ゆうがたヒーロー

日曜の朝でなくても誰だってヒーローに憧れてる

『魔進戦隊キラメイジャー』賛否両論?ガルザの過去と真実。ヨドン皇帝の長期侵略計画

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最終決戦。ラスボスはガルザかと思いきやその座は皇帝に奪われてしまう。

 

ついに明かされたガルザの過去。個人的には闇落ちしていく過程がみえなかったから、答えがしれただけで満足感ある。

ガルザは幼少期からひらめきの才能をもっていた。

幼きガルザはキラキラと輝いていて、兄オラディンとも仲が良かった。

しかしそんなガルザに近づいてきたヨドン皇帝により、ガルザは悪落ちしてしまった。

前回、充瑠が夢でみた幼ガルザに忍び寄る黒い影。比喩表現ではなく実際にガルザに「憎しみ」を植え付けた黒幕がいるという直接的演出だった。

 

明かされたガルザの洗脳。ありかなしか

見ているとガルザのこの設定は案外賛否が分かれているね。いわゆる洗脳落ちということに陳腐さを感じるかどうかがポイントになっている。

「洗脳?ふざけんな」派にはガルザには悪としてキラキラしてほしいという願望がある。「洗脳で悪いことをさせられていた」となると「元々いい子でした」となる。皮肉にも悪役として輝いていたガルザを否定することになってしまいかねない。ガルザは根っからの悪であってほしいのだ。

別パターンとしては個人的趣味範囲でガルザには「歪みに歪んで拗らせた末路」であってほしいという願いだ。擦れて腐ってしまった人間臭さに魅力を感じていた人も多い。しかしこうした歪みそのものが意図的に植え付けられたとなってしまうと、「コレジャナイ」と思い失望した人も多いのではなかろうか。

 

 

「洗脳でよかった」派はガルザの過去を見て幼ガルザの輝きに好感をもった人たちだろう。根っこが悪ではないことが分かれば味方として共闘もありえるしヨドン皇帝を倒す最後のキーとして見せ場が残っている可能性もある。ラスボス戦でライバルが味方になる展開はそれだけで熱い。最終決戦で味方になれば散っても見せ場、生き残っても見せ場で美味しいところだらけだ。ましてはガルザは王様の弟という権威すらある。クランチュラ&ヨドンナとヨドンヘイムを友好国として再興することだって可能だ。

ついでに「歪み拗らせ大好き」派として、善の心を取り戻したガルザが、生きて自分の罪の意識に苦悩する未来を想像するのも一興ではないでしょうか?笑

 

ところでオラディン王もマバユイネも肉体を捨てて鉱石に魂を移すことが可能だ。

たぶんクリスタリア人の能力なのだろう。となればガルザだってできるはずだし、最悪ガルザはキラメイストーンとなるのもありだよな。ガルザの能力でオラディンを人型に戻したように、オラディンの能力でガルザを人型にすれば来年の「VSゼンカイ」での活躍も期待できる。

 

個人的な展開予想(あたった試しがない)だけど、今の時点でガルザは生きていてヨドン皇帝を倒す最後のキーになる。自分の命と引き換えに皇帝を倒すことに成功。洗脳の事実を知り悲しむキラメイ陣とオラディン・マブシーナ。充瑠が「この感覚は!?」or「ひらめきーング」で石ガルザ発見。感動の再会。クリスタリアへ。

 

うん。悪くない。これで行こう。

しかし、充瑠の「ずっと一緒だよ」を信じ続けるファイアが重たい。そのあたりはどう締めるつもりなのかわからんぞ。充瑠も宝路みたいに養子にいっちゃう?でもそしたら柿原さんが・・・。普通にクリスタリアと地球を行き来できるようになるのではファイア的には納得できないのかな。やっぱ遠距離は寂しいよね…。

 

ヨドン皇帝の長期計画

それにしても幼ガルザを洗脳したヨドン皇帝、クリスタリア侵攻に結構な時間割いてるな。何年かけてクリスタリア侵攻してるんだよ。しかもコツコツ地道な侵略してるわけでもなく、ガルザ1点投資かよ。エピソード0なんてガルザありきで侵略成功したくせに。クランチュラがいないと怪人生み出せそうもないのに。そもそもろくに幹部も育ててないのに。

まぁ、秘書官のフリしてフラフラしてるくらいだからな。侵略も趣味くらいなもんなんだろ(適当)

倒してスッキリできるように悪役ムーブを全面に引き受けてくれたし、存分にやられちゃってください!

 

 

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『魔進戦隊キラメイジャー』ついに最終決戦。強化に奪われる日常。充瑠は柿原さんを救えるか?

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2月に入ったということで、キラメイジャーも残りわずかとなってしまった。

つまりはこれから最終決戦で厳しい展開がつづいていく。

最終決戦の導入部ということで平和な日常パートからはじまる。選ばれた雑談はジンクス→初恋→巫女さんエピソード。為朝、、初恋だったんだな。

久しぶりの充瑠学園生活。遊園地デートを提案したところで日常が崩壊する。

柿原さんの想いは届くのか?さっき「初恋は実らない」とか言われてたばかりなのが不吉だ。ジンクス的にも戦隊のメンバーと正式に結ばれる人って少ないよね。結論が濁されて終わる可能性も無きにしもあらず。

そういや宝路も初恋の相手のコンサートに行ってたな。まさか初恋が裏テーマか?

 

 

最終決戦、ヨドン皇帝降臨回。でありながら皇帝退場。その間わずか数十秒。

ガルザが皇帝の力だけ奪って裏切る。ラスボスは強化ガルザだったか〜。

最近は人気が高いからか予算なのか、なかなか敵幹部が退場しない。だからポット出の皇帝がラスボスになるより、幹部ガルザがラスボスになる方が敵としての魅力がある。

ガルザは元々オラディン王&クリスタリアを裏切っているから、ヨドン皇帝&ヨドンヘイムを裏切ることには設定上の違和感もない。ただひたすら力を求め続ける。しかし、その背景がようやく明らかになるかもしれない。できれば悪役として散ってほしいんだけど、やっぱりガルザもキラキラしていたとかひらめきがあればやり直せるとか改心の可能性もあるよなぁ。ガルザ・クランチュラ・ヨドンナで楽しくヨドンヘイムで暮らすのありえるぞ。

次回もお楽しみに。

 

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『魔進戦隊キラメイジャー』クランチュラ生存おめでとう!ヨドン軍はホワイト悪の組織にはなれそうもないですね…

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全国の瀬奈お嬢様&小夜姉ファンの皆様待望の猫耳

ヒロインズに加えて充瑠まで猫化させるなんて、スタッフわかってるなとか思ってたら、想像の斜め上いく充瑠が猫にならなければならない正当な理由がそこにはあった。

そうだよね。精神状態が正常な充瑠とはなかなか対話する機会ないもんね。猫だったらついつい話しちゃうよね。仕方ない。

というか小宮理央くん、猫状態での演技時間長すぎて大変だったでしょ。ヒロインズはとりあえず猫化しといてって感じの司令室パートとの対比がすごいw

 

このエピソードが数ヶ月前の放送回であれば、単なるおもしろ回なのに終盤で行われた意味。それはクランチュラの待遇を決める重要回だからだ。公式でさえも「猫耳いえど重要回」と告知していたからなにかあるだろうなとは思っていたけど、ヨドン皇帝から公式に解雇宣告されてしまいました。水落ちだから生存確定で安心したところのEDパートでさっそく回収されるクランチュラ。ガルザが彼に「頼みたいこと」とは…。

 

ヨドン軍はホワイトorブラック?

さて、キラメイジャー放送初期で「闇の保険」完備しているヨドン軍はホワイト悪の組織になれるか?みたいに思ってた。まだ最終回を迎えてはいないとはいえ、結論は見えた。ヨドン軍はホワイトな職場ではない。

 

ヨドンナの立ち位置

皇帝直属秘書官(というか皇帝そのもの)であるヨドンナ。基本方針は成果主義であり、部下に対して厳しくあたる。強化と引き換えの過労死も厭わない典型的なブラック上司だ。皇帝直属という権威を振りかざすが、不都合があるとその責任は現場へ押し付けて自分は退散する。

しかも、知っての通りヨドンナ=ヨドン皇帝である。社長が清掃員のフリをして現場視察するくらいのノリなくせに、めちゃくちゃ現場を荒らしていく最悪のトップだ。

 

ガルザの立ち位置

いわば競合から引き抜いたはいいけど思ったより成果がだせず持て余している感じだ。性格は社風にあったブラック気質なので特に外様感なく馴染んでいる。ただ、成果は全然出せない。せっかく幹部待遇で引き抜いたのにこれでいいのかヨドン軍。

 

クランチュラの立ち位置

ガルザ加入前からの幹部、いわば古株だ。というかガルザ入れても二人しか幹部がいないヨドン軍はよく軍として成立させてたな。クランチュラは作戦参謀・軍師のポジションでありながらクリエイターだ。敵国の技術や文化を利用した柔軟な発想で侵略をしていく。(クリスタリアは強硬突破っぽかったけど)

彼のいいところは常に仕事に楽しさを見出そうとするところ。アイディアが思い浮かばなければ自ら現場に赴き自分の感覚を次の作戦の糧とする。負けるかもしれない自分に保険をかけるように用意周到な側面もある。

 

 

ヨドン軍の体質

軍隊という性質もあり、基本的には体育会系組織だ。上司の命令は絶対で成果を出すことを求められる。24時間戦えるようになるエナジードリンク「ウスギタゴールド」が邪面師のあこがれの嗜好品であることから、みな仕事に追われている。ウスギタゴールドは高級品らしいが、幹部のクランチュラですら年に2〜3本しか飲めない代物だ。(クランチュラも年に何度か24時間働く日があるんだね)

クランチュラのような思考力が求められる立場の者にとっては、常に成果だけを求められるのはきついものがある。かといってクリエイター本位になりすぎると採算度外視で効果も薄いような作戦が乱立されても困る。ヨドンナのような成果主義者とうまくバランスをとりながら作戦を練ればキラメイジャーも真っ青な強力な敵組織になるだろう。

クランチュラはワイズルー(リュウソウジャー)、ヨドンナはエンター(ゴーバスターズ)といい同僚になれそうだ。

 

幹部勢は現場に作戦を任せて定期的に報告を受けたり、たまに応援にいくが、基本的には現場任せだ。場合によってはムチを打って見捨てるような場面さえもある。組織改変前のデーボス軍(キョウリュウジャー)は幹部がよく加勢してくれていた。それとは大違いだ。

尚、ヨドン軍は等身戦と巨大戦は別個体が行うものであるから、死して尚働かされることはない。多くの怪人組織は「巨大化=2度目のチャンス」くらいに思っていることを考えると、復活のチャンスを与えられないとも見ることができる。ある意味徹底した成果主義だ。まぁ、負けても「闇の生命保険」かけてあるあたりはヨドン軍抜かりないな。

いろいろな悪の組織はあるけど、僕はヨドン軍には就職できないな〜。

 

 

次回は、いよいよクライマックス最終章か?

柿原さん再登場。宝路の初恋の人も紙面で登場してたっぽいし今までの関係者も巻き込むような最大級の作戦が動き出す。

あぁ・・キラメイロス待ったなし。

 

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『魔進戦隊キラメイジャー』カナエマストーンは充瑠に作用したのではないか?え、猫耳充瑠のことじゃなくてさ

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入れ替わり回、と見せかけて特にそんなことなかったぜ。

おもしろかったけど、なんと感想を表現したらいいかわからないな、今回。

 

ハリガネ邪面→ハリガネ人形で擬態が可能

カナエマストーン・イリュージョア→幻を見せる

 

このふたつをベースにしつつ、「人間を邪面獣に変える」ことを目的としているのが今回の作戦だ。

 

 

話の大筋

エピソードはふたつ。

ひとつはキラメイジャー司令室における「偽物は誰だ」という人狼パート。

もうひとつは充瑠が出会った「カロリーくん」とその友達「八田さん」パート。

 

序盤にキラメイブルーの偽物が登場することで仲間内にハリガネ邪面が潜んでいるかもしれないと疑念を与える。

 

一方その頃、充瑠はカロリーくんというネット上の誰かに「絵を教えてあげる」と言われ少年に出会う。

少年はさらに友達を紹介するよ、と充瑠を八田さんと引き合わせる。

このあたりではあからさまに八田さんに怪しさが演出されている。

 

瀬奈の連絡によって充瑠は司令室に戻る。途中、博多南さんに出会い一緒に帰る。

すると、司令室に博多南さんが!じつは代役んでしたオチで、仲間内にハリガネ邪面はいないことがわかる。

ここで司令室パートは完結し、ではハリガネ邪面はどうしているのか、という疑問に戻る。

 

司令室パートが完結する頃に、八田さんは自分の漫画がネットで中傷されていることに気づく。

絶望した八田さんに近づいたカロリーくん。ハリガネ邪面という正体をみせつつ八田さんを邪面獣に仕立て上げる。

八田さんは唯一の友達だったカロリーくんに邪面獣としてすがるものの、充瑠に救出された。

 

後日、充瑠が八田さんの家に向かうとそこは更地で家もない。

読み切りとして宣伝されている漫画が八田さんの絵だ、と充瑠は気づいてほっこりするエンド。

エンディングではヨドンナがカナエマストーンをみて「こんな色だっけ」と疑問に思う。

 

お話としてはきちんとまとまっている。

ライダーによくある「人間怪人」をテーマに誰が怪人なのかを楽しむ

さらに戦隊あるある「擬態怪人」を組み込んでわちゃわちゃと「偽物はおまえだ!」をやりつつ戦隊の体裁を整える

これでもかと、八田さんに怪しさをふりつつカロリーくんが邪面師でしたとひとつ外しのポイントを作りつつ話を展開。ここでハリガネで天使の翼をつくるカットはたまらない。

ライダーと違い戦隊は1話完結させるため、八田さんをスピード救出して、邪面獣を撃破する。

あくまでも充瑠の確信ではあるが、八田さんは漫画家として雑誌に掲載されたと締める。

 

カナエマストーンの謎と充瑠

お話はよくできた構成なんだけど、ひとつ謎がある。

カナエマストーンはいつ使われたのか、という問題だ。

カナエマストーンは使用されると一定時間輝きを失い黒くなってしまう。エンディングでヨドンナが黒さについて語っていることから、カナエマストーンは確かに使用された。

 

更地になっていた八田さんの家。あれは八田さんが存在していないことを指すという意見をみた。たしかに、引っ越しどころか更地にまでなっているのはあまりにも不自然だ。

しかし、八田さんが存在しないとなると幻覚をみているのは充瑠かハリガネ邪面になる。充瑠のカナエマストーンの幻覚がどうして八田さんになるのだろうか。

 

イリュージョアは「深層心理の記憶を引き出して幻覚を見せる」という。八田さんが充瑠の深層心理だとすれば、「漫画やアニメとゲームに囲まれた八田さんの部屋」は充瑠の中の「自分が自信を持って好きと言える世界」にあたる。

充瑠は「もっと絵がうまいひとがいる」ことを自覚した上で内心では「もっとうまくなりたい」と思っている。だから冒頭ネットでカロリーくんに絵を教えてもらう流れになる。

充瑠って「好きだから」絵を描いているんだけれども「自分が好きなら別に下手でもいい」って考えではないんだよね。特訓回オチでの仲間へ絵の指導のときや、魔進入れ替わり回での子供への対応をみても、きちんと基本を抑えた上で真剣に絵に向き合うことを重視している感がある。好きだけで片付けない、向上心が伺える。

「八田さん」は充瑠の絵に対する自意識と向上心だ。

 

その一方で、充瑠は絵を描いてばかりで学校ではあまり友達がいないように描写されている。

学校でも「熱田は自分の世界に入っていて何を考えているかわからない」旨の発言をされる。本人も基本的には物事に自信がなく後ろ向き。為朝や時雨らメンバーのキラキラした輝きに恐縮していた。

そんな充瑠の世間に対する自信のなさも「八田さん」だ。

自分の好きな世界に引きこもり、自分を認めてくれる友達と楽しく過ごす。漫画家になれば自分も輝けると信じるけど、その自信はない。純粋で繊細が故に世間に出ていくことができない。

 

つまり八田さんとは、充瑠の深層心理から生まれた人物で

・絵に対する自信と向上心がある

・純粋で世間に対して自信がない

下手すればキラメイジャーにならなかった場合の大人充瑠の幻覚の可能性すらあるぞ。え、これめちゃくちゃ怖い話じゃ・・・・・

 

 

書いていて、なかなかそれっぽい理由になってきてしまった・・・・。

だけどもどうしても「八田さんが幻覚なら作戦が成り立っていない」理由が潰せない。

八田さんは実在しなければならない。ハリガネ邪面が幻覚を邪面獣にするとかおかしいからね。

・・・もし八田さんが実現しなくてもいい説があるとすれば、それはクランチュラの「人間を邪面獣にする」という願望を叶えた全編幻覚エンド・・・。これだとすべての説明がついちゃうけど・・・・・あれ?・・・これも怖い・・・・。

 

 

いや、来週充瑠+ヒロインズの猫耳回とか、カナエマストーンは実は僕らの願望を叶えたんじゃないスかね。。。

 

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『魔進戦隊キラメイジャー』女の子のハート以外を撃ち抜く敏腕スナイパー為朝

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為朝回。イメージ的にはマジレンジャーのスナイパー・サイクロプス回を彷彿とさせるスリリングな狙撃回

この手のエピソードの敵は「どこから狙われるかわからない」というのが厄介だ。サイクロプスは鏡の世界からの狙撃というからくり、今回の敵シャドンは影の中からの狙撃という能力で戦隊を苦しめる。

 

シャドンさん、影の中に潜めるのなら、狙撃ができる範囲のちょっと遠い場所から攻撃してもよさそうなものだけど、わざわざ近くの影から狙ってくれる親切対応

実は狙撃の腕前は大したことなくて、近くにいないと当たらないっていうのならおもしろいんだけどな(仮にもヨドン皇帝のサブアカウントだから格好がつかない)

 

 

展開構成について、冒頭でマブシーナの買い物エピソードから「発光」で目くらませることまでイメージさせておきながら、周りの宝石を更に輝かせる特殊効果を発揮して魔進をキラメかせるっていうのはさすがだなと思った。なにかあるかな、とは思っていたけどそれは考えてなかったなぁ。まだまだ読みが甘い

 

狙撃手対決ということで為朝回だし、実際活躍するんだけども、個人的にはもう一言自分のゲームでの経験をベースにした攻略について言及してほしかったな。「こういうときは目立つ場所に行かないのが鉄則だ」→「工場に入ろう」→「外からの狙撃に備えて窓や出入り口を見てくれ」だと、為朝の経験則が活きてきている感がする。そのうえで影に潜めるという今までの経験にないイレギュラーな事態に直面したときに、どう攻略するのか、為朝のセンスを発揮してもらいたい。

 

にしてもキラメイジャーの男性陣って頼りになるよね。シールドでマブシーナを守る時雨とか、盾になる宝路とかかっこよかった。キラキラしているからスペックも高いね。

 

かっこいいところを散々見せておきながらエンディングで自ら「女の子のハート以外を撃ち抜く」とか言っちゃってオチまでバッチリ決めてくる。

e-sports会場でうちわ作られるくらいにファンがいるのに、心の中にはヨドンナしかいないの切なすぎる。めちゃくちゃモテるだろうにあえて3枚目になっちゃう為くん。。。

 

次回も通常回?戦隊鉄板入れ替わり回。(人狼回っていうらしいね。なるほど)

充瑠私服だ!ってので楽しみです。笑

 

 

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『魔進戦隊キラメイジャー』そういえばガルザってどんな生い立ちなんだろう。分からなくて歯がゆい

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宝路回ってことでいいのかな。あと時雨がちゃんとクールイケメンを全うしていた回。

感覚的には戦隊は通常怪人がでるのは年明け1〜2回くらいなイメージがある。

突然の幹部ラッシュになったり黒幕が登場したりでなかなかスケジュール的に通常回をはさみづらいんだよね。

次回はヨドン皇帝第3の姿ということで虫歯邪面が最後の通常怪人なのかもしれない。

年末にがんばったからか巨大戦もなく、結果として浮いた時間を通常怪人と全く別動部隊の宝路ガルザの掘り下げを並行して描写することができた。

 

久しぶりに登場したカナエマストーン編。今回もあっさり場所を特定してしまう。その分に幻覚を見せつつの過去エピソード。

クリスタリアの(多分由緒正しき)決闘で宝路とガルザが戦った過去が明かされる。

その際に不正を働こうとしたガルザに気づき、オラディン王が決闘を止めた。

決闘に水を刺されたと感じた宝路は心にモヤモヤを感じていたようで、それが幻覚となってしまう。

 

いやさ、オラディン王も悪いよこれ…。少なくとも宝路は本気で決闘に取り組んでいたし、理由も告げずに決闘禁止の宣言だけじゃモヤモヤするよ。。。

百歩譲ってガルザの顔を立てて宝路の目の前で叱責することはしないとしても、別の場面でガルザに向き合って諭すような描写が必要だよ。そうやって自分ばかり知ったつもりでいて、十分な対話を避けることが相手を傷つけてより非行の道へ進ませてしまうんじゃないでしょうか。

 

ガルザの過去ってどれくらい掘り下げられていたっけ。だいたいすでに歪んでしまったあとのエピソードであって、クリスタリア&オラディンとの決別になるような事件が見て取れないんだよね。ただ、小さいときから悪のヒーローに憧れていたみたいなことは言っていたな。純粋悪としての敵キャラにしたいのかな。

マブシーナ視点での楽しい思い出もあまり回想されないし、なにを思いながらそれまで過ごしてきたんだろう。そして、闇に染まった今、彼は楽しいのだろうか。満たされているのだろうか。

 

 

虫歯邪面は特別トリッキーな特殊能力があるわけではないけど、普通に厄介だし強い。

虫歯って悪化すると口も聞けなくなるんだっけ・・・こわ。

虫歯の弱点がわかっても、宝路のシャイニーブレイカーが必要な状況っていうギミックになっているのは構成としていいなと思った。宝路サイドが動くまで邪面側に苦戦しなきゃいけない分、「歯」にちなんだ言葉遊びでコミカルにしている工夫が面白かった。

「ハッ ハッ ハ」って笑っていたのもなんとしてもねじ込んでやるって気概を感じた。

「虫歯になってから歯を磨いても意味がない」「歯磨きをしよう」と、まるで教育番組みたいな教訓で締めたのはさすがだった。(戦隊はある意味では教育番組)

 

 

 

 

感想『Until We Meet Again〜運命の赤い糸〜』重くて泣けるか!?ラブバイチャンス制作陣のファンタジー系タイBL

Until We Meet Again ~運命の赤い糸~ DVD-BOX

 

『2gether』見てみたいなぁ‥。アマゾンプライムビデオにレンタルさえもないのなんでだ。と思ってると、『運命の赤い糸』が見れたので僕のタイBL第2弾はこれになった。

ちょっとだけ調べたら『Love by Chance』の制作陣が手掛けているとか。ちょうどそっちは見ていたので一気に親近感が湧く。

とはいえ、僕の評価はラブバイチャンスのほうが好みだったかな。

キュンとするような状況も豊富に入れ込んでくれるんだけど、どうしても設定の重たさがラブコメの爽快感を殺してしまう・・・

あと、BL界はお節介に後押しする腐女子が必須なのか。あの世界イケメン同士の絡みを勝手にナマモノ妄想してるからこえーわ。内々で留めて盛り上がってるならまだしも、本人に言っちゃうのはいかんよwBLドラマだから成り立ってるけど、普通にストレートな人だったら気持ち悪くて仕方ないだろうから腐女子の方々は言葉には気をつけようね(?)

でもそんな腐女子マナウの役はおいしいね。日本じゃなかなかいないタイプのキャラじゃない?ああいうコメディエンヌは作品の華だね。

  

 

 

先輩後輩シチュエーション

タイBLは大学が舞台なのが普通なのか?それともタイのラブコメが大学を舞台にするのが一般的なのかな。

ラブバイチャンスに続いて大学生が主人公。入学したばかりのパームは入学手続きのときに仲良くなった水泳部希望のティームの部活見学についていく。そこでパームが目にしたのは水泳部キャプテンのディーン。学内でも有名なイケメンを見た瞬間、胸が締め付けられるような感覚になる。

なんだかんだと順調にパームとディーンは交際に発展する。お互いの好きで好きで仕方ないという表情がたまらない。とくにディーンの愛おしい相手を見る目が実にエロい!

ときに言葉攻めをしながらパームに意地悪しがちなディーン。パームからしても恋人でありながらも大学の先輩ってところでされるがまま。だけどもディーン先輩が言うのならってな感じでいい感じのバカップルに仕上がっています笑

いたずらされて「も〜先輩!」っていうときのパームデレデレでいいよ。身長差とかも非常に良き!

ラブバイチャンスのエーとピートもそうだったけど、ディーンも「お仕置き」と「ご褒美」が好きすぎるね。すぐそういうこと言っちゃうw

ディーンはアイドル感あるイケメンだわ。特に横顔が好きかな。すごく美しい。

水泳部設定なのも美味しくて、いい感じに締まった身体と胸襟を十分に堪能できる。

いうほど水泳シーンはないけどもね。

 

日本でおなじみの「運命の赤い糸」伝説

このドラマの肝であり、展開を転がす仕掛けなんだけど、1話冒頭が愛し合っている若者二人が心中するところから始まる。パームとディーンはその死んだ二人の生まれ変わりであって、ずっと探し続けていた誰かを見つけたという設定。

この前世の二人っていうのがコーンとインだ。正直なとこ、この「赤い糸」屈指のイケメンはコーンだと思う(熱いコーン推し)

二人についてはパームかディーンの夢で回想形式で断片的に語られる。パーム&ディーンは夢を見て時々涙したり発作的に過呼吸になったりする

回想の中でコーンとインは出会い、少しずつ距離が縮み、互いを慈しんでいく。時代柄なのかどちらの両親にも反対されて駆け落ちして結果として心中する。ただしこの時系列がシャッフルされて回想されるのできちんと追いかけたい場合はそのあたりの並び替えが必要だ。

「運命の赤い糸」と聞けば日本人ならどんなものなのかピンとくるだろう。まさかタイドラマで赤い糸が主題になっているなんて思いもしなかった。というかタイトルの赤い糸がまさか「日本には赤い糸伝説があるんだって」と明言されると思ってなかった。

 

 

ラブバイチャンスのキャストが別役ゲスト

最初は同じ制作陣だから、それで演技とか評価されたのかなくらいにしか思ってなかった。だけども回をすすめるとチラホラと見た顔が出てくる出てくる。ちょい役からそこそこの役まで

どのキャラクターがどういう設定で出てくるのかっていうのはラブバイチャンスを見ていた人ならではの楽しみだ。個人的には旧役でいうノー先輩は今作でも好き。ビジュアルが好きなのかもしれない笑

あとエーの役者さんは特徴的な顔立ちだね。別役なのにすぐに「あ、エーだ」って思っちゃった。

 

 

豊富なタイ料理

 タイ文化を知らないから出てくる料理がどれも物珍しい。パームが料理男子設定だからどんどんいろいろなお菓子を振る舞ってくれる。どうもタイの伝統菓子みたいで、若い子で作れる人は少ないようだ。どんな食べ物なのかはいまいちピンとこないけど、見た目はカラフルでインスタ映えしそうな雰囲気があったけどどうなんだろう。うまいこと日本でブームが起きないかな?笑

 

 

個人的マイナスポイント

ラブバイチャンスのほうが好みって理由に前世の設定が重いことがある。

前述のようにコーン&インは駆け落ちした挙げ句に心中するのが冒頭で明かされる。パームとディーンの夢回想でどんなに幸せな描写をされても最後が悲劇で終わるのがわかってしまっているのが切ない。『100日後に死ぬワニ』みたいに死ぬのがわかっているからこそ切ない幸せな日常パートが映えるんだけどもね、、、

でもそれに拍車をかけるのがパーム&ディーンが前世の記憶を引きずりがちなこと。「前世でも結ばれていたんだ」くらいに幸せな要素扱いにしてくれればいいんだけど、パームはわざわざ辛かった記憶を回想しちゃって度々心身が不安定になってしまう。結果として二人の絆が深まるんだけど、設定の重たさが倍増しちゃう。。幸せでいちゃいちゃしてるシーンを詰め合わせてくれたほうが楽しいんだけどなぁ。

コーン&インとパーム&ディーンの前世と出自・関係が明らかになる場面も盛り上がるポイントなんだろうけど全然気持ちが盛り上がらなかった。。。

 

ティーム&ウィン組のやりとりも微笑ましくてどのあたりから距離が縮まるんだろうって思っていたのに、なんか突然ティームから「眠れないから添い寝して」って頼みに行くのが「!?」ってなったわ。もうちょっと段階あるじゃん不眠描写とか添い寝してやろうかくらいのからかいとか。あってスルーしちゃっただけかもしれないけど。。

とはいえこの仲のいい先輩後輩の延長線のうえの恋愛関係っていいよね。そこは本当にイイ!

でも 二人の関係性が最後までわからんかったな。曖昧だけど限りなくハッピーに近い関係エンドってことだろうけど。

 

 

いっそ重たい所を省いたイチャイチャシーン盛り合わせみたいなのほしいね。タイBLいいわー。

 

 

 

ugatak514.hateblo.jp

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『魔進戦隊キラメイジャー』待望の女子回!?「マイナス要素を排除」にちょっとモヤっと

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今日は、瀬奈回であるのと同時に女子回扱いってことでいいんですかね。

いや、僕の思う女子回はルパパトみたいな遊園地デートしてみたり、恋バナとかしてみたりそんな願望イメージなんですよ。最初にカフェでスイーツ女子トークしてくれたけどもう少し楽しい感じにしてほしかったなぁ。なんならヨドンナも私服でしれっと同じ店で「これが人気なのか」とか言いながらラスイチのスイーツを食してほしかった。

女子回なんだけど、もう少し小夜に出番があったほうが良かったなぁ。見せ場はあったけどもね。

 

とはいえ、今回はちょっとだけ切り口が違う展開で面白かった。

まず、クランチュラ生存おめでとう!爆弾邪面を分裂させたように自分の存在に保険をかけていたとか。クランチュラ自体が直接対決したわけじゃないけど「私はまだ2割の力しか出していない」的な演出も可能な設定だな。さすがにもう分裂ネタはしない気がするけどどうだろうか。

 

そして瀬奈が5分割されてしまう。ムチに設定があるらしくて「分裂させたときのままだった」とか言っちゃうヨドンナ。これ下手すれば時限式パワーアップをキラメイジャーに仕掛けることもできちゃうのか?瀬奈に分裂が効くってどんな仕組みなんだ

 

というわけで5人の瀬奈が生まれました。

前向き・かわいい・分析・感激・ネガティブ(常に最悪の事態を想定)

いやいや、5分割といえども陽キャラの権化みたいな特性だな。マイナス要素そんなひとりに押し付けちゃえる?って偏りに笑っちゃった。

おそらくネガ瀬奈が一番猛威を奮っていたのは百人一首を頑張っていた時代だろうな。お手つきを恐れすぎて真価を発揮できないパターン。

 

よくあるのは分割された瀬奈がそれぞれ飛び出していって街で大暴れしているのをメンバーが奔走しながら捕まえるエピソード。例えるならばルパパトの小暮さん分裂回。

意外な一面を見せつつハチャメチャ展開が容易だ。なかなか見つからない一人に焦点を当てることで内面を掘り下げていくのも想像に易い。

でも、この瀬奈の分裂はそういう展開をしなかったのがおもしろい。簡単に合体させて1〜4瀬奈を一人にしてしまう。そのうえで「ネガティブな要素は必要なのか」という問いをたててしまう。ネガティブ本人がいるとこで言うのもなかなか酷い

 

最終的に「ネガティブなところも瀬奈なんだ」「常に最悪の事態を考えてくれているから成り立っている」という方向性でネガティブ要素を受け入れる。

でも、今回ばかりはこの展開ありきで進められた、メンバーたちのセリフに少しだけ違和感がある。

ずるいところも個性だ、というようなことを言う充瑠がフォローに回らなかったところだ。普段であればネガ瀬奈を合体させないのはその場で絶対に反対するはずだ。立ち去ってしまうネガ瀬奈を追いかけずそのままにするのもちょっと考えられない。

単なる僕の解釈違いなのだろうか…。キラメキを大事にしているからこそすべてを受け入れるっていう作風であり、キャラクター達だから「マイナス要素の排除」をキラメイジャー側がやってのけてしまうのは違うと思うんだよね。

女子回だから小夜がフォローして迎えに行ったけど、これをやるのならネガ瀬奈が自分で走って飛び出していっちゃうって展開のほうがスッキリしたなぁってのが正直な感想。

 

 

さて2020年の放送は今日が最後。

ヨドンナの中の皇帝陛下もわかったところで、このピンチをどう切り抜けてまとめていくのか。最近は生き残り幹部も多いけど、ガルザはきっちり決着つけてほしいな。悪としてほんの少しの後悔をしながらかっこよく散ってほしい。

ヨドンナはヨドン皇帝と分離して切り捨てられて為朝あたりに保護されればいいと思う笑

クランチュラは・・・割と悪いやつだから味方化はないとしても生き残ってもヨドンヘイム潰れちゃうし居場所がないな。ならどう退場するのがかっこいいんだろうか。

 

来年のゼンカイジャーも発表されてキラメイジャーが終わりに向かっているのがすごく寂しい。ゼンカイジャーは白倉P自ら手掛ける戦隊だからそりゃあ盛り上がるでしょうよ。ライブ感マシマシで怒涛のお祭り作品になること間違いなし。キラメイロスしてる暇もないんだろうな・・笑


 

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『魔進戦隊キラメイジャー』ロボ集合のクリスマス回!拗らせファイアと充瑠、相棒への愛を確かめる日

スーパー戦隊シリーズ 魔進戦隊キラメイジャー VOL.1 [DVD]

 

ヒプノシスマイク回もとよりラップ回。

 

今回の作戦は久しぶりのクランチュラが担当。ヨドンナ登場以降は作戦の指揮権を奪われちゃてなかなか自分の計画を実行できずにいたけど、ようやく前線へ。

なぜラップなのか全くわからないけどノリノリで楽しそうにやってるからいいかの精神。

 

正直、ラップには疎いもので韻を踏みつつ相手をDisるのが醍醐味(?)みたいなところがあるっていう程度の認識だ。だから前回の予告で唐突なラップバトルが発表されて頭の中で「なぜラップ????」となったのを覚えている。

しかしまぁ、振り返ってみると案外キラメイジャーとの相性がいいというか、なかなかうまい落としどころを見つけた題材だなと感心してしまった。

 

まず、「相手を下げる・Disる」という行為で攻めてくるというのが実に悪の組織らしいと思った。表面的なただの悪口攻撃でも話は成り立つけれども、多くの子どもたちが見る番組で辛辣な言葉の数々で戦う様はみたくない。その点「ラップ」という形式を取ることでリズミカルで少しだけ悪口でのモヤモヤが緩和されるような気がする。

 

そして悪口をきっかけで魔進とキラメイジャーの間に亀裂が入ってしまうという展開はよく考えたものだ。番組冒頭での魔進たちが相棒に対する「好き好き」オーラ全開のキラキラトークをしているところから始まっているところが、その後の亀裂のためのいいスパイスになっている。好きな相手から傷つくような言葉を言われるのは言葉以上のダメージがあるよね。。。

充瑠は悪く言っていないけどファイヤが別れを想像して拗ねちゃうところは完全に恋人の痴話喧嘩だった。ファイア、兄貴気質な割にメンタル乙女なんだよね笑

「好きだから辛いの。別れたくないのに、あなたはいつかはどっか行っちゃうんでしょ!」っていうファイアに対して「僕らはずーと一緒だよ」って返す充瑠、モテ男だろ。恋愛音痴そうな時雨や追う恋になるとポンコツになる為朝よりよほどモテそうだ!

(尚、柿原さんによる追われる恋は気づかない)

あと、ファイアと充瑠って河川敷でのトークが映えるよね。キラメイジャー見てない人には絶対に伝わらないけど、河川敷で消防車と話してるだけどなんか青春感あるよね。

 

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そして、このDisりラップとファイア&充瑠のイチャイチャトークに既視感あるなと思ったんですよ。

あれ、これ、もしかしたら入れ替わり回の裏返しなのかなって。

あのときのテーマは「褒める」ことの大切さだった。褒められたことによって魔進達は自分の実力を発揮してキラキラと戦うことができた。

今回は褒めるとは対照的に「悪口」がテーマになる。悪く言われることで実力を出せないどころかまともに戦う気力さえも削いでしまう。魔進とキラメイジャーは良くも悪くも「褒める」「悪く言う」といった部分での影響力がめちゃくちゃ大きいことがわかる。

そして、最終的な落としどころとしてラップの本質(なのかな?)である、Disの裏のリスペクト、を持ってくることで表面的にDisりながら感謝を伝える公開痴話喧嘩により勝利を収めるあたりがすごい。

 

 

いつも言っているけどキラメイジャーはメインテーマの調理の仕方が絶妙だと思うわ。

「キラキラしてる」のフルコースを1年間堪能できてたのは本当にすごい。

メイン脚本は荒川さんだけども、金子さんや下さん、井上さんの話もおもしろい。

いつの日か彼女らがメイン脚本の戦隊かライダーも見れるのかな。

プロデューサーの塚田さんの手腕や荒川さんのメイン脚本を拝めるのももしかしたら最後かもしれないし、いい意味でベテランのやり方を若手に伝授してる感があるなぁ。

 

 

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感想『魔女見習いをさがして』大人の醍醐味「酒と金」泣き笑いの女子旅映画

映画『魔女見習いをさがして』ミュージック・コレクション

 

昔のニチアサ看板の一角「おジャ魔女どれみ」が20周年らしい。

あの頃はガオレンジャーのような戦隊ものが朝7:30〜で、クウガみたいな仮面ライダーが8:00〜、おジャ魔女が挟まって9:00からデジモンを見る。そんなルーティンだったと思う。女児向けアニメってイメージから熱心には見ていないけどそれなりに見ていた気がする。

 

だから20周年って聞いても「あぁ。そうなんだ」くらいの感覚だった。

でも、冒頭映像を見たら、ちょっと見にいきたくなった

 


おジャ魔女どれみ20周年記念作品『魔女見習いをさがして』特別公開~本編冒頭6分アヴァン映像~

 

 

この映像を見てようやくこの映画のコンセプトを理解した。20年経過したどれみ達の物語ではなく、「おジャ魔女どれみ」を見て育った大人のメタ視点での物語なのだ。

20年前におジャ魔女に触れていた僕ら世代をピンポイントで狙い撃ちにした映画だ。

結論から言えば「割と良かった。」雰囲気がいい。冒頭部分だけでもエモさがでてる。

 

悩みあるOLと女子大生とフリーターの3人が偶然おなじタイミングでおジャ魔女どれみ聖地巡礼していたときに出会い意気投合する。共通趣味から仲良くなって・・。という物語。

一瞬「え、初対面でそんな仲良くなる?」みたいな感じもあるけど、もし特撮聖地巡礼して仲間を見つけたら仲良くなりたいと思っちゃうかもしれないw

むしろそんな特撮仲間ほしいくらいだ・・・笑

 

ところで作中で「男の子はおんぷちゃん(紫の子)ファンが多い」って言われてたけど、あれマジなのかな。たしかに小さい頃あの子が一番好きだった記憶があるけど、なんでだろう。謎だ

 

 

ここから多少ネタバレありで書いていきます(というかこういう映画にもネタバレってあるのか?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それなりにいい話風にまとめてるけど、結構ビターな内容だったと思う。

おジャ魔女に習って魔法玉に願いを込めて勇気をもらうんだけども、都合がいい方向に転がらないのがちょっとリアル。

例えば「小さい頃に別れてしまった父に会いたい」という願いを込めると偶然父に会える。ここまではドラマ的に良いと思うんだけど、会えた場所が今の奥さんと子供の目の前。勇気を出して「大きくなった娘です」と言うけども父は眼前の今の家族の前なので「人違いじゃないですか」と突き放す。父親に関してはこれでおしまいでフォローなし。

あと、同じように勇気を持って告白するも振られる展開があり、勇気を出すことを推奨しつつも、それがいい方向に作用するとは限らない、という現実を突きつけてくる映画だった。

 

そして、基本的に「嫌なことは酒で洗い流す」かのごとく酒を煽り、「嫌なことは金の力で贅沢で打ち消す」という社会人パワーを発揮する。

おジャ魔女どれみ・女児向けアニメという題材を「女児向けアニメを見て育った大人」と調理しつつ、大人の醍醐味「酒と金」を加えて、スパイスに「ビターな現実」を合わせてる感じが良かった。

 

「大人になった」を象徴するのに便利なんですよね。お酒。

デジモン・ラストエボリューション」でも太一とヤマトが酒で乾杯してるのを見て「あの少年太一・ヤマトも成人かよ・・」みたいな親戚の子の成長を見守るような気持ちになったのを覚えてる。

そういや僕は下戸じゃないしお酒好きだから違和感なくみれるけど、お酒飲まない人たちにはこういうシーンはどう映るんだろう。

それに楽しそうに泥酔してるシーンとか、次の日に気持ち悪そうにしてるシーンとか、大人だからわかるけど、子供のときってどんな気持ちでそういう描写をみてたっけな・・・。

 

お金を贅沢に使って、温泉旅行して好きに美味しいものを食べている感じも大人の醍醐味だなとおもった。「大人でもお金がない人はいくらでもいる!」ともいえるけどそれでも自分で稼いで自分でお金の使い方を決めているってのはひとつの基準だよなぁ、と。とはいえ流石に名古屋から広島へタクシー走らせようとするブルジョア思考はやりすぎだと思うけど

 

自分はもう社会人だからOLのような「仕事で色々大変」ってのが刺さった。こまったら酒と金で解決するってやり口も見ていて楽しかった。

個人的には世の中はもっと「大人っていいぞ」って感じるような作品を増やすべきだと思うんだよね。

「大人は辛いよ」ってのは確かに共感を得られやすいんだけど、子供の頃とは違った楽しさもあるはずだし、そういったところを出さずに「辛い」ことばかり全面に押し出すと大人になることを拒みたくもなるよ。

子供からみて憧れるような大人像を演じていきたいものだ。

 

 

とはいえ、「デジモンラスエボ」とは別角度から過去回帰させてきた「おジャ魔女どれみ

またあの頃に思いを馳せさせるなんて、、、

まぁ、これくらいの年代が「自由に使える金がある」からいいターゲットにされてるんだろうな。仕方ない甘んじて受けよう。だからほら、ちゃんとお金を落とすからもっと供給しろください笑

 

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