ゆうがたヒーロー

日曜の朝でなくても誰だってヒーローに憧れてる

感想『チア男子!!』主演、横浜流星。戦隊&ライダー出身のイケメン揃いの青春群像劇

公開記念 チア男子!! Road to BREAKERS!!

 

朝井リョウ原作の「チア男子!!」の実写劇場版。やっぱり実在しているあの大学男子チアをモデルにした小説なのかな。小説は取材で作れるけど、実写化ってのは演者が実際にチアをしなければならないから大変だ。体を張る仕事ってのは本当に頭が下がる。

 

さて、実写映画『チア男子!!』だけれども、THE・青春学園映画って感じで見ていて気持ちがいい。「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」のように一生懸命に打ち込む若者っていいよね。「ちはやふる」もそういう意味で競技かるたに熱中しているのが好きだったな。好きなんだよね、こういう青春映画!

チア男子!!といえばトッキュウ4号とジュウオウレッド、仮面ライダーブレイブがメインで活躍する、いわばスーパーヒーロー大戦だ。このメンバーは連ドラレギュラーや主演も増えてきて今後まだまだ活躍していきそうな勢いだ。ジュウオウジャーから推している中尾くんは朝ドラにも向く爽やかさだと思う。そろそろ戦隊→朝ドラルートで跳ねてブレイクしてほしい。

横浜流星瀬戸利樹はどちらもピンク頭役が印象的だけど、まさかこの二人の共演がみれるとは笑

 

 

内容は、部活系青春モノのお手本のような構成だ。部活結成から個性的な仲間が増えていく。一見チャラい熱いふたりは個人的には作中一番のお気に入りだ。最後に実力派ワケアリ経験者が加わってメンバーが揃う。BLAKERSという名前が決まるあたりが前半のピークで順調さがみていてワクワクする。同時にこの先100%いざこざで揉めるだろ、という先の見通しも立つ。まぁ、実際はそんな大きなトラブルはなかったんだけども。そして、学園祭の話題が出たところで物語の終着点が見えてくる。初舞台で大成功するパターンだ。連ドラだったら絶対途中で失敗エピソード挟まるだろう笑

 

 

学園祭もすごくよかった。本家(?)の演技もYoutubeでみたことあるけど、男子チアってかっこいいよね。なんだろうな、女性に比べて全体的に体重がある分の重量感が宙を舞ったときの迫力になっていてすごい。力強さとキレがかっこいい。キレのあるダンスグループとは違い、ダンスにはない縦の視線への展開っていうのが新鮮で本当に楽しい。そしてかっこいいだけじゃなくてチアスマイルの精神があるからすごくかわいらしい。大道芸でもシンクロナイズドスイミングでも、パフォーマンスをする人達は表情が命。どうしても必死に間違えないように意識を集中しちゃうと表情がこわばってしまう。常に笑顔を心がけるというのはやってみると想像以上に大変だ。そういう点でもチアをやる人達ってすごいなぁとしみじみと感心する。

 

 

あとは、実はこの映画のMVPはチャラ男子2人組なんじゃないかと思う。たしかに物語を作るのは主人公の2人なんだけど、チャラ男子組は脇を固めつついい味をだしている。主人公同様、大学以前からの親友なんだけど、互いに自分の本音を口にしてこなかった関係性や器用にそつなくこなしてしまう親友への嫉妬というか対抗心というあたりがいい。中盤に仲違いを引き起こすのかなとか思ってたけど、全然そんなことなく普通に爽やかで熱いふたりだった。

 

とにかくイケメンが青春しながら一生懸命汗を流している姿は眼福である。

楽しそうにワチャワチャしてるだけで見ていて楽しい。ゆる〜く見ながらとても幸福な気分になれた。

 

チア男子!!(特典付き)

チア男子!!(特典付き)

  • メディア: Prime Video
 

 

感想『魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャー』ネタバレあり。リュウソウ族のアクションは1年の集大成

【メーカー特典あり】魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャー スペシャル版(初回生産限定)[Amazon.co.jp特典:オーディオコメンタリーアフタートークCD(仮)] [Blu-ray]

 

今のゼンカイジャーもそうだけど、令和における戦隊ヒーローのあり方を模索している両戦隊。コロナウイルスによってGロッソもファイナライブツアーもなくなってしまったリュウソウジャーに、2ヶ月近く本編収録ができなかったキラメイジャー。そしてキラメイジャーもファイナルライブツアーを完走できるかどうか雲行きは怪しい。来週の宮城広島、ギリ福岡はなんとかできるかな。問題は千秋楽でライブ配信もある大阪公演。いまの緊急事態宣言での感染者の推移をキャスト陣は心配しているだろうな。キラメイジャーがんばってほしいな。

 

 

そんなコロナ禍で実現した「VSシリーズ」

夏映画が冬に、リュウソウジャーも特別編が同時公開と発表されて正直絶望的だと思いましたよ。リュウソウ組にはこのナダ絡みの劇場短編を用意するから我慢してね、ってことかとおもってしまった。多分いろいろな偉い人が関係各所に頭を下げながら調整交渉してくれたんだとおもう、キラメイ最終回で唐突の「VS告知」で感動した。

ファイナルライブもそうだけど、当たり前だと思っちゃいけないんだよね。世界は誰かの仕事でできているんだから。そういうところも感謝したい。

 

 

坂本監督アクション映画

流石キャスト陣にアクション盛り盛りさせる!走る斬る殴る!

特に本編でも坂本監督が多かったリュウソウ組のアクションはキラメイ組に貫禄の差を見せつけるような出来だった。さすが戦闘民族であるリュウソウ族はキレのある生身戦闘に説得力がある。変身出来ない極限状態での戦いの場数が違うぜ。

お気に入りはカジノでの為朝&メルトのアクションだ。特にメルトによる最小限の動きで敵をいなす戦いはスタイリッシュでSo coolである。もともと生身アクションの少ないキラメイ組でも為朝の動きがかっこよかった。参謀組が体を張るシーンに弱いのかもしれない。為朝役の木原くんも「アクションをしたい」と言っていたようだから、これを機に今後別の現場でのアクションが増えることを望む。

 

次点でコウとカナロのアクションが好きかな。二人とも足が長いから映える映える。チェンジしないでもこれだけ戦えるリュウソウ族やばいわ。カナロはヨドンナとの戦いでダンスのようなアクションをしていたのがかっこいい。

トワのパルクールってどれくらいやったんだろうか。背を向けて走ってた部分が吹き替えなのかな。それでも結構頑張って走ったんじゃない?トワって最終回や特別編でも結構な目立つアクションがあって、しれっと優遇枠なイメージがある。

アスナはレディース総長案外似合うじゃん。豪腕っぷりが規格外でドン引きする小夜ねぇに笑う。でも二人で女子女子エモエモしい場面も見たかったかもなぁ。最終戦闘で仲良くしてたからいいけども。

バンバはまぁ、バンバだった。一言、濃い。

 

 

キラメイXリュウソウ

VSシリーズといえば2大戦隊の絡みが目玉である。今回は似ているもの同士でのグループ分けということで瀬奈トワ、しぐバン、為ルト、宝ナロが成立!

唯一の男女ペア瀬奈トワ組がなんだか尊い。どちらも年下のスピード担当ということで爽やかフレッシュな組み合わせでバランスがいい。根はいい子のツンデレ気味なトワと猪突猛進イケイケな瀬奈。ふたりが演じる映画こそ学園ラブコメじゃないですか?婦警と怪盗ってのもいいけども笑

いっそそのまま仲良くなってほしいと切に願う。

 

時雨とバンバはとにかく濃い。確かに剣技アクションはかっこいいけど、なんだろ、若干間延びしていたと感じたからかあまり良さを感じなかったな。この二人は頭も回るから静観して対策を練る為ルト達と違う打開策を講じてほしいと思った。最悪力技でゴリ押しでもいい!身体の自由が奪われている設定が足を引っ張ってたのかな。アクションカントクマイナソーが言うように「じれったい!」という感想。

 

充瑠とコウは似てない性格のカラーリングマッチでの組み合わせ。こういう場合はそれぞれ自分にない価値観を共有・交換できるのがいい。充瑠は素直だから難しく考えすぎずに思いのまま自由な発想をしたほうがいい。視聴者からしたら分かりきっているテーマだが、ウイを引き合いに出してコウから語られる演出がいいね。

しかし、コウが充瑠を推薦したのって主役オーディションじゃなくて、ヒロインオーディションだよな?そんなん、充瑠ならびに小宮璃央くん怒っちゃなわない?大丈夫?ムービー邪面の気を引くためとはいえ、「え」ってなったわw

とはいえ本編でまさかの全員でのエンディングダンスがはじまった瞬間になんでもよくなった。あの突然の楽しそうなダンスは雰囲気が最高すぎた。ダンスをこの場面とエンディングの2回見れるのは単純にお得だ。

VSシリーズは毎回エンディングダンスと戦闘終えた最後の雑談パートを楽しみにしている!特に瀬奈トワでのバンバいじりがめちゃ好き。そして最後のカナロは期待通りで本当に安定感あって好きだわ。なんであんな残念イケメンなんだ。アミューズだからかダンスうまいのにね。

 

ところで、充瑠の才能をみんなに認めてほしい為朝、充瑠のこと大好きすぎない??将来を心配する過保護なお兄ちゃんじゃん。常日頃から「為くん為くん!」って慕ってくれるからかわいいんだろうな。周りも為朝の「充瑠大好き」っぷりを理解しているのがなんともいいね。さすが人間が出来ている有能戦隊。前後の戦隊とは性質がまるで違うわ笑

 

 

コロナ禍での撮影

アクションは頑張っていたし、思わず「おぉ」なんて声が出そうな場面も多々あった。物語の大筋も個人的には悪くない。ただ70分映画で構成にちょっとマンネリを感じてしまうのは残念だった。

瀬奈トワ→しぐバン→小夜アス→為ルト→宝ナロ→充コウの順番でそれぞれの世界と状態を説明しながら「VS」をする。

そして同じ順番で演出変更をしてヒーローVSヨドン軍を開始する。このあたりは展開がワンパターン過ぎてちょっと退屈だった。本来ならば「映画編集」によってふたつの映画の世界が混ざって4人パートになるくらいの演出もできそうなところであるが、やはり撮影が難しかったのかもしれないな。代わり映えしないとは言わないけどただ勿体なかった。

 

あとは、リュパパト(リュウソウVSルパンVSパトレン)はストーリーの出来が良すぎた手前、ちょっとだけ見劣りしたかな。リュウソウのその後の語りがもう少しほしいところ。アスナの学校、メルトのオト呼びくらい?あとのみんな何してたんだ。特に未だに婚活してるお前だよ!笑

 

 

最終決戦

いつもの現場での最終決戦。マブシーナを泣かすムービー邪面、許せん!

変身できないリュウソウ組はともかく、キラメイ組もなぜか空気を読んで変身しないで必死に食らいつく。しかし、両戦隊が揃って負けイベントばりに苦戦を強いられる。ここでもみんな生身のアクション頑張ってたな〜。両レッドはソロ、ほかはまとまって爆撃の餌食になってた。

そして、オトちゃんがリュウソウケンを渡すことで逆襲開始!充瑠のひらめきーングでリュウソウ組はパワーアップする。リュウソウ組は全員がマントをつけて騎士感UP

正直、かなりかっこいい!マントって騎士っていう設定と合うよね。

瀬奈トワの戦いなんかでは瀬奈お嬢様を守るナイトかと思ったよ。加えて戦闘が始まったときにリュウソウOPが流れててちょっとウルっとした。やっぱOPはテンション上がる!為ルトではキラメイOPでそれまたテンションあがる。最終決戦はアドレナリン出っぱなしで本当楽しかった。

そしてまさか巨大戦あると思わなかった。どうにかして仮でもいいから騎士竜と再会させたかったのかな。でも、リュウソウ側のコックピット(?)のセットが残ってたから出来たんだろうな。なんとなく魔進のコックピットセットは来年まで残ってない気がするな…。VSゼンカイはどうなることか。来年に期待。

 

 

あとヨドンナ様が強かったのは笑っちゃった。

 

ugatak514.hateblo.jp

ugatak514.hateblo.jp

 

感想『機械戦隊ゼンカイジャー』9話 狂ってるよ頭おかしいよ、何だよ柏餅中毒で世界征服って

機界戦隊ゼンカイジャー オリジナル・サウンドトラック サウンドギア1

 

ゼンカイジャーのOPにゴールドツイカーが加わってました。

キャラデザで分かっていたけれども、とりあえずステイシーザーとは違い仲間になる方向性でいくことは間違いなさそうですね。

 

と、いうことで突如現れた世界海賊、まずお前は何者なのか、というところから話は続いていく。

駄菓子カフェ「カラフル」で食事をしながらこれまでを語るその一方で、トジテンドでも海賊について回想していた。

 

どうやら、トジテンドが「海賊トピア」に侵攻してきた際、逆にトジテンドへ侵入して変身アイテムの設計図(その他諸々)を奪ったようだ。

そして、ゴーカイジャーを知り変身後スーツのデザインをゴーカイジャーに寄せてアレンジした。

少し気になったのは「ゴーカイジャーってやつの世界?行った時に見かけて」というセリフ。「当面この世界にいるしかない」というような言葉からも、彼らは世界を渡り歩く技術があるということが分かる。つまりは、みんなでトジテンドに乗り込むのも意外と早いかもしれない。

中盤でトジテンドに乗り込むも、カイトの両親は世界を閉じ込める機械本体に取り込まれていて、その機械を壊さなければならなく、泣く泣く破壊してトジテンドを後にする。。。これは完全にゴーバスですね。

とはいえ、小出しで情報を出していく時期だし、海賊がどういう奴らなのか、どんな信念があるのかはお楽しみってとこかな。

 

ただ、ひとつ言えるのは「VSキラメイ」で追加戦士&妹組で絡むのは確定ですね。オトちゃんとの絡みと違ってマブシーナが振り回される様子が想像できるよ…

いっそゴーオン&リュウソウ&キラメイ&ゼンカイの追加戦士による「オレに妹を語らせろ」特番とかいかがです?TTFCバラエティとして。

キラリュウの舞台挨拶みるとカナロ&オトの兄妹をみて宝路&マブシーナが対抗意識を抱いたとか。そういうエピソードもっとください!笑

 

 

しかし、トジテンドの怪人は本当に濃いな。邪面師はクランチュラの趣味もあって頭のおかしい(クリエイティブな)作戦を実行していたが、トジテンドは・・・。

まぁトジルギアの世界に依存する怪人だからどうしても個性的な怪人ばかりに・・いや、ならねぇな普通。

なんだよ柏餅トピアって。寿司トピアやキノコトピアとかどんな世界線なのか少しくらい、少しでいいから教えてくれよ!どうせ夏映画でどこかのトピアに行くんでしょ?思いっきり「何それ」って言われるような世界をテーマにしてほしい。

 

柏餅ワルドから柏がとれたから餅ワルドだ、ってもうトンチ合戦だよ。

この意味わからなさ、もしかしてゼンカイジャーってゴレンジャーリスペクトに見せかけてカーレンリスペクトしてませんか?そのうち芋ようかんワルド出してくれます??

 

 

ugatak514.hateblo.jp

 

感想『SOTUS/ソータス』このタイBLはコングポップとアーティットの生意気後輩×ツンデレ先輩のStory

 

BLドラマ ・SOTUS/ソータス・全話収録・Blu-rayですは

 

アマゾンプライムさん、『Love By Chance/ラブ・バイ・チャンス』『Until We Meet Again~運命の赤い糸~』につづいて『SOTUS/ソータス』を見放題にしてくれてるじゃないですか。この分野の見放題が増えるということは有能としかいいようがない。TELASAさんを見習ってもっと全力投球してくれてもいいんですよ?天下のAmazonさんなんだから日本のテレビ局のローカルプラットフォームに負けないラインナップを期待してます!笑

 

さて、SOTUS。率直な感想をいうと「好き!」

なるほど、ラブコメというよりかはシリアスでピュアなラブストーリーだ。

そして系譜としては、かなり溜めて溜めての「ムズキュン」型である。

そういう点でみると明るく楽しいラブコメの「ラブバイチャンス」と、シリアスだけど序盤から運命的にいちゃつく「赤い糸」とは違った楽しみを見出すことができる。

舞台はもはやおなじみ、「大学入学を機に恋模様が動き出す」パターン。もうコレはタイBL安定のフォーマットなんだろうね。えぇ、大好物ですよ。

 

ただプライムビデオを再生すると珍しく字幕注意書きがあった。「本作の大学制度は架空のものです。」これはどういうことなのか。

大学工学部に入学したコングポップは3年生アーティット率いる謎の制度「SOTUS制度」の洗礼を受ける。このSOTUS制度によって新入生は厳しく理不尽な命令をされる。不満を言うものには罰を、全員の連帯責任、高圧的な軍隊方式のSOTUS制度がこのドラマのメインギミックとなっている。たしかに注意書きがなく、タイの大学制度についての予備知識がなければ「タイの大学って厳しいな」「そういう制度がある大学もあるのか」という勘違いをしてもおかしくはない。なので、あくまでも「架空」であることを記載することによってフィクションとして気軽にSOTUSの世界に没入することができる。

 

しかし、この理不尽なSOTUS制度が肝であるのと同時に序盤の脱落を誘う罠なのである。ひたすら厳しいしごきのシーンが続くから前述のLBCやUWMAのようなイチャラブなんてありゃしない。この溜めの部分を乗り越えた先に「萌え」という沼が待っているのは『SOUTS/ソータス』なのだ。

 

さぁ、この想いを綴ると今日は長くなるぞ! 笑

 

  • 生意気な新入生コングポップ
  • ツンデレ先輩アーティット
  • コングポップの加速する独占欲
  • 待望のイチャラブ買い物デートからの添い寝
  • 長い拒絶期間
  • ネクタイと感謝祭
  • 相手の好みを知ってみる

 

 

続きを読む

感想『機界戦隊ゼンカイジャー』第8話ステイシーくん早速かわいそう。ゴーカイゴールドこと世界海賊ツーカイザーにすべてを持っていかれる

【メーカー特典あり】スーパー戦隊MOVIEレンジャー2021 コレクターズパック キラメイジャー&リュウソウジャー&ゼンカイジャー 3本セット[Amazon.co.jp特典:「機界戦隊ゼンカイジャー THE MOVIE」オーディオコメンタリー・アフタートークCD (駒木根葵汰・浅沼晋太郎・中澤祥次郎監督・白倉伸一郎プロデューサー)] [Blu-ray]

 

ステイシーの悲劇

ゼンカイジャー、怒涛の情報ラッシュ

まだ先週にステイシーが本格参戦したばっかりじゃんか。

ジオウのウール君味を感じて幸薄そうな空気感がたまらなくおもしろそうじゃんか。

 

それなのになんだあの空気の読めない陽気な海賊は!笑

ステイシーのジメッとするような鬱屈とした空気が一瞬で破壊されてしまった。

想像の斜め上をいくハイテンションダンスを惜しげもなく披露してくれちゃって、見てるこっちはポカーンですよ。まだ脳内での情報を整理中なのに矢継ぎ早の展開をしてくるもんだから目が離せないわけですよ!

あぁ、ツーカイザーが仲間入りすることでオールボケ戦隊が成立しちゃうわけですね。

敵組織側であるステイシーが胃を痛めつつ健気にツッコミながら戦ってくれるわけですね。

ステイシーはどう転んでも美味しい立ち位置だったはずなのに、すでに「ツッコミ」としてゼンカイジャー唯一無二の大役を任されてしまったがゆえに退場可能性はぐっと小さくなりましたよ。だって、この先君がいないとストーリーが進まないからね!

ヒールとして一生懸命にストーリーを前に進ませようと努力しているのに、ガン無視してヨホホイしようとしている奴らが目に浮かぶ。そんな陽気な連中に対して懸命にツッコミをいれて自分に目を向けてもらおうとするステイシー君。

 

あぁ、君はこれまでもこれからも、ずっとそういう役回りなんだね。

父であるバラシタラに目を向けてもらえず、母も殺され(たと思っているが実は生きているんじゃないかな)、ずっと誰かに自分を見ていてほしかった。

おもちゃ(ギアトリンガー)を貰ったから一緒に遊ぶお友達(ゼンカイザー)が欲しかったんだよね。このおもちゃ(ギアトリンガー)があれば仲間に入れてもらえると思うよね。でもせっかく楽しく友達(ゼンンカイザー)と遊んでいたのに、全く知らない訳のわからない奴(ツーカイザー)に邪魔されたから白けちゃうよ。

介人のことを「嫌いだ。嫌いだ」いってるけど、本当は一番の親友になりたいんだよね。でも大丈夫、きみは最後にはデレッデレで笑顔で「やっぱり嫌いだ」って言っているに違いないから。

 

 

すべてを奪う海賊

突如現れた海賊。どうも宇宙海賊ではなく世界海賊らしい。その姿はどう見ても宇宙海賊なんですがそれは。

追加戦士はなにかを集めているっていう設定にしやすいのかね。別行動とかコレまで何をしていたかの理由付けやこの先のストーリーの指針になっていそう。カナエマストーンに結婚相手にルパンコレクションを探してきた追加戦士。今年はトジルギアを集めているが、その目的はいかに。

でもステイシー君のコレクションを奪って破壊してしまうのは印象悪すぎでしょ。海賊に倫理観を求めるのは間違っていることは10年前から承知してはいるけれども、宇宙クラスの海賊じゃなくて世界クラスの海賊なんだからこの世界の倫理観は把握しているんだろうな。

 

オーレンジャーシンケンジャーの大いなる力はゴーカイでも「漢字縛り」のゴーカイチェンジとして一発ネタになっていた。

まさか10年を経て海賊の後継者が公式に強化フォームとして採用するとは思わなかった。

 

陽気な海賊、うるさいしめっちゃ踊るし、これからどう転んでいくだろうか。

そしてステイシー君の運命はいかに?

 

ugatak514.hateblo.jp

 

感想『機界戦隊ゼンカイジャー』第7話 ゴーカイゴールドやディエンド参戦?もうコレスーパー戦隊大戦じゃん。

機界戦隊ゼンカイジャー主題歌 [通常盤]

 

機界戦隊ゼンカイジャー!第7話

タイトル入力時ナチュラルにマシン戦隊で漢字変換していた。機械もマシンも似たようなものだけども笑

 

 

謎の美少年ステイシーとその後

前回のゴミ回でチラっと現れた謎の美少年ステイシー。軍隊長バラシタラの息子であることは明らかであったが、今回人間との関連性が示唆された。

ガオーンが丈夫なキカイノイドと、か弱い人間を区別していることに絡めて物語を回していく緻密さはさすが香村先生だな、と思った。

ありがち(?)な展開としてはカイトと母親が同じの異父兄弟。うん、キバだな。

実はイジルデが生み出した人造人間、ってのも面白いと思うんだけどイジルデの息子じゃなくてバラシタラの息子なんだよな。そうなるとイジルデの発明品の説はなくなりそう。

ステイシーは捨て石っぽいし、トジテンドの捨て石にされて退場するのも良し、捨て石回避で光堕ちで味方化するのも良し。バラシタラは特に愛情がないみたいなので容赦なくボロ雑巾のように扱って捨ててほしい。あ、バラシタラ「を」捨て石に利用する冷徹さをみせるのもありだな。ステイシー、いくらでも美味しい調理ができる、捨てるところのない設定・ネーミングで素晴らしい。心が躍るぜ。

ディエンドというべきかバスコというべきか、召喚能力は味方にはしておけなさそうだけども、敵としては凶悪。数の暴力はそれだけで脅威だ。

 

 

ゴーカイゴールド!?ツーカイザー?白倉氏の策略

ステイシーの存在も注目なんだけども、それ以上に今回の目玉は過去戦隊のお祭り騒ぎでしょう。アニバーサリー作品として銘打つ以上は避けては通れない。

あくまでも戦隊そのものは平行世界の話しであって、ゼンカイジャーはモチーフの能力バトルに徹するのかと思いきや、早くも過去戦隊もロボも放出する全力全開っぷり。

おそらくプロデューサーの白倉氏は知っている。ギアの能力だけでアニバーサリーを1年乗り切ることは不可能だということを。遅かれ早かれ過去戦隊やロボを出演させる必要があることも。そして、それだけだとゴーカイジャーやディケイド・ジオウと何ら変わりのない作品になってしまう危機感もある。だから彼は早いうちに過去戦隊やロボを投入した。こうして特オタや世間の目を引きつつ、ビッグサプライズを仕掛けてくるはずだ。過去の栄光はきちんと利用しつつも、栄光を踏み台にしてでも目新しい・面白さを追求しようとするのが彼のすごいところである。OPに「消しゴム!消しゴム!」っていう謎の音声を忍ばせてゴレンジャーボール・消しゴムアタックでとどめを刺すあたり、なんてことのないただの撃破シーンをリフレイン効果で印象を強めてくる。当たり前にSNSで盛り上がってトレンド入りしちゃうのは、僕らが彼の手のひらで踊らされているに過ぎない。

 

そんな彼は矢継ぎ早に新情報・新設定を盛り込んでお祭りを演出する。予告に現れたどう見ても「ゴーカイゴールド」である「ツーカイザー」(すでにややこしい)が実は公式ゴーカイジャーの追加戦士とか言われても驚かない。「オレ、平行世界でスーパー戦隊の大いなる力を集めてました!伊狩鎧先輩やマッハルコン先輩とはぐれて、なんかノリでこっちの世界に紛れちゃいました。」とかゴーカイジャーのその後を匂わせるだけで勝手に盛り上がれる自信がある。あれくらい振り切ったスーツ改造戦士なら1クール限定ヒーローでそのままゴーカイジャー世界に帰るとかだと楽しいな。

ジオウにおけるディケイド組戦力の増強くらいに、ゴーカイジャー戦力が増強されるみたいな。ひたすらこの妄想だけで飯が食える。

 

 

スーパー戦隊パーティ

ジュランらキカイノイド組のモチーフ戦隊との対決はド派手だった。マジレッドにボクシングをさせていたネタの細かさに制作の戦隊愛を感じる。まぁ、ただ敵の人数が多すぎたね。いちどに2〜3戦隊分を相手にするのはリンチ状態になって見ていてつらいものがある。応援していたヒーローが悪の手先になって物語もなくあっさり消えていく演出が好みじゃないひとがいるのもだんだん分かってきた。好きだったヒーローに出てきてほしい反面、再生怪人ばりに合戦時のただの頭数になっちゃうのは虚しいよね。(一時期の春映画を思い出しながら)

設定として冬の短編映画後の時系列になったため、カイトらはスーパー戦隊の存在を知っているし先輩として敬意を払っているのがいいね。1話のようななんとなくジュウオウジャー、なんとなくニンニンジャーではなく、「逃げるならカクレンジャー」「ゴミバスターズとゴーバスターズの言葉遊び」ができるくらいには戦隊について見識が深まっているように見える。何を隠そう、一般人は戦隊の区別がつかないらしい。今回ゴレンジャーをすぐに認知したあたりから戦隊に関する知識が身についていることが分かるね。

というかゴーカイのときからそうだけど、カクレンジャーって逃亡に便利だよな。。。

 

第7話は目玉が多くて語ることもいっぱいだ。

さらにロボ戦まで!召喚シーンが販売されていた外箱から出てくるのに感動した。その演出は考えつかなかった。視聴者はメタ視点で楽しめるけど、ゼンカイジャーとしては別に違和感のない召喚シーンだった。過去の遺物の再生感があって最高!

それに改めてガオキングとマジキングは本当にデザインが好き。かっこいいと思った。さらに必殺技バンクまでみれるの嬉しいし、セッチャンが解説してくれるのとっても親切。

 

ギアトリンガーを巨大戦のバズーカとして採用するのも考えてあるなーと、感心した。

戦隊バズーカは古くは各固有武器の合体(みんなの力を合わせる象徴)であった。しかし、武器合体は記憶ではトッキュウジャーが最後じゃなかったかな。

最近は単体武器としてジュウオウジャーのホエールチェンジガンやルパンレンジャーのルパンマグナム、パトレンジャーがVSビーグルでの一撃ストライクでも使われている。時代の流れか固有武器が減って共通武器の販促がメインになり、個別武器としてバズーカを売ってきた。

一方、変身アイテム兼戦闘武器だったキョウリュウジャーのガブリボルバーはよく売れたらしい。変身時にも使うしアクション時にも使うから使用頻度として腐りにくい。ルパパトのVSチェンジャーやゼンカイジャーのギアトリンガー、考え方としては忍者一番刀やリュウソウケンも同じ使い方だ。

そんな、変身アイテム&戦闘武器をさらに巨大戦での必殺技に活用するのはギアトリンガーにこれでもかと付加価値を与えてくれる。ずっと出ずっぱりの武器があることはそれだけ子どもたちにとって遊びの機会を増やすことになる。これはいい販促演出なんじゃないかなと思った。

 

ゼンカイジャーは巨大戦に力を入れる戦隊だと思っていた。しかし、もしかするとこれは勘違いだったのかもしれない。ゼンカイジャーが目指すところは等身戦も巨大戦の垣根を壊していくことなのではないか。今日の巨大戦はジュランらのスーツが非常によく動いていて、カメラワークにも巨大戦っぽくない演出も見られた。

まだまだ7話。ようやく面白くなってきそうだ。

 

 

 

ugatak514.hateblo.jp

 

ugatak514.hateblo.jp

 

感想『QRコードの奇跡ーモノづくり集団の発想逆転が革新を生んだ』

QRコードの奇跡―モノづくり集団の発想転換が革新を生んだ

 

QRコードの奇跡ーモノづくり集団の発想逆転が革新を生んだ』小川進 東洋経済新報社 2020

 

 

最近はスマホ決済でもおなじみのQRコード。アリペイが当たり前の中国ではもはや、QRコードが存在しない世界が想像できないくらいに普及している。

このQRコードが日本発の技術だということはあまり知られていない(常識かもしれない)

このQRコードはどのように生まれて、どうやって世界に羽ばたいていったのかが時系列でわかるのが本書である。

 

 

バーコードとQRコードの誕生

開発はトヨタ系列のデンソーデンソーウェーブ)だ。元々トヨタ自動車の電装部分を担っていた。そんなデンソートヨタ自動車の「カンバン方式」を導入することから話は始まる。トヨタが部品を使った分だけデンソーへ部品の発注が行われる効率システムだ。このカンバンを導入したことによってデンソーサイドで処理が多くなり作業効率がわるくなってしまった。トヨタはカンバンと受領書を渡すだけなのに対して、デンソーでは納品書・受領書を作成し検品作業が必要だ。更にカンバンが回れば回るほど納品回数が増えてしまい、作業が雪だるま式に膨大になる。こういった状況を打破する必要があったのだ。

トヨタは、かんばんをこちらに渡すだけ。こちらは、そのために検品や伝票の起票といった膨大な作業が発生する。トヨタではなく、デンソーが「かんばん」の情報化、バーコード化を考えるようになったのは、そういう事情があったからではないでしょうか』

 

「カンバンの処理が大変だ」そう思えば人手を増やしたり、なにか効率化できる工夫をしたりルールを整備したりするのが一般的ではないだろうか。デンソーではカンバンを情報と捉えてバーコードに情報を集約できないか、と考えたことは非常に画期的だと思う。

苦労してバーコード式カンバンができたあとはトヨタで使用してもらえるように粘り強く交渉し、あらゆる不具合に対する保守点検サービスを拡充する。やがてセブンイレブンとのレジや検品をバーコード化が進んだことで、工場のみならず一般社会にも普及していった。

僕はものを買うとき、小さい頃から当たり前にバーコードを活用したレジを通していた。この光景がわりかし最近のものだと知ったのは衝撃だった。もしかしたらQRコード決裁に慣れ親しんでいる世代にはもっと衝撃があるかもしれない。

また、バーコード式のレジを採用したセブンイレブンもさすが先見の目を持ってると感じた。

 

しかし、世の中の情報化社会が目覚ましい。あっという間にバーコードでのかんばん管理が難しくなった。様々な情報を追加しようにも、桁数が足りなくなった。そのため、読み取るバーコードそのものの数を増やしていった。すると、スキャンの数が増えて手間が増えてしまったのだ。

普通はここでバーコードを活用したスキャンの効率化するためのアイディアを考えがちだ。でも先人の開発したバーコードを完全に一新した、より進化させる別のコードを作るという選択をしたのはすごい。環境によっては「先人の努力を無駄にするのか」と反対されてもおかしくない。そういったことがないのは、よりよいモノを生み出すことに肯定的な技術メーカーならではの思考だと思う。

 

 

社会性とイノベーション

『われわれはなぜ嘘つきで自意識過剰でお人好しなのか 進化心理学で読み解く、人類の驚くべき戦略』(William von Hippel ハーパーコリンズ・ジャパン 2019) によると

「人間は生まれつき社会性を持っていて、そうした社会性が新たな製品発明の邪魔をしている。ただし社会性は発明品を広く他者に伝え、多くの人が利用・改善するのに貢献している。」という。

この本の中で筆者はスーツケースに車輪をつけるというイノベーションの例をあげた。

車輪付きのスーツケースが一般的でなかった頃には、重たいスーツケースを引きずりながら運ぶか、空港のポーターにお金を支払い荷物を運んでもらうかであった。我々は社会的であるがゆえに、熟練した人間の手作業によって問題を解決させがちなのだ。どんな不便で大変なことも「対価を支払って負担を別の人物に押し付ける」ことで社会を成立させていたのだ。これは人間の柔軟性の賜物であるのと同時に、新しいイノベーションを生み出す障害である。

 

話を戻すと、バーコードもQRコードも、人が作業を熟練させていけば短時間で処理が可能になる。さらに手順を明確化してルールを整備し分業すればより容易になり時短ができたはずだ。なにも時間もお金もかけね新しい規格を開発する必要などない。しかし、そうした人間の能力と社会性に頼ることなく、積極的に新しい規格を生み出したことそのものに大きな価値があるのだと僕は信じている。

さらにQRコードを世界統一規格にするために各国に働きかけた。技術者が自分たちだけが便利になればいいや、といった考えではなく、世界のグループ会社が使えるようにしなければならないという使命感をもっていたのが素晴らしい。先程の話ではないが、人間の社会性が発明品を広く他者に伝え、多くの人が利用・改善するのに貢献したのだ。

 

ちなみに、Netflixは極力ルールを排除している。あらゆるコントロールを排除して責任の対価として自由を与えている。ガチガチに固めた承認プロセスは時間がかかりすぎる上に責任の所在が曖昧になる。コントロール型のルール整備というのは我々の人間の持つ社会性の上に成り立っている。ルールを減らして自由な発想を解禁することでイノベーションが起こる可能性が高まっているのではないだろうか。

 

 

日本でイノベーションが起こりづらいと言われるのは、ガチガチにルールが決まっているからかもしれない。いや、それとも多くの会社ではピンチもマンパワーで切り抜けることが多かったからだろうか。そんな中生まれたQRコードは今や、物流はもちろん特定情報へのアクセスや日常生活での買い物に欠かせない代物になっている。めんどくさい作業があるときに作業フローを改善や力わざで解決するのではなく、まったく新しい規格を生み出すために頭をひねってみよう。もしかしたらQRコードのようなイノベーションが起こせるかもしれない。

 

 

ugatak514.hateblo.jp

 

 

 

感想『仮面ライダーディケイドVSジオウ ディケイド館のデス・ゲーム』非難殺到も納得の炎上案件!おのれディケイド!と言われるのも納得の相変わらずの世界の破壊者。噂通りあまりに雑すぎて逆におもしろい。

仮面ライダーディケイド VOL.1 [DVD]

 

「ディケイド館のデス・ゲーム」

あぁ、ディケイドだなぁ。噂通りひっどい出来で変な笑いが出た。

いや、どっからツッコめばいいんだろ。これ単体では全く意味をなさないし、ライダー好きを唸らせる仕掛けもないしびっくりするくらい中身がない。ファンサービスもない。いや、新作ができるだけでファンサービスだろうし、キャストだけはファンサービスだからいいんだけどさw

 

とりあえずソウゴはかわいいし、別次元でも王様になりたいらしい。

ソウゴって華奢な身体だし、背も高くないからバスケのイメージないんだけど、なんでバスケ少年設定にしたんだろ。別次元から寄せ集めてるからイメージと実物が乖離することもあるってことなんだろうか。・・・多分適当なだけだよね。

テラサ編ふくめたソウゴ七変化を愛でるサービス企画とでも思えばいいのか?笑

 それとも士が世界を回るたびに衣装チェンジしていたから、ソウゴでもそういう遊びをしてみたかったのか?

 

 

さて、酷でもいいからなにか書き記そうかとおもったけど、マジで書くことがないな。

とはいえ、士は常に世界を旅しているからどんなストーリーを展開されても「ディケイドだなぁ」ってなるのは、さすが。マジで便利だよ、ディケイドという破壊的コンテンツ

いっそのこと、宇宙忍者とか幽霊とか中途半端な設定をせずにイマジンに取り憑かれているとかワームとかグリードの寄生宿主とか、そんなような設定にしちゃえばよかったんじゃない?たぶん収集つかないけどこの作品は端から収集つける気ないし、実は怪人大決戦でしたのほうがディケイドっぽい。バトルファイトのようなものをしてると思えばいいじゃんかw

 

 

よくわからないけど真実のソウゴによるオーマジオウとの戦いでディエンド&キバーラ&クウガが出てきたのはよかった。予告で見たことがすべてだけど。

本当に心からディケイドを愛していた人は期待していたんだろうな、このメンツが揃う文脈を。だけどもディケイドには物語がない。すなわち文脈も何もないのだ。そういった部分が完全にディケイドでしかない。

めちゃくちゃ雑に召喚されてなんとなく戦う。これがディケイド主体作品によるオールライダーの宿命だ。小野寺クウガが見れると心躍った視聴者よ、これがディケイドということを忘れてはいけない。

 

どうやらテラサの「仮面ライダージオウVSディケイド」に続く物語ということで、期待しない程度でいつかそっちも見てみたい。ディケイドは信用できないけどジオウはある程度信用してもいいよね・・・?

 

ていうか、デスゲームに巻き込まれた一般人、普通に可愛そうだ…

 

 

ugatak514.hateblo.jp

 

 

感想『手裏剣戦隊ニンニンジャー』忍びの7.春のニンジャ祭り!カクレンジャーとハリケンジャー参戦!

手裏剣戦隊ニンニンジャー ファイナルライブツアー2016

 

スーパー戦隊45作品記念、『機界戦隊ゼンカイジャー』。あのジオウディケイド電王を生み出した白倉氏がプロデューサーする戦隊作品。ゴーカイジャーから10年か・・。ときの流れってすごいわ。

 

ゴーカイジャーやゼンカイジャーはアニバーサリーヒーローだからワクワクするけども、ここ10年は時々不意打ちコラボがある。古参のオタクはこういうコラボ回は大好物だ。

と、いうわけで今回は『手裏剣戦隊ニンニンジャー』と『忍風戦隊ハリケンジャー』『忍者戦隊カクレンジャー』のコラボについて語ろうと思う。

 

 

ニンニンジャー本編の縦糸

そもそも第7話は単発で見てもおもしろい。強敵に歯が立たなかったことから一層修行に励む場面からはじまる。この修行の特別講師としてニンジャレッドのサスケとハリケンレッドの鷹介が現れる。

このシナリオ運びはシンプルながら理にかなっている。敗戦からの特訓回は新しい必殺技や武器、ロボット登場に使われることが多いけども、こうやって先輩に教えをもらう素直な特訓というのもありだよね。

また、シロニンジャーの風花が前回兄に助けられたお礼をいうか言わないか、という彼女の気持ちの成長エピソードにもなっている。一度は素直に気持ちを言うことができなかった風花だけども、兄が死んだと聞いたことから思いを伝えることの大切さを学ぶ。

 

今回の敵怪人がネコマタだ。時計(ウォッチ)に猫の妖怪で笑い方は「ゲラゲラゲラ」。元々この2015年時点で妖怪を敵に添えようと企画してる時点でわかるけど、それ以上にドストレートなパロディをやるとはね。さすが東映。そのくせ時間操作とか厄介な能力を持った妖怪っていうのがひどい。やはりこういうバケネコは強い。

しかも、この後も手を変え品を変えて何度も登場する。バケネコを何度も使いたかったんだろうか笑

 

 

春のニンジャ祭り

ニンニンジャーが発表されたときから「お、また忍者か」と思っていた。昔であれば「ネタ切れかよ」なんて思ったかもしれないが、恐竜や忍者は子供に受けることから、子供が一巡する6〜10年周期で似た、あるいは同一コンセプトの戦隊が誕生するのも納得だ。ニンニンジャー発表時点でも「カクレンジャーとコラボとかしないかなぁ」なんて淡い期待をしていたものだ。まさか本当にしてもらえるなんて思っても見なかった。

 

ゴーカイジャーでは本人変身で宇宙忍者の生き残りと戦ったハリケンジャー、鶴姫が一瞬出ただけであとはニンジャマンとの総集編となってしまったカクレンジャー。個人的にはカクレンジャーの扱いはちょっと残念だった。(サスケはヒュウガで出てるし、映画もセリフ付き、封印の壺の伏線を含めると話数が多く全般的には優遇されてるともいえるけど)

今回はどちらかといえばカクレンジャー贔屓のコラボで満足度が高い。サスケの忍者装束が古風な忍者って感じでスタイリッシュな鷹介や天晴より貫禄がある。BGMもカクレンジャーの音をふんだんに使ってくれるしアメコミ風の特殊SEも採用、戦闘も分け身の術・火炎の術に満月切りとまさにカクレンジャー!だった。

ゴーカイでもこういうのが欲しかったんだよね笑

 

ハリケンジャーも「影の舞」や宇宙統一忍者流奥義を使ったり、短い時間できっちりとハリケンジャーの色を出していた。「影の舞」はゼンカイジャーでも早速活躍してくれたし、強力必殺技としての地位がすごい。にしても「影の舞」、ほとんど破られない強力な忍術なんだけどこれを破るネコマタってバスコレベルの力を秘めているのではないだろうか。。

ハリケンレッドといえば空駆けだけども、難易度高い技なんだね。ニンジャレッドの分け身の術もそうだけど、既存のヒーローが当たり前にしている技を新米ヒーローが「難しいよぉ」ってしてるのは面白い。先輩ふたりとも落ちこぼれ的な存在だったはずなのに、立派になったものだ。

 

忍者系ヒーローは流派や世代が違ってもつながりが深いことがわかった。

過去に現れたネコマタにカクレンジャーハリケンジャーが共闘していたって設定でもう熱い。ちょっと映画っぽいし

 

竹本監督の影響かな。すごく戦隊愛が伝わるいいコラボ回であった。 

 

ugatak514.hateblo.jp

ugatak514.hateblo.jp

 

感想『機界戦隊ゼンカイジャー』第5話。蛮族リュウソウジャーは暴力の象徴として召喚されたのか?リュウソウケン

【Amazon.co.jp限定】機界戦隊ゼンカイジャー主題歌 [全力全開! 盤] (機界戦隊ゼンカイジャーコレクションカード1+配信ライブ未公開映像視聴デジタルシリアルコード付)

 

機界戦隊ゼンカイジャー、仲間が揃ってようやく本格稼働開始!事実上の第1話だ。

・・・とおもいきや、相変わらずのゼンカイジャーだった。

こういう困ったときのパワーワード「ケボーン」や「ブレイブ」みたいな概念がないのが非常に惜しい。とりあえず言っとけ感あるワードがあればSNSで盛り上がりそうなのに。

 

とにかく、どんな世界観なのかわからんが「寿司」世界の能力を発動されたゼンカイジャー御一行。

なんか握られる→キュウレンパワーでラッキーに抜け出す→リュウソウパワーでぶっ壊す

・・・雑だ。展開だけ書いてしまうとおそろしく雑だ。まぁ、もともと特撮のエピソード単体を抜き出してしまうことがナンセンスなんだけども。

そもそもなんだ「スシトピア」って。どんな世界なんだよ。寿司が生命を宿して活動してるのか?魚や米はどうなんだ?くそ、好奇心がブルンブルンで思う壺じゃねーか。

寿司つながり・「和」つながりでシンケンパワーを使ってくれてもよかったんだぜ?シンケンジャーのちからはきっと烈火大斬刀だからリュウソウケンでの対応と同じことができるよ!寿司レーンを破壊するために呼ばれるシンケンジャーのちからってシュールでいいと思う。

 

ちまた(Twitter)では「リュウソウジャーの能力をつかって力技で営業を止めるのが実に蛮族らしくていい」と謎に好評を得ている。リュウソウジャーって騎士をテーマにしていたからリュウソウケンをかっこよく映していたのも印象的。だから、リュウソウパワーを使ったときに「リュウソウケンを活用した必殺技」が発動するのは必然だった。僕の場合は「蛮族だから」リュウソウケンでボコボコにした、という表現とは認識が異なる。

センタイギアを使ったら「影の舞を発動した」、「ゴーグルファイブのリボンが出現した」、「ダイレンロッドが出現した」。同様のノリで「リュウソウケンが出現した」に過ぎない。なんとなく眺めている限り、「特定の問題を打破するために適切なセンタイギアを活用する」という作劇ではない。センタイギアをつかったことでうまく問題を打開できた、という印象のほうが強い。

したがって、脚本意図として「寿司屋の暴走を止めるため、暴力の化身リュウソウジャーのちからで解決させよう」とものではないんじゃないかな。前述の通り烈火大斬刀でもいいわけだし、破壊できればなんでもよかったのだから。意図的に近年の戦隊を積極的に出している印象があるからリュウソウジャーが選定されたに過ぎない。

そこまで精密に過去戦隊の能力を物語に組み込むのは難しい、であればはじめから関連能力縛りを解いてしまったほうが展開の幅が広がって話がおもしろくなると思う。それが今回はたまたまリュウソウジャーだっただけだ。リュウソウジャーは蛮族であるけど、蛮族だから選出されたのではない、と信じている。

 

 

 

 

 

 

いや、今回キュウレンジャーのちからは、問題解決のために狙ってラッキー起こしてたわ。てことはリュウソウジャーの暴力も狙っていた可能性も???

(そもそもラッキーは個人の運であってキュウレンジャーの象徴スキルでよかったのか…)

 

ugatak514.hateblo.jp