一の正義感や使命感をもってるけど、加えてショベローに優しい嘘をついたり充瑠にリーダーを譲ったり組織が円滑になるために身を引くことができる男だ。有能だからなんとかこなしてるけど、多分貧乏くじ引かされまくって苦労してるんだろな・・・・。
多分、最後の対立役はマブシーナだ。
いたいけな少女の頑なな心はそう簡単には融和しなだろう。宝石だけに(うるさい)
とはいってもそんな引っ張らないかなぁ・・。なんか来週は時雨回と見せかけてそっちに踏み込んでくる感じ?
少なくともあと2週は引っ張ると思うんだけど、どうだろうか。